証【リョーマ夢】
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「…修学旅行?」
「うん。明日から2年生は修学旅行なの。」
1年先輩の名無しさんと付き合っているリョーマは、名無しさんから3泊4日の修学旅行に行くと聞かされた。
「だから明日から一緒に学校に行けないの。ごめんね。」
申し訳なさそうに謝る名無しさんに、リョーマは溜息を吐いた。
「…まぁ、別にいいっスけど…。」
言いながら自販機で買ったグレープ味の炭酸飲料を飲む。
名無しさんも安心して自分のジュースを飲んだ。
「でも、そのままじゃ行かせない。」
「え?」
急にそんなことを言われ、不思議そうにリョーマを見つめる。
するとリョーマは名無しさんの首筋に顔を近づけた。
「…いっ…たぁ…!」
首筋に感じるチクッとした痛み。
見ると、鎖骨の辺りに赤いキスマークが付いていた。
「ん。これで行っていいっスよ。」
名無しさんの首筋から離れ、ニヤリと笑う。
「ちょ…!お風呂のとき丸見えじゃない!///////」
首に手を当ててリョーマに抗議する。
「名無しさん先輩は俺のものっていう証。」
「もぉ!///////」
キスマークを気にしながら制服の襟で隠した。
そして次の日、名無しさんたち2年生は修学旅行に行った。
その日の夜、名無しさんはクラスごとに風呂に入った。
椅子に座って髪を洗っていると、隣にいた名無しさんの友人が声を上げた。
「あー!!名無しさん!首筋にキスマーク付いてるー!!!!」
『えーーーーー!?』
その声に他のみんなも名無しさんに近づいた。
「もう!声が大きいよ!!///////」
慌てて手でキスマークを隠す。
「うわ~!本当だ~!」
「なんか生々しい~…。」
「真面目そうに見えて意外とやることは大胆よね~!」
次々と言ってくるクラスメイトに、名無しさんは逃げ出したい思いだった。
「(もぉ~!リョーマのバカ!!//////)」
名無しさんは頭からお湯を被ってそそくさと風呂場を後にした。
END