第七章 焦り
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二人が相手のことを好きだと確信したときから、二人の様子が少し変わった。
「おはよ。名無しさん。」
「あ…おはよう。リョーマくん/////」
いつもはあまり人に関わらない越前も、積極的に名無しさんに話しかけるようになった。
それに対しての名無しさんも、確信する前より越前に会うのが嬉しくなっていた。
「今日も練習でしょう?…あまり無理しないようにね。」
「ん、わかった。じゃ、俺行くから。」
越前が素直に頷くと、朝食のため食堂に行った。
越前が食事をしていると、またもや菊丸が越前をおちょくった。
「オチビさ~、あの子が好きなら告白しちゃえば~。…後3日しかここにいられないんだぞー!」
頭をポンポン叩きながら言う。
「…英二先輩には関係ないっスよ…。」
冷たく言い放ち、食器を持って片づけに行った。
炊事場には、せっせと片づけをしている名無しさん。
越前の目は無意識に名無しさんを追う。
「…俺だってわかってますよ…。」
菊丸の言葉を思い出して、そう呟く。
合宿も残り少ない所為か、越前の気持ちは焦ったままだった。
続く