第15話
夢小説設定
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次の日、幸村と綾香は二人で美術館にやって来た。
幸「ごめんね。俺の趣味で連れて来ちゃって」
申し訳なさそうに言う幸村に、綾香は笑顔で首を振った。
綾香「ううん、大丈夫!私、美術館とか観るの大好きだから!」
幸「よかった。…じゃあ入ろうか。」
二人分のチケットを買って中に入った。
幸「今、期間限定で印象派展っていうのをやっていてね、行きたかったんだ。」
幸「印象派って、ゴッホとかルノワールとかの絵が展示されてるんだよね?」
幸「ルノワール知ってるのかい?」
綾香の言葉に目を見開いて驚く。
綾香「うん!私、『ピアノに寄る娘たち』とか『都会の躍り』が好き!」
ニコッと笑って幸村を見上げる。
幸「へぇ~!よく知ってるね!あまりルノワールを知ってる人は少ないんだけど…」
綾香「確かに、ゴッホとかダ・ヴィンチの方が有名だよね。」
歩きながら話していると、幸村が急に立ち止まった。
幸「そうだね。ほら、話をすればあそこにゴッホの作品があった。」
指を指された方向を見ると、人だかりの隙間に僅かに黄色いものが見えた。
綾香「あの黄色いのは…ヒマワリ!」
幸「そう。近くで見てみようか。」
幸村は綾香の手を握り、人だかりの方へ歩いていった。
綾香「あ…う、うん…//////」
握られた手を見つめながら後ろを歩いた。
人だかりをすり抜けて二人は一番前に来た。
綾香「うわ~…綺麗…」
うっとりとした瞳で見つめてそう呟く。
幸「色合いが魅力的だよね。」
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