伝えられない想い【キルア夢】
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…………何か視線感じる…
殺気か…?
…いや、違う……
殺気とは違う不自然な視線に、俺はついに我慢できなくなってそいつに声をかけた。
「…あのさ~、バレバレなんだよね~。いい加減出てきたら?」
人気の少ないところでそう声をかけると、その人物はゆっくりと出てきた。
「あ…えっと……////////」
「あ、お前…」
…確か、シャルテットとか言ったっけ?
普段は人の名前なんて覚えないくせに、こいつの名前だけは覚えてた。
だって…ヒソカとずっと一緒にいたから……。
つまりこいつはヒソカの仲間ってこと…。
…………何かムカつく…
「で?ヒソカのお仲間さんが俺に何の用?」
少し睨んで言ってやると、シャルテットは怯えて俺を見た。
「え?わ、私、ヒソカの仲間なんかじゃ…」
「じゃあ何でヒソカといるんだよ。」
シャルテットに被せてすかさず言う。
「そ、それは……」
俯きながら目を泳がせるシャルテットの姿を見て、だんだんイライラしてきた。
「ああもういいよ。言い訳しなくて。俺の情報探りに来たんだろう?」
「ち、違………っ!」
シャルテットが言い終わらないうちに、俺は無表情でシャルテットの心臓を一突きした。
「悪いけど俺、回りくどいの嫌いなんだよね…」
俺が言い終わると、シャルテットは涙を流しながら俺に言った。
「私は……ただ………あな…た…が……好き…な………だ…け…」
「え?」
それだけ言って、シャルテットは力尽きて地面に倒れた。
「な、何だよそれ……」
シャルテットの亡骸を見つめて落胆する。
「なら初めからそう言えよ!!…なぁ!シャルテット!!!目ぇ覚ませよ!!!!」
シャルテットを揺すりながら叫ぶ。
俺がやったことだからこそ余計に虚しくて、切なくなる。
あぁ…ムカついた理由、わかったわ…
俺も、シャルテットが好きだったんだな……
END