お互いに【キルア夢】
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何か最近アリアとメガネ兄さん、かなりラブラブだな…。
いつものように修行している最中、仲良さそうに話している二人を見てそう思う。
それに気づいたメガネ兄さんが俺を見て注意する。
「キルアくん、オーラが乱れていますよ?しっかり集中しなさい。」
「お…押忍…!」
慌ててアリアから視線を逸らし、集中した。
ある日街を歩いていると、アリアが男達に絡まれていた。
すぐに助けようと近づいていくと、俺より先に一人のスーツの男が止めに入っていた。
アリアに絡んでいた男達はスーツの男に何をされたわけでもないのに怯えた表情で逃げていった。
それからすぐにスーツの男が去って行った。
あいつ…何者なんだ…?
目がかなり冷ややかだった。
だがアリアにだけは目が優しくなった。
…まさか…。
俺はそいつの後をつけてみた。
しばらく行くと、だんだんと人気のない所へやって来た。
すると…
「上手く絶を使っているようですが、私には通用しませんよ?」
急に立ち止まり、男が言い出した。
観念して木の影から出た。
「…やっぱりバレてた?」
「お前は誰だ?…まだ子どものようだが…。」
メガネの奥で冷ややかな瞳が俺を睨む。
敵意むき出しって感じ。
「そんなことよりさ~…あんたもアリアのこと好きだろう?」
俺の言葉に少しだけ眉を動かす。
-図星か…
「お前には関係のないことだ。」
メガネを押し上げて言う。
「否定はしないんだ。…でも無駄だぜ?アリアには男いるし、いなくても俺がもらうし。」
「フン…。恋人がいる相手を互いに好きになるというのは私と同じだろう。どこにそんな自信があるんだか…。」
負けじと男が言い返す。
「あんたより俺の方がアリアのこと知ってるぜ!」
「それがどうした?私にも彼女のことをしることくらいいくらだって出来る。」
何を言っても引かない男にイラついてつい強く言い返した。
「…とにかく!アリアは絶対ぇ俺のものにしてやるんだから、あんたは手ぇ出すなよ!」
それだけ言って足早にその場を去った。
部屋に戻るとアリアが心配そうに俺のところに来て言った。
「キルア!どこ行ってたの!?なかなか帰ってこないからどうしたのかと思った…。」
「あぁ、悪ぃ…。…アリア、メガネ兄さんと喧嘩したら俺のところに来いよ!」
「え…う、うん…。どうしたの急に…?」
目を丸くしてアリアが開く。
「いや、何となく…。さて、発でも練習するか!」
そう言って俺は修行を始めた。
今日見たあの男には二度と会いたくないと思った。
だが、意外な形で再開するとはこの時の俺は全く思わなかった。
END