放課後〜レルートのお悩み相談室〜
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レルートの担当する心理カウンセラー教室。
ここは生徒はもちろん、先生もよく訪れる。
今日もまた、レルートに相談をしに、相談室に入る生徒が一人いた。
「…失礼します…。先生、相談にのってください。」
入ってきたのはスクワラ。
いかにも悩んでます!というような顔で教室に入った。
「いいわよ?どうしたの?」
天使のような笑みでスクワラを迎える。
「…実は俺、付き合っている人がいるんですけど…その…なかなか話しかけられなくて…。」
スクワラは今日の出来事を順を追って説明した。
それは帰りのHRが終わった頃のこと…
『エリザ…今日一緒に……』
『エリザ~!帰るよ~!』
スクワラがエリザに近づき、一緒に帰ろうと誘おうとした時、横からネオンがエリザに話しかけた。
『あ…う、うん…。』
ネオンの言うことに逆らえないエリザは、ネオンと一緒に帰っていった。
「…ということがあって…。…どうしたらいいですか?」
溜息をつきながら言うスクワラに、レルートは笑みを零さずに言った。
「そう…。かわいそうに…。」
「そう思います?…はぁ~…」
「あら、あなたじゃなくて、彼女がかわいそうって言ったのよ?」
「…え?」
レルートの一言に、俯いていた顔を上げた。
「だってそうでしょ?せっかく彼氏に誘われたのに、あなたったら、邪魔が入ったからって諦めるんですもの。」
まるでヘビかのようにニヤリと笑う。
「そ…それは……」
「彼女きっと怒ってるわよ?…私の彼氏は、たかが邪魔が入っただけで私を誘えない“臆病者”だって…。あっはははは!!」
スクワラの言葉に被せて、痛いところをつくレルート。
「お…俺は…」
レルートの言葉に、頭を抱えるスクワラ。
最後にレルートは、スクワラにとどめを刺すように言った。
「そのうちあなたは彼女に捨てられるんだわ!そして、もう二度と口を利いてもらえなくなるのよ!」
お~ほほほほと高笑いをするレルート。
「うわああああぁぁぁぁ!!!!!!」
その横で、スクワラの悲鳴が聞こえた。
そしてまた一人、レルートの餌食が増えていった。
END
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