【キングランク +関係者】



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【ネイリン・ネイヴィス】

年齢:52歳(戸籍上は)
種族:獣人族(くま)
背:152cm
髪色:ピンク髪に赤メッシュ
瞳:紫
1人称:『ネイリン』
「オマエ」

好き:アリアの眼 アリアに構ってもらう事 ステージ上のアリア アリアの歌と音楽 可愛い雑貨屋さんめぐり おいしいはちみつ巡り 
嫌い:暇 オルディシオ おばけ
得意:魔法を覚えるのが早い
苦手:難しい事 お勉強 くすぐり
好きな食べ物:はちみつ(三度の飯よりはちみつが好き)
嫌いな食べ物:野菜 冬(寒いのが苦手)
通称:【ネイリン ネイリンちゃん ネイリンさん チビ熊(ジャスティオに) 生意気子熊(軽いケンカの時のアリアに)】
体型:小柄
顔:お目めが大きいとっても可愛らしい顔立ち


メイベルという街のギルド内に住むキングランクのくま獣人の女の子。


彼女の事はまず彼女の生い立ちから箇条書きで


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両親と姉と4人家族
少し可愛らしいあほっこというかオバカさんだったが
それが原因で両親に姉ばかり溺愛されネイリンは放置
親戚の叔母さんだけが唯一ネイリンを可愛がって大事にしてくれていたが、
両親のネイリンへの扱いは日々酷くなるうえ
姉にはお前は誰からも必要とされてないと暴言を吐かれる日々で心を病む
自分は馬鹿でダメな子 居ない方がいい子
ネイリンがいると人を不快にさせてしまうし、話そうとしても相手を嫌な気持ちにさせてしまう
だから日々話すことも最小限にしていた




8歳の頃両親の手によってオルディシオ売人に売られる
(亜人を奴隷としている街に売られた)



オルディシオにて子供の実験体が欲しかったという理由で10年人体実験を行われる
しかし成果がないとなりその後更に10年放置
(実際は実験により超怪力の持ち主となっていたが
どんな事に使われるか分からず恐ろしくて隠していた)



その後オルディシオから逃走
(壁を怪力で突き破りなんと地中に力づくで穴を掘って逃走)



メイベルという街のギルドマスター ハンスに保護されとある孤児院で4年育つ
(この時見た目や実際の年は28歳だったが
実験中ほとんど眠らされていたため精神年齢は8~10歳くらい)
両親の事と実験体のせいで心を病み人と会話するのが苦手な内気な子に
(この時瓶底メガネを着用しているが目が悪い訳ではなく
顔を隠すための度なし眼鏡を着用
周りと目を合わせたくないという理由+家族に醜いと言われて育ってきた為
顔を見られたくなかったというのもある
(実際は姉の何倍もネイリンの方が可愛かった)
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当時のネイリン



その後他の孤児院の子供達と共に殺戮の歌姫により死去



奇跡の日以降の生還者の一人として15年後生き返り、
これまたメイベルギルドマスターハンスに保護される



今度もし生まれ変われた時は自分を大切に、
自分らしく生きたいと涙ながらに願い死んだ為今度こそ自分を大切に…自分らしく生きる事に

また自分と亜人を苦しめたオルディシオに逃げずに立ち向かいたいと
ギルド最強ランクのキングとして戦う事も決意
(オルディシオの実験体として手にいれた
超怪力の力でギルド最高ランクキングを目指す)

また同時期に自分を保護してくれた薬学の博士でもあったハンスの発明した
若返りの薬の実験体になりたいと申し出て見事若返る事に成功
(この時見た目16歳位になる
これ以降亡くなるまで見た目は若いまま保たれるとされている)

以来ギルド所属者として戦い続け ハンスに紹介されたアリア【人魚族王子】にあらゆるお世話をしてもらいながら
ギルド最高ランクのキングを目指しのちにクロイツがキングランクを付与される少し前に(ネイリンがギルドに所属してから三年後に)その頑張りが認められ晴れてキングとなる
(ネイリンのキングランク付与はハンスやアリアの推薦による特別待遇というのもあり)



ちなみに新しい戸籍を作るかと提案されたがネイリン・ネイヴィスのまま強く生きたいという
本人の希望により戸籍はそのまま
(なので戸籍での年齢は生き返った時点で47歳 本編では52歳となる)

