第13話
夢小説設定
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その日の夕方、不二たちは家に帰ってから、綾香は夕飯の手伝い、不二は自室でサボテンに水と肥料をやっていた。
今日の出来事を振り返りながらフと手を止める。
~不二side~
「今日はね、河野さんたちと青学メンバーでタカさん家の寿司屋に行ったんだ。」
そう、窓際にある僕の宝物、サボテンに話しかける。
返事は無いけど、話しかけることでサボテンが元気になる気がして、いつも話しかける。
「すごく楽しかったよ。」
…でも、一つだけ引っかかることがある。
最初はみんなで仲良く食べてたのに、突然胸が締め付けられるような感覚に襲われた。
カウンターに座った河野さんの隣に座ろうとすると、河野さんの隣には手塚がいた。
仕方なく僕は畳に座ったけど、無意識に二人に目が行く。
二人は仲良さそうに?話している。
僕の中で、得体の知れないものが渦巻いていた。
ギュ…
サボテンを見つめながらギュッと胸元を押さえる。
「僕…河野さんのことが好きみたいだ…。」
小さな声でサボテンに囁き、自分の気持ちを整理した。
~不二side終了~
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