イメチェン!【菊丸夢】
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梅雨も明け、本格的に暑くなってきた頃…。
いつもは髪を下ろしている名無しさんさんが珍しくポニーテールにして登校した。
普段下ろしている名無しさんさんの姿を見慣れてるから、ポニーテールの名無しさんさんはクラスメイトから注目された。
「あれ?名無しさんさん、ポニーテールなんだ。」
名無しさんさんが席に着くと、俺は不二と一緒に名無しさんさんの席まで行った。
「う、うん。結ばないと暑いから。」
少し恥ずかしそうに俯きながら答えた。
その仕草だけでもドキッとする。
「め、珍しいね…!」
俺は緊張しながら言う。
すると不二が俺に言い出した。
「英二、こういう時は“よく似合ってるね”って言うんだよ。」
「な…っ!ふ……不二ぃーーーー!//////」
不二の言葉を聞いて俺は顔を真っ赤にした。
名無しさんさんの顔もびっくりした顔になる。
……くっそ~不二め~…俺が名無しさんさんのこと好きだってこと知ってるからって~…!
しばらく不二を睨んでいると、不二が俺の視線に気づいて……
「さて、僕は席に戻るよ。英二、頑張って!」
なんて言いながら席に戻っていった。
「あ~…えっと………」
どうしていいかわからず、俺は必死に言葉を探す。
「…………///////」
名無しさんさんの顔が少しずつ赤くなっていく。
「えっと……その髪型…似合ってるよ……?///////」
「え?//////」
意を決して小さな声で名無しさんさんに言う。
「ああ…!不二が言えって言ったからじゃなくて…!…その……ホントに…似合ってるよ…」
うぅ……恥ずかしいよぉ…/////
「あ、ありがとう…/////」
笑顔で俺を見上げて言う名無しさんさんに、ますます恥ずかしくなる。
すると2人の間を割るように教室中にチャイムが鳴り響いた。
「あ…チャイム鳴った…!じゃあ俺席に戻るね!」
半ば逃げるように俺は席に戻った。
後から不二に聞いた話だと、それからの名無しさんさんはすごく幸せそうだったようだ。
END
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