腕のレースの飾りの下には実験体番号【727】がナンバリングされている
実験の後遺症によりたまに全身に急激な激痛が走り、1日寝込むこともある
(この激痛を治す為にアリアはネイリンを保護したギルド長と共にギルドの仕事と同時進行で薬開発をしようと日夜頑張っております。←本編1年後に薬は完成する)



更にもっと詳しいネイリンの過去は
ネイリンを保護してくれた
ハンス(メイベルギルドマスター)
に記載されております。

アリア【人魚族王子】
↑一応アリアの設定ページも載せておきます。


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上記のような悲しい生い立ちをもちますが、殺戮の歌姫事件により一度は死ぬも、
次に生まれ変われたら自分を大切に 自分らしく生きたいと切に願ったうえで蘇った為
今度こそ自分の人生を生きると強い思いと心をもち今を生きている
ネイリン

なので今ではとても明るい女の子に
(明るくなれたのはアリアのおかげ→詳しくはハンスの設定ページにて)

特殊な生い立ちで精神年齢が幼めで子供っぽい所も多いですが可愛らしい愛すべきばかっ子としてギルドのみんなやアリアに大事に可愛がられております。

一方で辛い過去のせいか愛情に飢えている節があり、いつか誰かの一番になりたい 愛されたいという願望が強いです。

純粋でけっこう言われた事はなんでも信じてしまいがち
そして顔に表情が出てしまうのと嘘をつくのが苦手(顔に出るし様子がおかしくなるので)



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アリアと出会った当初はギルドランクはブロンズだったが
実験で得た強さでのちにクロイツがキングランクとなる少し前にキングとなっている
アリアはギルド長からネイリンの事情を聞かされており、お世話係を任されたため
彼女がギルドで働いていけるようにとずっとお世話しており
ネイリンの良き理解者でもあり保護者のようでもある
(当初人付き合いがうまく出来ないネイリンをうまくサポートとかもしてくれていた←というか今も)

というのもアリアは人魚族の王子として特殊な水の魔法をいくつか扱えるのだが、
その中の一つとして相手の力を一時的に奪う(半日から一日程度)水の魔法が扱え
それによりネイリンの超怪力を一時的に封じる事が出来るためネイリンが万が一暴走した際に彼女を抑える係に最適とされた
また、アリアはとてもおだやかで優しくそして子供達相手に先生をしていた事から
特殊な生い立ちであまり世の中の事を知らないネイリンに様々な事を教えてあげてほしいとお願いもされている

なのでアリアは勉強などこの世界に置ける一般常識など色々とネイリンに教えてあげたりしております
(キングを目指していたネイリンの戦闘訓練も手伝ってあげていた)


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アリア同様ネイリンもアリアに初対面から一瞬でそのお顔の美しさに惹かれ 王子さまだ!!とときめいております。

正直初めは人と接するのが苦手なネイリンにとって
これから自分のお世話してくれる人だとハンスにアリアを紹介してもらうのは複雑な心境であまり乗り気ではありませんでした
ですが出会った彼はまるで絵本の中から出てきたような絵に描いたような美しい王子様
おまけにおだやかでとても心優しい笑顔や声や目をしていて
癒しのオーラをまるで全身から放っているようなそんな彼の雰囲気に心惹かれます
またアリアに初めて会った時期は まだ自分に自信を持てなかったネイリンは瓶底眼鏡を外すだけで
おしゃれなど皆無だったが、せっかく可愛い顔してるのにもったいないとアリアが今の髪型にしてくれ
洋服も選んでくれた これも彼に恋心を抱いたきっかけでもある
(髪のメッシュはネイリンが自分でお店の人にお願いしてやってもらった)


しかし、この後彼女はアリアが同性愛者だと知り
知り大いにショックを受けてしまう。


ちなみに女装好きだと知っても彼女のアリアへの思いは消える事はありませんでした。

一度は死に もし生まれ変われたら今度こそ自分らしく生きたいと切に願ったネイリンにとって
自分の好きな事を堂々と宣言し堂々と前を向き生きている彼はとても輝いて見えて
そんな彼をネイリンはとても尊敬します。

