理性【ウイング夢】
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とうとう自分の気持ちが抑えられなくなり、私は師匠に相談をした。
「…ふ~ん…。そういうこと…。」
腕を組んで師匠は悩む。
「…はい。このままでは、私は彼女を傷つけてしまいそうで…。」
「ウイング…。あんたいつからそんな嫉妬深くなったわけ?」
唐突な質問に戸惑ってしまう。
「自分でもわからないんです。…自分がこんなにも嫉妬深かったなんて…。」
俯いて小さな声で言う。
すると師匠が椅子から立ち上がった。
「よし!ウイング、あんた彼女に告白しなさい!」
「えっ!?」
急なことに目を丸くする。
「このままじゃ彼女が可哀想だわよ!優しい師匠がそんな目で自分を見ているんだって考えただけでも寒気がするわさ~!」
ストレートに自分の気持ちを言う師匠の言葉が胸に刺さる。
「そう…ですね…。そうしてみます。…わざわざありがとうございました。」
深く頭を下げて師匠に礼を言う。
「ま、チャレンジしてみなさいな!」
師匠は私を応援するように言った。
早速私は闘技場に戻り、アリアを部屋に呼び出した。
「ウイングさんと二人きりなんて…。ちょっと不思議な感じです。」
何も知らないアリアは、少し戸惑っている。
「今日は念の修行じゃないから、気持ちを楽にしていいよ。」
「あ、はい。」
アリアが落ち着いた所で、私は本題に入った。
「アリア、よく聞いてほしい。…私は貴方が好きです。」
「え…!?///////」
自分でも唐突過ぎるとわかってはいるが、どうしても気持ちが抑えられなかった。
「私は今まで貴方が教え子だということを胸に言い聞かせてきました。…ですが貴方がゴン君やキルア君と一緒にいるだけで…私は気がおかしくなりそうです…。」
「…嫉妬、してくれたんですか…?」
大きな瞳で私を見つめる。
「…ええ。」
アリアを真っ直ぐに見つめ、大きく頷く。
「嬉しいです!私も、ずっとウイングさんが好きでした!///////」
アリアの言葉に耳を疑う。
「え?本当ですか?」
「はい!」
信じられなくてアリアに聞いてみる。
だが答えは“はい”。
私は喜びを隠せず、思わずアリアを抱きしめた。
「キャ…!//////」
「嬉しいです。私は幸せ者です。」
ギュッと抱きしめると、アリアの腕が私の身体にまわった。
「私も幸せ者です!」
二人の愛を確かめるように、時間も忘れてずっと抱き合っていた。
END