短編(FFX)
ナマエ
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照りつける太陽、青い海、白い砂浜。
そして──────水着姿の女性陣。
「海だーーー!!」
「リュックー!冷たいよー!」
「やったなぁー!!おかえしー!」
木陰ではルールーが優雅に涼んで3人を見ている。
「──────。」
「──────。」
海に入る女性陣を見る若い男達と木陰で休む保護者たち。三者三様。
事の始まりはナマエの一言からだった。
「スピラの海って綺麗だよね。」
そこから話が膨らみ何故か海に泳ぎに行くことになった。
「なあ、ワッカ…。」
「…なんだよ。」
「オレ、ここって天国なんかな…って思った。」
「…同感、だな。」
海で水を掛け合ってる3人、リュック、ユウナ、ナマエを見ながら何処か満足そうな顔をするティーダとワッカ。
「リュックは、まあ、これから頑張れって感じなんだけど、ユウナとナマエが…。」
「まあ、なんだ。ユウナは妹って見てるからアレだけどよ…。ナマエのアレは反則だろ…。」
「…ナマエって着痩せすんだな…。正直普段だとユウナの方があると思ったんだけどさ…。それ以上とは…。」
2人の男の目線にはワッカの武器であるブリッツボールを投げ合っているナマエの水着姿。
何がとは言わないが、ぽよんぽよんと揺れている。
「…あ。リュックがナマエの胸に攻撃し始めた。」
以前『あたしもあと2、3年ってとこかな』と自分自身の成長(外見)を期待していたリュックだが、ナマエの身体を見て絶望を感じている表情になっている。
「や、あんっ!」
「「ぶっ!!!」」
ナマエの艶のある声が聞こえてきてティーダとワッカは飲んでいた飲み物を思い切り吹き出していた。
「ちょっと…っ、リュックっ!どこ触って…!」
「ユウナんもナマエもズルい〜!あたしと2つしか変わらないのになんでそんな立派なの〜!?」
「そ、そう言われても…。」
リュックが『ズルい〜!』と大声を出しながらナマエの胸をずっと揉んでいる。
「リュック…っ、も、やめてよぉ…っ!」
「けしからん!こんなえっちっちなおっぱい待っててさあ〜!」
「んっ!こら…っ、いい加減にしないと…っ、怒るよっ…あ、んっ!」
リュックが延々とナマエの胸を揉み続けているのを、食い入る様に見ているワッカとティーダ。
「…やっぱり、胸って揉まれると大きくなるのかなあ?」
「し、知らないよ…っ…。」
「そう〜?ナマエ、初めて会った時より大きくなってるよ〜?……やっぱりおっちゃんに揉まれてるから?」
「「ぶはっ…!!」」
「おい、エロガキども。なーに興奮してんだよ。」
「っ!してねえよ!くそオヤジ!」
ティーダの頭を足蹴にしながら、父親のジェクトがワッカとティーダに話しかけ来た。
頭に当てられた脚を払いのけ、隣にしゃがんだ父親をティーダは嫌そうな顔で睨んだ。
「……いいか?お前ら。女はな、乳じゃなくて尻だ、尻。」
「は?」
「どんな体位でヤる時もな、程良い肉付きの尻だとな、こう…ガッって掴むんだよ。軽〜く爪を立てる感じでな?んで、掴んだまま腰を振るとな…、メチャクチャにエロい声で喘ぐんだよ…。…想像してみ?」
ジェクトの謎の力説を脳内で妄想してみるふたり…。
ワッカはルールーで、ティーダはユウナで…。
「「うわ…ぁ…っ。エロ…っ。」」
「だろ?」
3人の猥談を聞きながら、優しい笑みを浮かべ静かに怒る男と少し冷や汗をかいている男がいる。
「……全く…。うちの娘で卑猥な事を考えないでもらいたいね。」
「…ブラスカ。召喚獣を呼ぼうとするのはやめろ…。」
召喚獣を呼ぼうと杖を手にしたブラスカをアーロンが必死に宥めている。
「アーロン、君だって愛しいナマエが他の男の脳内で穢されるのは面白くないだろう?」
「いや、まあ…それはそうだが…。」
「だろう?想像してごらんよ。ナマエが他の男に犯されるのを。」
『…やだぁ…!誰かっ…助けて…っ!』
『誰も助けになんか来ねえよ!おら!』
『ああんっ!アーロン…っ!ごめんなさい…っ、私、あなた以外の人のを、受け入れてしまったの…っ!』
何故か岩陰でジェクトと交わるナマエを想像してしまった…。
「ほら、ご覧よ。アーロン。」
