第20話
夢小説設定
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残り一日ということを告げられた綾香はずっと落ち込んでいた。
三人で頑張ろうと言い合ってはみたものの、やはり少し寂しい。
そんな綾香の様子に心配して、白石が綾香に尋ねた。
白「河野さん、今日一日どないしたん?ずっと溜息ばっかやで?」
綾香「え!?……そ、そんなことないよ!大丈夫!」
綾香は誤魔化してみたけど、上手く誤魔化しきれない。
白「俺やったら頼りにならんか?」
悲しそうな表情で言われ、綾香は必死に否定した。
綾香「ううん!違うよ!…ただちょっと……寂しいなって…」
白「寂しい?」
綾香の言葉に白石は聞き返す。
綾香「実は私たち、この世界に一週間しかいられないらしいの…」
白「一週間…。……!え…明日帰ってまうん?」
目を見開いて言う白石に、綾香はコクンと頷いた。
白「そうか…。早いなぁ…。」
少し落ち込んだように白石が呟く。
白「ほな、今日は河野さんの送別パーティーや!丁度オトンも早ぅ帰ってくるしな!」
白石の提案に綾香は目を丸くした。
綾香「えっ!?わ、悪いよそんな…」
白「ええって俺がしたいねん。」
綾香「う、うん。ありがとう。」
白石におされるまま綾香は頷いた。
白「(…明日……急やな……。)」
白石は心の中でそう思った。
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