♪ハッピー☆ハロウィーン♪【キルゴン・レオクラ】
「「トリック・オア・トリート!お菓子をくれなきゃイタズラするよ(ぜ)!」」
「「は?」」
オオカミ男の格好をしたゴンと、フランケンの格好をしたレオリオが、キルアとクラピカにそう言った。
「お前ら何やってんだ?」
キルアが冷たい目線で二人を見つめる。
「だって今日はハロウィーンでしょ?だから、ね!お菓子ちょうだい!」
手を出してワクワクしながらゴンが言う。
「あ?お菓子を貰いてぇのは俺のほうだよ!」
「いいじゃん!キルアいっつもお菓子食べてるでしょ!?」
言い合いをしながら二人はキルアの部屋に入っていく。
残されたクラピカとレオリオはそのままリビングで沈黙していた。
しかしその沈黙を破ったのはレオリオだ。
「お菓子くれとか言ったけど、やっぱお前が欲しいな!」
ニヤッと笑って言うレオリオに、クラピカは顔を赤くして叫んだ。
「な…!ふ、ふざけるな…!////////」
「いいじゃねーかよ~!たまにはクラピカからも何かしてくれよ~!」
頬を膨らませながらレオリオが言う。
あまりにもしつこいレオリオに、クラピカはついに折れた。
「…ったく…!今日だけだ。………チュッ…////////」
恥ずかしさを抑えて素早くレオリオにキスをした。
「へへっ!お前は可愛いな!」
「う、うるさい!///////」
照れを隠すようにクラピカが背中を向けた。
一方ゴンとキルアは…
「ね~キルア~!お菓子ちょうだい!」
「お菓子あげなきゃどんなイタズラするんだよ?」
「え…?えっと…それは…」
急に聞かれ、ゴンはどもる。
「考えてねぇのかよ!」
呆れたようにキルアが溜息を吐く。
するとキルアはニヤリと笑い、油断しているゴンにキスをした。
「ん…!」
「お菓子はやらねぇけど、キスはやるぜ!」
赤面しているゴンにキルアが言う。
「あっ!ずるい!」
ゴンはキルアの身体をドンドンと叩いて照れを隠した。
END