[軍服II]浅葱カイリ
某有名TVプロデューサーの男。根っからのマゾヒストだった。時折こうして折檻するようにせがんでくる。
「この豚が…
浅葱はいつも支配される側だった。母親の過去に。仕事に。三宮に。けれどこの時間だけは男を支配している気分になれた。たとえそれがまやかしで…昼間には消えてしまう時間だとしても…快楽を覚えずにはいられなかった。
「この豚が…
浅葱はいつも支配される側だった。母親の過去に。仕事に。三宮に。けれどこの時間だけは男を支配している気分になれた。たとえそれがまやかしで…昼間には消えてしまう時間だとしても…快楽を覚えずにはいられなかった。