第21話
夢小説設定
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朝起きてから綾香はかなり落ち込んでいた。
それでも事実は伝えなければならないと思い 、綾香は意を決して不二の部屋の扉をノックした。
不「あれ?どうしたの?」
綾香「今、いいかな?」
不「うん。どうぞ。」
不二は綾香を部屋に招きいれ、早速話を聞いた。
不「で、どうしたの?」
綾香「あのね、私達、明日帰らなきゃいけないの。」
ゆっくりと口を開いて説明した。
不「え、そうなの?」
綾香「うん。今日の朝、神様が私達にそう言ってきて…。」
俯きながら言う綾香を、不二は気遣うように言った。
不「そっか。残念だな。でも、きっとまた会えるよね?」
綾香「…また、会いたいな…。」
涙を流しながら言う綾香を自分の方に引き寄せ、頭を優しく撫でた。
綾香「ありがとう…不二くん…。」
止まらない涙を必死に拭う綾香。
それを不二は胸が締め付けられる思いで見ていた。
綾香は何とか落ち着き、不二の部屋を出た。
不「明日か…。明日で気持ちの整理をしなくちゃね。」
誰もいなくなった部屋で、不二はサボテンにそう呟いた。
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