プレゼント【ウイング夢】
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今日はアリアの誕生日。
何か買ってやらなければならない。
…ただ何がいいのかがわからない。
アリアに聞くわけにもいかない。
とりあえず街に出ることにした。
「アリアは何が喜ぶんだろうか…。」
いろいろな店を入っては出て、入っては出てを繰り返す。
「なかなかいいのが見つからないな…」
街を途方も無く歩いてまた店に入る。
そこである物に目がいった。
「…?」
手に取って見てみる。
それは、綺麗な写真立てだった。
縁がビーズで飾られ、ハート型になっていた。
「これがいいかもしれませんね。」
そう思い、写真立てを持ってレジに向かった。
闘技場に戻ると、心配そうな顔をしたアリアが待っていた。
「ウイングさん!…どこに行ってたんですか!?…ズシに聞いたら出かけたって言われて…。なかなか帰って来ないから心配したんですよ!?」
私に駆け寄り泣きそうになりながらそう言う。
私はアリアの頭を撫でる。
「心配かけてすまなかったね。…さぁ、部屋に戻りましょうか。」
「はい!」
さりげなくプレゼントを隠し、部屋に向かった。
「どこに行ってたんですか?」
部屋に入るなりそう聞かれる。
「ん?…これを買いに行ってたんですよ。」
そう言ってプレゼントの入った袋を差し出す。
「え?」
ビックリしてアリアが私とプレゼントを見比べる。
「今日はアリアの誕生日でしたよね?これは誕生日プレゼントです。」
「お…覚えてくれてたんですか!?」
「当然ですよ。」
「うわ~!ありがとうございます!!…開けてもいいですか?」
「ええ。どうぞ。」
嬉しそうに袋を開ける。
「キャ~可愛い!!…ありがとうございます!大事にしますね!」
アリアは写真立てを見つめて嬉しそうに笑った。
あぁ、私はこの笑顔が好きだ。
この笑顔のためなら、何だって惜しまないでしょう…。
END