帰りのHR
みんなそれぞれの掃除場所から帰ってきた後、自分の席についてレオリオが来るまで待っていた。
するとガラガラとドアの開く音が聞こえた。
レオリオだ。
レオリオの姿を見た瞬間、みんながざわめきだす。
「…ねぇ。レオリオ先生のたんこぶ…朝より増えてない…?」
##NAME1##がキルアに小さな声で言う。
「増えてるな~。」
どうでもよさそうに生返事をする。
「今からプリント配るから~…後ろにまわせよ~。」
そう言ってレオリオは、一列ずつプリントを配る。
「…ん?……先生!これただの白紙のコピー用紙で~す!」
みんなに配ったプリントは、ただのコピー用紙だった。
##NAME1##がすかさず手を挙げてレオリオに言った。
「ん?あーー!!悪ぃ!こっちだった!」
コピー用紙を回収して、今度はちゃんとしたプリントを渡した。
「これ、お前らちゃんと読んどけよ~。…んじゃ今日はこれで終わり!…号令!」
「起立!…礼!」
『さようなら~!』
号令が終わったと同時に、みんなは一斉に教室から出た。
「あ~あ!やっと終わったな~。」
キルアが手伸びをして言った。
「やけに長い一日だったな。」
クラピカも苦笑してキルアに言った。
「でもレオリオ先生、大丈夫かな?」
ゴンがレオリオの様子を思い出しながら言う。
「明日にはたんこぶ無くなってたらいいね~。」
「「「そこっ!?」」」
##NAME1##の一言に、3人が一斉に突っ込んだ。
そんな風に楽しそうな会話をしながら4人は帰っていった。
続く