Season1

共通3話より運営への各セリフ
・「問わぬ前の謝罪は罪悪の隠蔽に等しい」
 意訳「聞く前に謝るというのは、何かしたと言ってるも同然だ」

  罪悪→何かやらかしたという意味、失敗を指す。
  隠蔽→隠そうとすること

・「魂が穢れるわけでもなかろう」
 意訳「裏仕事してるわけでもないだろうに」
    または「大した仕事をしているわけでもあるまいに」
 
  魂→「人間性」を示す単語として使われている事が多い。
  裏仕事に携わる事を「魂が穢れる」と称した可能性がある。

・「今がその星回りとも思わん」
 意訳「断る、嫌だ」

  星回り→「機会」を示す。日本では平安時代において、星の位置で各行事にふさわしい日を選んでいた記述(陰陽師)がある。月巡り、月回りと同様の言葉と解釈。
 (中国など、諸外国に同様の文化があった覚えはあるが、確かな参考文献の記憶が筆者にないため、確実なものを使用。)


SideB:4話より晶へのセリフ
・「以前のような喜びのオーラが魂から消えたようだな」
 意訳「以前は喜んでやっていただろうに、今は違うようだな」
 
  ここでの「魂」は「オーラ」と組み合わせる事で「その人間の様子」の事であると解釈した。

・「晶──欲望は魂を濁らせるぞ」
 意訳「晶、欲深くなると堕落するぞ」

 「魂を濁らせる」→「人間性が変化する」
  つまり、裏の世界に足を踏み込んで戻れなくなる事だと解釈。
  堕落と訳した。

SideA:5話より黒曜や運営へのセリフ
・「地獄からの招待状を確かめている」
 意訳「フライヤーの確認と仕分けをしている」

 地獄→スターレスの事。
 招待状→フライヤーの事。
 その後の運営のセリフより、確認の他に仕分けを意訳に追加。

・「ほころびから魂が宙に消えていく」
 意訳「衣装がダメなら舞台には立てない」

 ここで言う「魂」は、公演時に演じる役の事を指す。
 宙に消えていく→役に集中出来ないという意味だと解釈。

・「魂を怒りに染めるか。焦りは悪魔の誘惑に等しい」
 意訳「怒りのあまりに、焦って決めつけるのは良くない」

  悪魔の誘惑→失態に繋がる出来事を意味する。
  悪魔が好むのは悪感情、堕落した様であるとされているため。
  『ファウスト』において、悪魔であるメフィストフェレスは人間であるファウストを誘惑して堕落させようとしている描写がある。
  
P公演「Paradise Lost」原典『ファウスト』


・「視界を血の色に染めれば白いものも赤く見える」
 意訳「本当に運営は知らないのだろう。知らないものを疑ってもしょうがない」

  白いものも赤く見える
  →疑い過ぎて決めつけてしまっている状態を指す。
   白は潔白、無実を指す色。
   頭に血が上って顔が赤くなる事から、怒りを表す色として赤がよく使われる。
  →疑惑について、普通は黒を使うがこの場合は黒曜の怒りから赤としたと思われる。
   「血の色」とは赤を比喩する色として、怪奇な表現になるよう選んだもの。

・「怠慢は魂の錆びだ」
 意訳「手を動かせ(仕事しろ)」

  魂が「錆びる」→錆は放置して出来る物なので、「濁る」とは違うニュアンスの堕落を表す。
  追記。ことわざ「身から出た錆」から引用し改変したものかと思われる。

・「悪魔はどこにでもいる。だが、真の敵対者はいまだ姿が見えない」
 意訳「明確な敵である新体制派の人間達はいるが、本当にスターレスを狙った人間が誰か不明だ」

  悪魔→真の敵対者と言っている時点で、敵対者を示す単語である事は間違いない。
  この場面で運営を疑っていた黒曜がいるため、この単語が示す人物は羽瀬山やケイ達「新体制派」の人間であると解釈。
1/3ページ
スキ