キス☆マーク【ウイング夢】
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ある日、ロビーで飲み物を買っていると、そこに信じがたい光景があった。
「…?」
そっと物陰に隠れて様子を伺う。
そこには、他の闘技場の選手と私の愛するアリアが何やら話していた。
何を話しているのかはわからないが、すごく笑顔で楽しそうだった。
「…。」
しばらく見ていたが耐えられなくなり、アリアに近づいた。
「アリア…。」
「あ、ウイングさん!」
私を見上げて笑顔を向ける。
「ちょっと来なさい。」
自分でも恐ろしいほどの低い声で言う。
「は…はい…。」
アリアは少し怯えて私の後を歩いた。
バタンッ!
勢いよく部屋のドアを閉めると、アリアがビクッとする。
「ど…どうしたんですか…?ウイングさ…っ!」
何の自覚も無く聞くアリアに少し腹を立て、アリアを壁に追い詰めた。
怯えた顔で私を見つめる。
「さっきの人は誰ですか…?」
低く、でも抑え気味にそう聞く。
「えっと…私が一番最初に試合した人で…久しぶりに見かけたので…」
「それであんなに楽しそうに話していたんですか?」
そう被せるように言う。
「そ…そんなことは…」
「貴方は私のものです…。二度と知らない男に話しかけられないように…印を付けておきましょう…。」
さらにアリアに近づいて首筋に口を付ける。
「ウイングさん…何を……ッ!ぃたぁ…!」
ピリッとした痛みがあったのだろう、アリアは体に力を入れる。
「これで私のものだとわかりますね。」
満足そうに微笑むと、アリアは体をビクッとさせた。
翌日、アリアの首筋には昨日のキスマークが残っていた。
私はそれを見て満足感を覚えた。
「あれ~!アリアの首、蚊に刺されてるよ~!」
「あ、ホントっス!」
ゴン君とズシが指を差して言う。
それを見てキルア君が私にだけ聞こえるように言った。
「二人の関係、秘密じゃなかったのかよ…。あれじゃモロバレじゃん!」
「大丈夫です。ゴン君もズシも蚊に刺されたってことになっていますから。」
笑顔のままそう答える。
「そういう問題かよ…。」
キルア君は溜息をついた。
アリアは困った表情で私を見ていた。
END