本編
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【井上】
「はい!勿論です。
よろしくお願いします、先輩」
【井上】
「はぁ…はぁ…、ありがとうございました」
さすがに多少息が上がっていたが、最後までフォームは崩れていなかった。
【宮沢】
「お疲れ様、脚が綺麗に伸びてていいフォームだったよ。持久力もUPしてきたな」
【井上】
「ホントですか!? 最近筋トレも頑張ってるから、その成果かな」
【宮沢】
「うん、この調子なら次の大会でソロをお願いできそうだ」
【井上】
「マジっすか!
やったぁ!俺、先輩の夢のお役に立ててるんですね!!」
キラキラとした瞳で『俺の役に立つこと』を喜ぶ井上に……胸がチクリと音を立てた。
【宮沢】
「…井上。井上が俺のシンクロチームに入りたいって言ってくれて本当に感謝してる」
【宮沢】
「でも、井上には自分の夢の為に泳いで欲しい。
俺はそう思ってるよ」
……井上は競泳で期待されている超高校級選手だ。
そんな彼が俺を追ってシンクロの世界に入ろうとしていることは、俺に少なからず罪悪感を抱かせていた。
【井上】
「……先輩」
不意に、井上の両手が俺の手を包み込んだ。
【宮沢】
「…井上?」
【井上】
「…俺、先輩にずっと憧れてたから……先輩と同じ道を歩むのが、俺の一番の夢です」
【宮沢】
「え……」
真っ直ぐな瞳に見据えられ、そこから視線を外せなくなる。
井上の瞳の中に自分の姿が映っているのに気付き…思わずそれを覗き込もうと顔を近付けた―、瞬間。
【井上】
「あっ…えっと…!
今日オレ夕飯当番なんで! し…失礼します!!」
我に返ったような素振りで後ずさり、そのままプールサードを走っていく井上。
【宮沢】
「……ありがとう、井上」
そんな井上の後ろ姿を見送りながら、今度は……心地よい感触で、胸の奥がきゅっと締め付けられるのを感じた。
「はい!勿論です。
よろしくお願いします、先輩」
【井上】
「はぁ…はぁ…、ありがとうございました」
さすがに多少息が上がっていたが、最後までフォームは崩れていなかった。
【宮沢】
「お疲れ様、脚が綺麗に伸びてていいフォームだったよ。持久力もUPしてきたな」
【井上】
「ホントですか!? 最近筋トレも頑張ってるから、その成果かな」
【宮沢】
「うん、この調子なら次の大会でソロをお願いできそうだ」
【井上】
「マジっすか!
やったぁ!俺、先輩の夢のお役に立ててるんですね!!」
キラキラとした瞳で『俺の役に立つこと』を喜ぶ井上に……胸がチクリと音を立てた。
【宮沢】
「…井上。井上が俺のシンクロチームに入りたいって言ってくれて本当に感謝してる」
【宮沢】
「でも、井上には自分の夢の為に泳いで欲しい。
俺はそう思ってるよ」
……井上は競泳で期待されている超高校級選手だ。
そんな彼が俺を追ってシンクロの世界に入ろうとしていることは、俺に少なからず罪悪感を抱かせていた。
【井上】
「……先輩」
不意に、井上の両手が俺の手を包み込んだ。
【宮沢】
「…井上?」
【井上】
「…俺、先輩にずっと憧れてたから……先輩と同じ道を歩むのが、俺の一番の夢です」
【宮沢】
「え……」
真っ直ぐな瞳に見据えられ、そこから視線を外せなくなる。
井上の瞳の中に自分の姿が映っているのに気付き…思わずそれを覗き込もうと顔を近付けた―、瞬間。
【井上】
「あっ…えっと…!
今日オレ夕飯当番なんで! し…失礼します!!」
我に返ったような素振りで後ずさり、そのままプールサードを走っていく井上。
【宮沢】
「……ありがとう、井上」
そんな井上の後ろ姿を見送りながら、今度は……心地よい感触で、胸の奥がきゅっと締め付けられるのを感じた。