お昼ご飯〜ウボォーの呼び出し〜
お昼のチャイムが鳴り、みんな一斉に弁当箱を開けたり、購買へパンを買いに行ったりした。
##NAME1##たちは互いに机を寄せ合い、ご飯を食べる。
「ん~!このパン美味ぇ!!」
購買で買ったパンをかじりながらキルアが言った。
「キルア、毎日パンばかりだと体に良くないよ?」
可愛い弁当箱に栄養のある物ををたくさん詰めている##NAME1##がキルアに言った。
「いいんだよ!俺こっちの方が好きだから!」
まったく聞く耳もたないキルア。
と、そこへ突然放送が流れた。
ピンポンパンポ~ン
『H組のウボォーギンくん、至急、生徒指導室まで来て下さい。』
放送が終わったと同時に、みんなの視線がウボォーに集中した。
「チッ…何の用なんだよ……おい!見るんじゃねぇ!!」
ウボォーはみんなに怒鳴り散らし、ブツブツ文句を言いながら教室を出ていった。
「…ねぇ、今のリッポー先生だったよね?」
##NAME1##が確認すると、ゴンたちが頷いた。
「うん…そうだね。」
「確実にウボォーはフェイタン先生の拷問を受けるな。」
冷静にクラピカが食べながら言う。
「ま、自業自得だな!」
キルアも笑いながらパンを口に頬張った。
ガラガラ…
「来てやったぜ!…で、用は何だよ…!」
ノックもせずにズカズカと生徒指導室に入るウボォー。
「何の用か、それはお前が一番わかってるはずね…。」
フェイタンが瞬時にウボォーの背後へ回り、念の込めた鎖をウボォーに巻き付け、生徒指導室の奥にある拷問部屋へと連れていった。
「お前が窓ガラスを割ったんだろう?」
リッポーがお菓子を食べながらウボォーに問いただす。
「へっ!知らねぇな!」
バシッ!!
ウボォーが答えた瞬間、フェイタンの持っていた鞭がウボォーの体を叩いた。
もちろん、普通の鞭ではウボォーには適わない。
そこでウボォー用に強力な電気の入っている鞭を選んで叩きつけた。
バシッ!ビリビリッ!
「っ!」
その瞬間、ウボォーの体がビクッと跳ねた。
「本当の事を言うまで、痛めつけてあげるね…覚悟するがいいね!」
バシッ!ビリビリッ!バシッ!ビリビリッ!!
「っく…!」
それでもウボォーは口を割らない。
「フェイタン先生。あまりやりすぎないでくださいよ。再起不能になったらコキ使えなくなりますから。」
そう言い残し、リッポーは拷問部屋を出ていった。
「わかってるね…。」
そしてこの日から一週間は、ウボォーが教室に戻ってくることはなかった。
続く