第10話
夢小説設定
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帰り道、仁王と実鈴は夕暮れの中を歩いていた。
すると仁王が立ち止まり、こう言った。
仁「トイレ行ってくるけぇ、先に帰りんしゃい。」
実鈴「うん、わかった!」
そう言って仁王は公園のトイレに入っていった。
実鈴は家に向かって歩き出した。
しばらくすると、後ろから誰かに声をかけられた。
?「おや?小崎さんではありませんか。」
実鈴「?…あ、柳生くん、どうしたの?」
後ろを振り替えると、さっき別れたはずの柳生が立っていた。
柳生「いえ。少しおつかいを頼まれましてね。…ところで仁王くんは?」
隣に仁王がいないことに気づき、そう問いかける。
実鈴「公園でトイレに行ってくるから先に帰ってろって。」
実鈴の一言に柳生は驚いた。
柳生「まったく仁王くんは…。女性をこんな時間に一人で帰らせるとは…。」
呆れたように頭を抱える柳生に苦笑する。
実鈴「あはは。大丈夫だよ!一人で帰れるから!」
柳生「そんなわけにはいきません!私に送らせてください。」
実鈴「あ、ありがとう。」
柳生の言葉に甘えて実鈴は柳生に送ってもらうことにした。
しばらく歩いていると、実鈴がポツリと言い出した。
実鈴「ところで仁王くん。何で柳生くんの格好してるの?」
実鈴の一言に柳生の格好をした仁王がドキリとする。
仁「…何故わかった?」
実鈴「カツラの隙間から微妙に仁王くんの髪が見えてたよ。」
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