第十一章 二人きり
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風呂から上がった越前は、イスに座って休憩をしていた。
すると、女子風呂から名無しさんが出てきた。
「あ、名無しさん…。」
名無しさんに気づき、越前が声をかける。
「え…?あ、リョーマくん/////お風呂から上がったの?」
越前に急に呼ばれて内心驚く。
「ん…まぁね/////」
名無しさんの姿を見て、つい顔が赤くなる。
風呂から上がったばかりで顔が火照り、おまけに髪をタオルで拭く仕草が妙に色っぽい。
「少し、お話しない?」
名無しさんが越前の隣のイスに座る。
「…別にいいけど…。」
いつもの素っ気ない態度で返す。
「…明日で、みんな帰っちゃうんだね…。…リョーマくんも…。長かったような短かったような。」
静かな声でポツリと呟く名無しさん。
「…俺は短かったと思う。…それに、名無しさんと一緒にいて…楽しかったし…。」
「え?」
越前の言葉に少しビックリして、名無しさんが越前を見る。
「あ…何でもない////…じゃあ俺、もう行くから…」
名無しさんに顔を見せずに、越前は部屋へ戻っていった。
「…リョーマくん。今の、どういう意味なの…?/////」
一人残された空間に、名無しさんの言葉だけが響いた。
続く