一緒に【クラピカ夢】
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「クラピカ!今日は仕事はお休みなんでしょ?」
天気のいい朝、名無しさんは朝食を食べているクラピカにわくわくしながら聞く。
「いや、今日も仕事だ。早く終わると思うが、まだわからない。」
「え~!!今日くらい休んでもいいじゃない!だって今日たんじょ…」
「すまないな、名無しさん。では、行って来る。」
名無しさんと被せてクラピカは家を出ていった。
「…クラピカ……。」
玄関を見つめたまま寂しそうにつぶやいた。
クラピカは早く帰ってくると告げたから、名無しさんはそれを信じて待った。
夜ご飯も豪勢に作り、クラピカが帰ってくるのを待った。
しかし22時を過ぎても帰ってくる気配はない。
「…クラピカ遅いな…。」
独りポツリとつぶやいてテーブルに伏せる。
すると、名無しさんはいつの間にか眠りについていた。
それから30分が経ち、玄関の方でガチャッと音がした。
「…ん……んん…」
ゆっくりと目を開けると、目の前にはクラピカが立っていた。
「…!クラピカ!!」
目を見開き目の前の人物を確認する。
「遅くなってすまないな。…せっかくの料理が冷めてしまったな。…本当にすまない。」
深く詫びると、名無しさんは頬を膨らませて言った。
「もぉ!何かあったんじゃないかって心配したんだから!!」
「やはり心配かけてしまったか。電話をしようと思ったんだが、仕事が忙しくて出来そうになかったんだ。すまない。」
さっきから謝ってばかりのクラピカを見つめ名無しさんが言った。
「…もういいよ。……それより、クラピカの誕生日会しよう!」
クラピカをイスに座るように促すと、隠してあった誕生日プレゼントを渡した。
「ありがとう。名無しさん。」
クラピカはそれを笑顔で受け取る。
「誕生日おめでとう。クラピカ!」
「ああ、ありがとう。」
二人は少し遅くなった誕生日会を楽しく過ごしたのだった。
END