一緒にいよう!【シャルナーク夢】
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今日はミカの誕生日。
ミカに何をしてあげようかな?
…でも女の子の好きなものって何だろう?
何かプレゼントしたいのに何が好きなのかわからない。
ミカのことを一番よくわかってるのはマチなんだけど…。
流石にマチに聞くわけにはいかない…。
前より少しは認めてくれたみたいだけど、まだ少し良く思っていない。
「…シズクとパクノダに聞いてみるか。」
そう思い、二人のところに行った。
「シャル。どうしたの?」
シズクが大きな瞳で俺を見る。
「実は…今日ミカの誕生日なんだけど、女の子の喜びそうなものがわからないんだ。」
「女の子の喜びそうなもの…ね~…。」
パクノダは少し悩む。
するとシズクが思い出したように言った。
「あっ!前にミカが、シャルといればいいって言ってたよ。」
「よく覚えていたわね。」
意外そうにパクノダが言う。
「本当?」
「うん。」
その言葉に嬉しくなって、満足感を覚える。
「なら一緒にデートにでも行けばいいんじゃない?」
パクノダのその提案に納得する。
「…そうだね。ありがとう。二人とも。」
それだけ言って、さっそくミカを呼びに行った。
ミカを呼びに行く途中、マチがアジトに戻ってきた。
「…何?そんなに嬉しそうに。」
いつもみたいにクールに俺を見る。
…これがミカと姉妹だから不思議だ。
「あ…えっと…ミカとデートに…。」
「デート…?」
多分行くなって言われる。
そう覚悟していたとき…
「…ミカのこと、しっかり守ってよね。」
「え…う、うん……。」
思いもよらなかった言葉に唖然とする。
「じゃ。」
そう言ってマチは去って行った。
「ねぇ、どこに行くの?」
歩きながらミカが聞く。
「ん?ミカの好きなところでいいよ。」
「ええっ!…んん…どこにしよう…?」
ミカは一生懸命考える。
その姿が可愛くて思わず笑みが零れる。
「?何笑ってるの?」
不思議そうに俺を見上げる。
「何でもない。…あ、アクセサリー屋があるよ。行こうか?」
「うん!」
しっかりと手を繋いで人ごみを掻き分けた。
そのアクセサリー屋でいいものを見つけた。
俺はミカに気づかれないように商品を持ってレジに行った。
普段の俺たちは盗賊。
だからお金を払うことがすごく珍しく思う。
…まぁ、これが普通なんだけどね…。
「シャル、何買ったの?」
店を出てからミカが聞く。
「いいものだよ。」
「いいもの?」
小首を傾げてミカが言う。
「はい。これ、誕生日プレゼント。」
そう言って袋からさっき買ったものを取り出した。
「うわ~!!綺麗!!!」
ミカにあげたものは、Sの文字が書いてあるペンダント。
「俺はミカの名前の文字が入ってるペンダントを持っておくよ。」
自分のも開けて、首にかける。
「あっ!お揃い!!やった~!ありがとう!!」
ペンダントを首にかけて大喜びする。
「喜んでもらえてよかったよ。」
俺も嬉しくなって笑う。
「さて、どこかでご飯を食べようか!」
「うん!」
俺たちはまた手を繋いで次の目的地まで歩いた。
END