第五章 好き…?〜主人公side〜
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レギュラー陣みんなが食堂から出た後、名無しさんは父と一緒に片づけをしていた。
「名無しさん、何だか嬉しそうだな。」
「え…!?」
テーブルを拭いていた名無しさんに、突然父が言ってきた。
「な、何?急に…。」
「いや。今日休憩でテニスコートへ見学に行ったとき、お前随分嬉しそうだったからな。」
微笑みながら言う父に、名無しさんは顔を背ける。
「そ、そう…?」
「ああ。…ひょっとして、好きな人でもできたのか?」
「っ!///////」
唐突な問いかけに、思わず顔を真っ赤にする。
「そ、そんなこと…ないよ…//////」
テーブルを拭く手を早めて、早くその場から立ち去ろうとする。
でも、思い当たる人はいる。
「はは。…まぁ、娘が恋をするのは嬉しいのか寂しいのか、複雑な気分だな。」
あはは、と笑いながら父はタバコを吸いに外へ出ていった。
「(私、リョーマくんのこと…好きなのかな…?)」
一人になった名無しさんは、フとそんなことを思っていた。
続く