第22話
夢小説設定
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幸村と綾香は校庭の花壇に来た。
綾香「うわ~!花がいっぱい咲いてる!」
花壇に植えられた花を眺めて言う。
幸「綺麗だろ?俺のお気に入りのスポットなんだ。」
ニッコリと笑って一つの花に触れる。
幸「この花なんて、夏休み前にはまだ芽すら出てなかったのに。」
幸村の傍に寄って綾香も花を見る。
綾香「綺麗な花だね。何ていうの?」
幸「ブーゲンビリアっていう花で、初夏に咲き始めるんだ。今年は長く咲くみたいだ。」
丁寧な説明に綾香はすぐに理解する。
綾香「へ~…。」
幸「まるで…俺の気持ちを知っているみたいだ。」
綾香「え?」
ポツリと呟く幸村に綾香は首を傾げる。
幸「この花の花言葉はね…“あなたしか見えない”」
綾香をまっすぐに見つめて言う。
綾香「幸村…くん…?」
幸「河野さん、俺は君が好きだ。たとえこの世界の人間じゃなくても、俺はもう“君しか見えない“…」
真剣にそう言われ、戸惑う綾香。
だが綾香の中で答えはもう決まっていた。
綾香「私も、幸村くんが好き…。」
幸「本当かい?」
綾香「うん…//////」
綾香が頷いたと同時に、幸村は綾香を抱き締めた。
綾香「え…!?//////」
幸「綾香ちゃんって呼ばせて。」
抱き締めたままそう呟く。
綾香「うん…精市くん…」
綾香も幸村を下の名前で呼ぶ。
幸「また…会えるよね?」
綾香「うん、きっと。」
しばらくの間、二人は抱き合っていた。
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