ブラスカに言われ目線をそちらに向けると、ジェクトがナマエに向かって走っていた。
「ナマエ〜。ジェクト様とも遊ぼうぜー!」
「え…、いやです…っ。」
「ああん!?んでだよ!!」
「な、なんか身の危険を感じるから…。」
逃げるナマエを追いかけ回すジェクト。
「やだぁ…!ジェクトさん、来ないでーっ!」
「おら!逃げんな!」
走って逃げるが、体格差や身体能力的に敵わないのか、簡単にジェクトに捕まったナマエ。
「つっかまえた!」
「やぁ、んっ!」
「!!!」
ジェクトの手がナマエの腹部と尻を掴んでいた。
「っ!ジェクト、さん!やだ!離してっ!」
「ああん?…なんだ?照れてんのか?」
「…違う、から…っ!ダメ、だってばぁ…っ…。」
「……お前の声、エロいな…。マジで唆るわ…。尻も丁度良い柔らかさで掴みやす────」
「ジェクトおおおっ!!」
アーロンが正宗を構え、ジェクトに蹴りを入れナマエから離れさせ流星を解き放った。
沖へと吹っ飛ぶジェクト。
ナマエをジェクトに見えない様に背中に隠したアーロン。正宗は構えたまま。
「……だから、ダメだって言ったのに…。」
「だああああ!!アーロン!!テメエ、なにしやがる!!」
「それは俺の台詞だ!貴様、ナマエに触るな!」
「ああ?!そこにイイ女がいるなら触るだろうが!!」
「貴様…!…良いだろう…。覚悟しろ…!!」
「おお!やってやるぜ!!掛かってこいやぁぁ!!」
沖から戻ってきたジェクトが、何処からか大剣を取り出し波打ち際にいるアーロンに向かって駆け出した。
「ふたりとも子どもだね。」
「…ブラスカさん、ワザとですね?」
「さて?何の事かな?ナマエ、向こうで一緒に冷たいお茶でも飲もう。」
ブラスカに手を引かれ、木陰で冷たいお茶を一緒に飲んだ。
ふと、他の仲間が居ない事に気がついたナマエがきょろきょろと周りを見渡した。
「ユウナ達かい?」
「はい。……みんな何処行っちゃったんだろう…。」
「遊び疲れたから、先に宿に戻ると言っていたよ?」
「うー…。置いてかれた…。」
置いていかれたと、少ししょぼくれるナマエの髪を撫で一束掬い口付けるブラスカ。
「…私相手は嫌かい?」
「い、いえ…っ!嫌じゃないですよっ!…ちょっとだけ緊張しますけど。」
「ははっ、ナマエは素直だね。本当に可愛らしい…。」
「…っ、ブ、ブラスカさん…?」
ブラスカはナマエの肩を抱き、ちゅ。とナマエの頬にキスをした。
「…ナマエ、私の妻にならないかい?きっとユウナも喜ぶと思うんだ。」
「へ?」
「「ブラスカぁぁ!!」」
先程まで、剣を撃ち合ってたアーロンとジェクトがブラスカ目掛け走って来た。
「ブラスカ!なに抜け駆けしてやがる!」
「ナマエは俺の恋人だぞ!」
「抜け駆けとは人聞きの悪い。それに、アーロン。『俺の恋人』と言ったが、まだ結婚はしていないだろう?君やナマエが心変わりして、他の者を愛する可能性だってあるわけだが?」
「なっ…!!」
ブラスカの言葉に言葉を失ったふたりに、真っ赤に顔を染めたナマエ。
「ふふっ、頬を染めるナマエも可愛らしいね。ナマエ、私の事も考えてはくれないかい?」
「え…。」
「ナマエ!オレもお前に惚れてんだ!オレを選べ!」
「ちょ、ちょっと…っ!」
「ナマエ。何を悩む必要がある。お前は俺の恋人だろう?余所見をするな。」
「ま、待って…っ…。」
まさか自分の恋人含め、友人ふたりの父からも求婚されるとは夢にも思っていなかったナマエは真っ赤になって困惑した。
「あ…。ら、来世で考えさせてくださいっ!」
立ち上がり、宿の方へと走り去るナマエを見つめる3人の男…。
「…来世だそうだよ。」
「んなもん、待ってられっか。」
「悪いが、来世も譲る気は無い。」
互いに譲る気はないと男たちは笑い合う。
ひとりの美しく優しい少女を想って。
fin.
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後書き(07.10.04)
夏に書こうとして放置してたお話です。
最初は裏夢にするつもりだったのですが、表にしてオヤジ3人組に求婚される流れにしました。
本当はブラスカ様は奥様一筋なのでオヤジ組に入れるつもりはなかったんですけど、入れたら面白くね?という好奇心で入れました(ひどい)
