Buiiyng【リョーマ夢】
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『あのさ、俺と付き合ってくんない?』
リョーマのその一言から、二人の関係は始まった。
学校の中でかなりモテるもの同士が付き合いだしたというのは、学校中としても非常に興味を持つことだった。
しかしそんな中、二人の関係を良く思っていない人がいた。
今日もリョーマとま~君なぅ!!は二人仲良く登校した。
しかもリョーマはみんなに見せ付けるようにま~君なぅ!!の肩を抱き、堂々と正門を潜る。
「ち、ちょっとリョーマ!恥ずかしいよ!/////」
「何で?ま~君なぅ!!がモテ過ぎるから、俺がま~君なぅ!!の彼氏だって見せ付けてんじゃん。」
「もぉ~~!//////」
恥ずかしがるま~君なぅ!!を余所に、リョーマはさらにま~君なぅ!!を抱き寄せた。
それを教室の窓から恨めしそうに覗いている人影があった。
「………何よあの子!私のリョーマ様とイチャイチャしちゃって!!許せない!」
それは同じ一年の小坂田朋香だった。
ある日、ま~君なぅ!!が昼休みにリョーマのいる教室に行こうと教室を出たとき、朋香に呼び出された。
「ちょっと来て!」
「えっ!?ちょ……何!?」
いきなり強く手を引っ張られ、ま~君なぅ!!は無理やりついていかされた。
ついたところは体育館裏。
ま~君なぅ!!は壁に背中をつけて怯える。
「あんた何なのよ!!リョーマ様と肩組んじゃって!!ふざけんじゃないわよ!!!」
バシッ!!
「キャッ!!」
朋香の罵声と共に乾いた音が鳴り響いた。
叩かれた頬を抑えて朋香を睨み付ける。
「ちょっと可愛くてモテるからっていい気にならないでよ!…二度とリョーマ様に近づかないで!!」
それだけ言って朋香は去っていった。
ま~君なぅ!!はその場に泣き崩れた。
その日の帰り、いつものようにリョーマと二人で帰っていた。
「今日の昼来なかったけど、何かあった?」
「う、ううん!!なんでもない!」
ま~君なぅ!!はリョーマに心配をかけたくなくて、嘘をついてしまった。
「そ…。」
リョーマはその時は大して気にしていなかったが、ま~君なぅ!!の頬が少し赤くなっていることに気づくのに、時間はかからなかった。
そして次の日の昼休み、再びま~君なぅ!!は朋香に呼び出された。
「昨日私が言ったことの意味わかってんの!?二度とリョーマ様に近づくなって言ったのよ!?」
バシッ!!
「……っ!」
昨日と同じように朋香はま~君なぅ!!の頬を叩く。
「私が何をしたって言うのよ!私とリョーマは正式に付き合ってるの!!」
勇気を振り絞ってま~君なぅ!!は言い返した。
「何ですって!?」
朋香がもう一度ま~君なぅ!!に掴みかかろうとすると、横から声がした。
「ねぇ俺のま~君なぅ!!に何してんの?」
「っ!」
「リョーマ!?」
そこには、鋭い顔をしたリョーマが立っていた。
「り、リョーマ様………」
ま~君なぅ!!をいじめている姿を大好きな人に見られた朋香は顔面蒼白だ。
「ねぇ、ま~君なぅ!!から離れて………消えてくんない?」
リョーマが朋香を睨むと、朋香は目に涙を溜めながら逃げていった。
朋香が去った後、リョーマは緊張が解けてその場に崩れるま~君なぅ!!を支えた。
「大丈夫?」
「う、うん。……ありがとう。リョーマ。」
リョーマの姿を改めて確認して、ま~君なぅ!!は泣き出した。
「何で言わなかったの?」
「心配かけたくなかったから…」
苦笑していうま~君なぅ!!に、リョーマはま~君なぅ!!をいきなり抱きしめた。
「今度からは、ちゃんと言って欲しい。」
ま~君なぅ!!をギュッと抱きしめながら言うリョーマに、ま~君なぅ!!は驚きながらも答えた。
「うん。…ごめんね、リョーマ。」
ま~君なぅ!!もリョーマの体に腕を回し、そのまま昼休みを過ごした。
END
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