キスの意味2【キルア夢】
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「ねぇキルア、キスって何の意味があるの?」
「………はぁ?」
ベッドに寝転んで本を読んでいると、急にアリアが変なことを聞いてきた。
「この前テレビでいろんな所にキスしてたんだけど…」
大きな瞳で俺を見つめる。
「お前…どんなテレビ見てんだよ……」
溜息を吐きながらベッドから起き上がり、アリアの隣に腰掛けた。
「キスの意味って言われてもな~…キスは場所によって意味が違ってくるからな~。」
「えっ!?そうなの!?」
俺の言葉にアリアは驚いた顔をした。
「…まぁな……」
アリアを横目でチラッと見る。
「ねぇ、教えて!!」
キラキラした目で俺にすがりつくアリアを見つめて、俺はあることを思いついた。
「……いいぜ?」
俺が頷くと、アリアは無邪気に喜んだ。
……純粋って怖いな…………
俺はアリアに近づいて基本から教えた。
もちろん“行動”で!
アリアに近づいたところで、まず最初に額にキスをした。
「え…キルア?//////」
驚くアリアを見つめて説明した。
「額、つまりおでこにするキスは『友情』っていう意味があるんだ。」
「へ~!そうなんだ!!」
額を触りながら頷くアリア。
「よし、じゃあ次な?……次は……」
そう呟きながらアリアの手をとって、手の甲にキスをした。
「手の甲にするキスは『尊敬』っていう意味だ。」
「あ、これは知ってる!王子様とかよくしてるよね!」
おとぎ話でも思い出したのか、アリアの顔が少し明るくなる。
「で、次が……」
今度はアリアの頬にキスをした。
「頬にするキスは『親愛』っていう意味があるんだ。」
「へ~~!!」
無邪気な顔をしながら頷く。
「次は……」
俺はアリアの髪にキスをした。
「髪にするキスは『思慕』っていう意味があるんだ。」
「しぼ?」
小首を傾げて問う。
「“恋しい”っていう意味。」
「ふ~ん…」
またこくこくと頷きながら嬉しそうな顔をする。
さて……そろそろ応用いくか!
そう思いながら次にキスしたところは耳。
「キャッ…!//////」
「耳にするキスは『誘惑』っていう意味だ。」
少しだけニヤリと笑い、アリアの反応を楽しんだ。
「びっくりした……//////」
顔を真っ赤にしながらアリアが俺を見つめる。
そんなアリアを見ると、ますますいじめたくなった。
「次は……」
俺はアリアの服を少し捲くらせ、腰にキスをした。
「ははは!くすぐったいよキルア~!!」
ジタバタと足を動かしてくすぐったがるアリア。
「腰にするキスは『束縛』っていう意味。」
「そ、そんなところにもキスするのね…」
アリアは少し慌てて捲くれた服を戻した。
「で、次が……」
アリアの後ろに回って、俺はアリアの髪を少し上げ、首にキスをした。
「…んっ……!」
急なことに、アリアは体をビクッとさせた。
「首にするキスは『欲望』っていう意味がある。」
耳元で囁くと、アリアは顔を真っ赤にして固まった。
その隙に俺はアリアの前に行き、こう言った。
「そして最後は………」
「んっ……///////」
固まるアリアを余所に、俺はアリアの唇にキスをした。
「……『愛情』」
唇を離してニッコリと笑う。
アリアはタコのように顔を真っ赤にする。
「ま、いろいろ説明したけど、俺の好きなキスの場所は…ココだな!」
アリアの唇を人差し指で押さえる。
すると、アリアが言い出した。
「……私も、この場所が一番好き。」
「ん……」
そう言いながらアリアは俺の唇と自分の唇を重ねた。
「だって…キルアの温もりが一番わかるから…!」
「…そうだな。」
アリアは幸せそうな表情で、俺の腕に抱かれていた。
END