(ちなみにアリアも辛い過去があり心が壊れてもおかしくない状況の中必死に前を向き強く生きるネイリンを心の底から尊敬しており、そんなネイリンの事も心の奥底では愛しいと思っております)


それにアリアはとてもとても穏やかで優しくて素敵な青年で
おまけに辛いときにそばに居てくれ 
当初は内気で人づきあいがうまくできなかった自分をいつも優しくサポートし続けてくれたおかげで
ネイリンは少しずつ今の明るい自分になる事ができました。
そしてアリアに対して照れてしまってついつい憎まれ口(カマ野郎)を叩いてしまっても、ほんの少し怒ったそぶりは見せるもすぐに許してくれどこまでも優しく接してくれるアリア
そんなアリアにネイリンはどんどん心惹かれていきます


でもアリアは同性愛者
自分は男にはなれない
だから自分はアリアには愛してもらえない
だからこの恋はけして叶わない


と悟ってしまったネイリン
そうしてアリアへの思いはなかったことにする事に

でも消す事なんてできませんでした
どこまでもどこまでも大きくなっていくアリアへの思い

例え男の人が好きでも例え女装が好きでも
ネイリンにとっては誰よりもアリアはきらきらと輝いていて誰よりも愛しくて大切な存在に

そんな彼への思いを消す事なんてできるはずもなくて

でも必死に必死に見ないでいるフリしている日々を送っています

でも、例え見ないふりをしていても
もうアリアが居ない生活なんて考えられないネイリンは
彼への思いをなかったものだと決めこもうとするのとは真逆に
彼のそばに居続ける日々を送っています

でもどうしてもアリアと一緒に居たいという気持ちを消せないネイリンは
アリアがメイベルのギルドに訪れる際は基本ほとんど行動を共にしております。

構ってほしくて甘えたりなんかもたくさんしちゃいます。
そんなチグハグすぎる恋をしているネイリンです。




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ネイリンは正直お勉強が好きではありませんしとお野菜を食べる事がとってもとっても苦手です。

でもネイリンはそれでも頑張ります。

なぜなら
頑張って勉強したら
苦手な物を頑張って食べたら

アリアがよくできました♪と優しく微笑みながら頭を撫でてくれるのでそれが嬉しくて頑張れちゃうネイリンちゃんです。

アリアは出来ない事よりも出来る事に目を向けていっぱいいっぱいたくさん誉めてくれるので
幼い頃両親や姉になじられ続けてきたネイリンにとってはそれがとっても嬉しくて仕方ありません。



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ネイリンはアリアの方からネイリンに近づいてくると照れてしまってつい
『顔近づけんなカマ野郎』など言ってしまい
アリアと軽いケンカをする事もよくあります(アリアは本気で怒ってないのですぐ仲直りしますが)

一方でネイリンのほうからはアリアにめちゃくちゃ引っ付きます。

同じキングランクのジャスティオおじにいじめられた時も(ジャスティオは可愛がっているつもり)
アリアによく泣いて抱きつきますし
普段もお仕事しているアリアの部屋をたずね後ろから抱き着いて何をしているのかと尋ねたり
アリアを見つけると腕にひっついてきたりと
大好きなアリアくんにはくっつきたい甘えん坊ネイリン
(アリアはそんなネイリンが可愛くて仕方ありません)

やっぱりどこまでもアリアへの思いを全然消せずにいます


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そんなネイリンですが戦闘時は豹変いたします。
普段の可愛い姿と打って変わって凶暴で暴れ回る戦闘狂へと変貌いたします。
その豹変ぶりに皆が恐れるほど。
しかし、それも 悲しすぎる生い立ち故もうあんな辛い思いは二度としたくないという彼女の気持ちの強い現われ故です

ちなみにアリアくんはそんな豹変ネイリンにもまったく動じません
なぜなら彼の母もその昔ギルドで様々な伝説を残した元キングランクで鬼人と恐れられていた女性で
そんな母を見て育ったアリアは全く動じません

それにネイリンの過去も知っている故どこまでも強く生きる彼女は本当にすごいなと感心しております
(あまり暴れすぎると水の魔法で力奪って止めちゃいますが)

