第23話
夢小説設定
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不二は綾香を写真室までつれてきた。
初めて入る場所に、綾香は戸惑いを隠せない。
綾香「ねぇ、話って何?」
写真を見つめて黙る不二にそう聞く。
不二は綾香を真っ直ぐに見つめた。
不「河野さん…いや、綾香ちゃん。…僕の話、しっかり聞いてくれる?」
綾香「え…う、うん…////////」
急に下の名前で呼ばれ、驚く綾香。
不「僕ね、君が好きなんだ。」
綾香「え…うそ…//////」
サラッと言われた言葉に、綾香は目をパチパチさせる。
不「本当だよ。1週間君と一緒にいて、君のことがよくわかったし、好きになったんだ。」
綾香の髪に触れながらゆっくりと伝える。
恥ずかしさと髪が肌に触れるくすぐったさに耐えながら不二を見上げる。
すると不二の手がゆっくりと下へ降りていき、綾香の手に触れた。
不「君の綺麗な指、可愛い顔…君の全てを好きになった。…だから…」
綾香「え…キャッ…!///////」
不二に抱き寄せられ、力の入らない綾香は不二の腕の中にすっぽりと埋まった。
不「君の全てを手に入れたい。」
優しい声音で囁かれ、綾香は何も言えないままでいる。
不「綾香ちゃん。僕のこと、嫌いかい?」
綾香「…!そ、そんなことない!!…私も、不二くんが好き!」
“嫌い?”と聞かれ、必死に否定する。
不「そう。良かった。」
安心したのか、不二はさらにギュッと綾香を抱きしめた。
綾香もそっと不二の身体に腕を回す。
不「ねぇ、綾香ちゃん。僕を下の名前で呼んで?」
突然のことに戸惑いながらも、綾香はボソッと不二の名前を呼んだ。
綾香「しゅ…周助くん…///////」
呼びなれない名前に照れつつも、綾香は呟く。
不「うん。ありがとう。綾香ちゃん。」
二人はしばらくの間、別れを惜しむように抱き合っていた。
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