第20話
夢小説設定
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神様からの言葉が綾香の頭の中でグルグルと回る。
あと一日…
心の中でその言葉をずっと連呼する。
すると幸村がリビングに入ってきた。
幸「やぁ、おはよう。早いね。」
綾香「あ…お、おはよう…!」
悲しい顔を見せないようになるべく笑顔を作る。
だがやはり幸村は誤魔化せない。
幸「…何かあったのかい?」
冷蔵庫からお茶を出して綾香に差し出して綾香の向かいに座る。
綾香「あはは…。幸村くんには隠し事は通用しないね…。」
苦笑しながら綾香は朝の事を話した。
綾香「朝、神様が現れて、私たち明日でみんなとお別れしないといけないんだって…」
幸「え…?」
飲みかけたお茶のグラスの手を止めて目を見開く。
綾香「元々期限が一週間だったみたいで、それを過ぎると元の世界に戻れなくなるんだって。」
幸「そうか…。早いね…」
俯く綾香に何て言葉をかけてやればいいか迷う。
だが綾香はすぐに笑顔で立ち上がった。
綾香「まぁ、仕方ないことだよね…!…さ、ご飯食べよう!」
そう言ってキッチンに用意されたご飯をレンジで温め始めた。
幸「(明日か…。)」
心の中でそう呟いた。
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