ちなみに普段ネイリンはアリアが作った水の指輪という物を身につけており そのおかげで指輪を付けている間は超怪力の力は封じられております
なにせ力加減がうまくできず色んなものを本人の意図せず壊してしまっていたネイリンちゃんなのでアリアくんがその指輪をつくってくれました。
(一応訓練して多少力を抑える事は出来るようになってはいましたが、それでもふとしたときに物を壊してしまう為アリアくんは水の指輪をネイリンちゃんへくれました)

またオルディシオの実験によりたまに発作を起こしてしまうネイリンの為に
発作を起こした際はすぐにかけつれられるようにと水の指輪のもあります。
この水の指輪のおかげでネイリンは発作を起こしてもすぐにアリアに居場所が伝わるようになっており
すぐに薬を注入してもらえるようになっております。(ネイリンの居場所が分かるのは発作の時だけ←ネイリンのプライバシーの為にアリアは水の指輪をそのような仕様している)


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ネイリンの戦闘方法はオルディシオの実験で得た超怪力の力です(また身体の他の身体能力もあがっております)
魔法で様々な巨大な武器を呼び出しそれをぶん回すのが彼女の戦い方。
また、武器事態に魂を宿らせ単体で戦わせたりも可能です。
ただし、ネイリンは魔力が弱くネイリンの力だけだと戦っている最中に魔力が切れてしまいます。

なのでそこで水の指輪の出番。
水の指輪は普段はネイリンの超怪力の力を封じている代物ですが
外して念じるとネイリンの身体の中に取り込むことができます。
そうして取り込むことによりなんとアリアの魔力を自分の魔力として使用することが可能になります。
なので魔力の強いアリアのおかげでネイリンば好きなだけ武器生み出し放題、武器に意志を持たせ放題ができます。
(ちなみにまた念じれば身体の中から水の指輪が出てくるので戦闘後はまたはめる事が可能です)

この水の指輪はネイリンしか取り込むことが出来ないようになっているので他の方が水の指輪を万が一手に入れてもアリアの魔力は使えません。


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まだ少し考え中なのでちょっとあいまいなとこもありますが記載します

メイベルの街に訪れた際にネイリンは登場します。

ネイリンの名前を覚えていたセティアは可愛いくま獣人さんのネイリンに会えて喜ぶのですが
ネイリンはちょびっとセティアに喧嘩腰
というのもアリア初登場回の後にアリアからセティアの話をたくさん聞いていた為にそれにヤキモチを焼いている(アリアとしてはネイリンとセティアは年が近い為もし今後会えたらお友達になれるのではないかなという事で話していた)

それにアワアワするセティア

この回にはアリアも登場しており
セティアにちょびっと喧嘩腰なネイリンをこらこらと止めて仲裁に入ります
(ちなみに喧嘩腰といっても目があったらそらしたりほんのちょっとツンツンしてるだけの可愛いものです)

そうして、セティアを気遣いセティアと楽しげに話すアリア


本当はアリアの事が心の奥底では大好きなネイリンはその事にとてもショックを受けてしまいます

そしてその様子からもしかしてネイリンちゃんは本当はアリア様を好きなのかな?と気づくセティア

そうして二人で話す機会がたまたまでき
セティアはネイリンに
もしかしてアリア様の事好きなの?と訪ねてしまいます

それに激しく同様するネイリン


アリアの事を好きだなんてそんな事あるはずないっ!!
だってアリアは男の人が好きだからっ!
アリアの事を好きになったってネイリンは好きになんてなってもらえない
だからアリアの事なんて好きじゃない
絶対に好きじゃない!!

と声を荒らげるネイリンに同様するセティア

そんな中突如全身を激しく激痛が走る発作がネイリンを襲います


『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!』


目の前で突然苦しみだすネイリンに驚き混乱しつつ泣きそうになりながら必死にネイリンを介抱しようとするセティア


そこにアリアが現れ薬を注射してもらいネイリンの発作はなんとか収まります

『ネイリン…大丈夫…大丈夫だよ…すぐに収まるからッ…大丈夫ッ…』


そうしてネイリンが薬で眠りにつくまでの数分の間アリアはネイリンを抱きしめ頭を撫でながらずっと言葉をかけ続けておりセティアはただそんな二人を見ている事しかできませんでした

