第17話
夢小説設定
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仁王と実鈴は次の日、電車に乗って海へ行った。
実鈴「さすが夏休み、凄い人だね…」
辺りを見渡しながら声をあげる。
仁「ここはのぅ。…じゃが、俺オススメのスポットがある。着いて来んしゃい。」
言われるがまま実鈴は仁王に着いていった。
そこは岩影に隠れた場所で、メインの海水浴場とは少し離れていた。
仁「ここじゃ。あまり人が来ん分、のんびり出来る。」
実鈴「すごい!海を独り占めしてる気分!」
目を輝かせて海を見つめる。
仁「ほぅじゃろぅ…。ま、泳ぐなり好きにしんしゃい。」
仁王は岩の上に登って高い方から海を見た。
実鈴「ん~…水着がないから…足だけつけてくる!」
そう言って実鈴は無邪気に走って海辺にかけ寄った。
バシャバシャ…!
実鈴「うわっ!冷たい!気持ち~!」
手を海につけてバシャバシャとする。
すると実鈴の足元にキラリと光るものが見えた。
実鈴「ん?」
それを拾い上げると、そこには綺麗な貝殻があった。
実鈴「わ~!…見てー!綺麗な貝殻が見つけたー!!」
遠くで海を眺めている仁王を呼ぶ。
仁「おー。良かったのー!」
子どものようにはしゃぐ実鈴を仁王は微笑ましげに見つめる。
すると実鈴が急に踞った。
仁「…?」
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