放課後の教室【不二夢】
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「いったーーーーーーーい!!!!」
身体に激痛が走る。
放課後の教室の中、名無しさんと不二が2人きりでいた。
「ほら、名無しさん!力抜いて…」
「そんな、こと…もういぃよぉぅ…」
「もうちょっとだから、我慢して。」
と言いながら不二は嫌がる名無しさんの身体を押さえつけ、名無しさんにのし掛かる。
「あっ!あぁぁぁぁぁぁ…!痛っい~!もう…ヤダぁ」
そのころ、教室に忘れ物を取りに来た菊丸が3-6に向かっていた。
「はぁあ…よりによって忘れ物だなんてなぁ…。しかも外はこ~んなにくらいしぃ」
ブツブツ言っている内に教室にたどり着いた。
「あっれ!てっきり誰もいないとおもったら!誰かいんのかにゃぁ?」
菊丸がドアを開けようとした時、聞き慣れた声がした。
「もうやめて…不二…君…」
「名無しさんココ、すっごくかたいよ…大丈夫?」
「もう、無理…」
それは紛れもなく名無しさんと不二の声だった。
(うぇ!?ふ、不二と名無しさん?にゃんで?にゃんで?うわーーーー!?!?!?)
動揺を隠せない菊丸はいちもくさんにその場から走り去った。
次の日の朝、菊丸は楽しそうに話している不二と名無しさんの方へ歩み寄った。
「…あのさぁ…」
菊丸の声に振り向く2人。
「何?英二」
不二がニッコリと微笑んで返事をした。
―昨日のことが、何も無かったかのように―
「昨日さぁ、不二と名無しさん、シてただろ?」
「してたって…何を?」
「セ……SEX……」
「えっ!?」「……っ!」
名無しさんは驚き、不二は開眼した。
(にゃんでそっちが驚くんだよー。驚きたいのは俺なのにぃ…)
「あっはは!英二、僕たちそんなことしてないよ?」
少しの沈黙の後、不二が少し笑いながらいった。
「えっ?だ、だって昨日、名無しさんの悲鳴やら、不二のささやき声が聞こえたよ!」
昨日のことを思い出し、菊丸は顔が赤くなっていった。
「あ、あれはね…私、すっごく身体がかたいから、不二君に柔軟体操を手伝ってもらってたの。」
「えーー!」
名無しさんの説明に驚きを隠せない菊丸。
「名無しさんったら、僕が思ったよりかたくって…途中で誤解されないかって心配になっちゃった。」
不二が苦笑しながら言う。
「だ、だって…不二君ったら力強いんだもん!」
「ごめんごめん」
「にゃーんだ!ビックリした!紛らわしいんだよ!」
2人の会話を聞いていた菊丸がホッとする。
「「ごめんね」」
3人で笑い合っていると、不二が突然爆発証言を言った。
「じゃぁ名無しさん、今度は本当にSEXしてみる?…まぁ、初めてなら柔軟の時の痛みじゃ、済まないかもだけど!」
「…っちょっ!不二君////それだけはいやーーーーーー!」
名無しさんは不二に抗議した。
「大丈夫!気持ちよくしてあげるから!」
「い・や・だ!」
菊丸の誤解から始まったこの会話は、一日中続くのでした。
END
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