『セティアちゃんすみません…ネイリンを自室へ運びたいので扉を開けて頂いても宜しいですか』

『あっはい…』


眠りについたネイリンを自室へと運ぶ途中
セティアにアリアは発作の原因を話してくれました

その話を聞き驚愕するセティア
オルディシオにてずっと20年も人体実験をされていた

そのようなネイリンの過去を聞き涙を流すセティア


『……セティアちゃんは本当に優しい方ですね』


『そっそんな事…すみません泣いてしまって』

『謝らないでください。相手を想い涙を流す事が出来る方はとても心の優しい方です。
…ネイリンの為に泣いてくださり有難うございます。


どうか…この子の事を嫌わないであげてくださいね。
ネイリンは人との接し方が少し苦手なだけで、とっても頑張り屋さんで本当は心のすごく優しい素敵な子なんです

セティアちゃんとも本当は仲良くしたいけど、ただただ素直になれないだけなんです…』


『わっ…私もネイリンちゃんと仲良くなりたいですっ!お友達になりたいです!』

『…!』

そういうセティアにとても優しく微笑むアリア




そのアリアの姿と言葉を聞き先程のネイリンの言葉を思い出すセティア



『アリアの事を好きになったってネイリンは好きになってもらえないっ!!』



本当にそうなのかな?
だって目の前のアリア様はこんなにも必死にネイリンちゃんの事を心配してて…ネイリンちゃんの事を気にかけてて…


きっと…アリア様にとってもネイリンちゃんはすごくすごく大切な人なんだと思う


だってあんなにネイリンちゃんの事を大切にしてるのに

音楽祭の時だってそうだった
アリア様は忙しい音楽祭の合間もずっとずっとネイリンちゃんの事を気にかけてて…



そうして再度目の前のアリアとネイリンに目を向けるセティア


いつか…いつかネイリンちゃんの想いがアリア様に届くといいな…


そう願うセティア


そうして1日経ちすっかり元気になったネイリンはアリアから眠っていた間の事を聞きます


ずっとセティアちゃんがネイリンの事を心配してくれていたんだよと

音楽祭の時だってセティアちゃんはずっとネイリンの事を気にかけてくれていた

セティアちゃんはとっても優しい子だよ


ネイリンもセティアちゃんも二人共とても優しくて素敵な良い子だから…仲良くしてほしいな

ネイリンだってセティアちゃんとは本当は仲良くしたいんだよね
(ネイリンも本当はセティアちゃんと仲良くしたいと思っててそれをアリアくんは気づいてました)

だったら…素直にならなきゃ

僕も一緒に行くから一緒にごめんなさいしよ?



そのアリアの言葉にセティアの姿を思い出し、黙ってうなづくネイリン

そうしてネイリンとセティアは仲直りをします。


そんなほのぼの話になっていきますが突如フェルナンド国王の刺客がセティアを狙って現れます。



オルディシオで人体実験をされ生物兵器とされ操られた16体の亜人達

とその人体実験を施した重宝人である博士(ネイリンの事を人体実験していたのもこの博士です)
博士は自らの身体にも実験を施し人ならざるもの異型の姿に変化する事が可能です(変化後も言葉は話せます)

そしてフェルナンド王国処刑人ガルヴァインという男
この男は自らの身体を博士に捧げ
それにより3m超えの大きな体と強固な強靭な肉体と力を得ております

クロイツやシェイドと一緒にセティアを守るために戦うネイリン(アリアはこの時用事がありアリアの街に行くとメイベルの街を離れておりました)


はじめは博士が自分を人体実験した相手だと気付かないネイリンですが

戦いの最中に博士のほうが
脱走した実験体727だとネイリンに気づきます



そうして自分を人体実験した相手だと気づきその時の記憶が蘇り恐怖で震えが止まらなくなるネイリン


一方脱走した実験体を見つけ歓喜した博士はネイリンを連れ帰ろうとします


博士に怯え震えるネイリンを力づくで連れ去ろうとしますが
遅れてやってきたアリアがそれを阻止します



そうしてすぐさま状況を把握します


実験体で操られている16体の亜人達
そしてネイリンが発作で苦しんでいる原因


更には怯えるネイリンを自分の所有物だと無理やり連れ帰ろうとする非道な行い


全ての事が許せず
アリアはかつてないほどの怒りをあらわにします


こうしてこの作品一 怒らせてはいけない男アリアの怒りを博士は買ってしまう事に


かつて鬼人と恐れられたモニカを彷彿とさせるような殺気をまとうアリア

そしてアリアのなによりもっとも恐ろしい所は冷静にブチ切れる所

どんなに頭に血が登ろうとも冷静な判断をけして失わないアリアは普段の何倍もの力を発揮します


まずは操られた亜人たちを雷の魔法で全員気絶させ(下手に傷付ける位なら気絶させたほうが良いと判断した)


その後は圧倒的な力で博士とガルヴァインをねじ伏せました


恐ろしい事にこのアリアとの戦いにより博士は両足をガルヴァインは左手をごっそり奪われてしまいます


しかしアリアからしてみたらこれだけの事をしておいて身体の一部を失うのみで住むんだからむしろ感謝してくださいとの事


そうして殺すという行為だけはさすがにしないアリアは水の魔法で博士とガルヴァインの止血だけはして


ネイリンを抱え
クロイツたちを促しその場を後にします
(ちなみに博士とガルヴァインは役立たずだとこのあとすぐにフェルナンド国王の殺されてしまいます)


この戦いによりアリア様はけして怒らせてはいけないというのが皆の頭の中に刻まれました

その後はネイリンの心のケアなどをしつつ数日が経ち
クロイツたちはメイベルの街を後にします



別れ際ネイリンはセティアに自分の宝物である昔アリアからもらったお守りを渡しております



まだメイベルの街に来た頃
人とうまく接する事が出来ず
でもアリアの仲介もありみんなに優しくしてもらって少しずつ元気を取り戻していったネイリン

でも中には心無い言葉をいう人も居て
そんな人にネイリンは

化物みたいな力
人とまともに話せないくせに
頭も悪いバカのくせに
アンタごときがなんでみんなに優しくされてるんだ
アンタなんか居なきゃ良いのに

化物化物!!

と罵られてしまいショックを受け
自分は化物なんだ
やっぱりネイリンははだめな子なのかな ばかでどうしようもなくて居ないほうが良い存在なのかなと落ち込むネイリンにアリアは


『そんな事ないよ そんな風に自分を悪く思わないであげて

僕はね、ネイリンの事すごく尊敬しているんだよ

…心が壊れてしまってもおかしくない位
辛い事がたくさんあったのに
君はそれでもひたすらに前を向き続けてる

誰にでも出来る事じゃないよ…


………どんな時でも前を向いて強く生きようとする君を見て
僕は誰よりも君を美しいって思ったんだ


ネイリンはとっても素敵な女の子だよ
…だから泣かないで』


と言葉をかけてくれ
ネイリンがこれからも前を向いていられるようにとお守りくれます


深海の奥深くに咲くまぼろしの花
この実をお守りにしてもっていると願いが叶うと人魚族の間では言い伝えられている

その実が入ったお守りをアリアはネイリンにくれます


忘れないで
どんなときもネイリンは一人じゃないから

一人じゃ辛くて耐えられない事も誰かと一緒ならきっと耐えられる

僕はいつだってネイリンのそばに居るから
だから辛い事があったらいつだって僕を頼ってくれたら嬉しいと


そのときにもらった大切なお守りをネイリンはセティアに渡します



そんな大切なもの受け取れないとセティアは言いますが


アリアにもセティアちゃんに渡したいってお願いしたの
アリアもネイリンがそうしたいならそうしてあげてって

その言葉にふと遠くの方にいるアリアに目を向ければアリアもセティアの視線に気づき優しくセティアに笑いかけてくれて


自分の過去と向き合うのすごく大変だけど
でもネイリンはもう大丈夫
だってネイリンにはアリアが居る
ギルドのみんなも居る

セティアちゃんにもシェイド様やクロイツ様が居て一人じゃない

ネイリンもいつだってセティアちゃんを応援してる

セティアちゃんが自分の過去と向き合って心の底から幸せに笑える日が必ず来るってネイリンは信じてる

だからその日までこれはセティアちゃんが持っていて


そうしていつか全部が終わってまた会ったら
そのときははちみつパンケーキを一緒に食べに行こうと



そんなネイリンの言葉がうれしくて涙を流し二人は互いを抱きしめ再開を約束し

メイベルの街を立ち去ります


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