[期間限定イベント"ハロウィンナイト"] 銀 夏生 編
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【男】
「ハク様。実は少々お願いがありまして―――」
【ハク】
「え?」
【男】
「このハロウィンパーティでは、毎年ターゲットとなる方へのサプライズを用意し、楽しむという趣向があるのです」
【ハク】
「サプライズ…?」
【男】
「はい。そして今回のターゲットは、他でもない、銀様なのです」
【ハク】
「え!?銀…!?」
【男】
「左様でございます。ですから是非、ハク様にもご協力いただきたいと―――
」
【男】
「この衣装に関しましても、その演出の一環となっているのです」
【ハク】
(銀が…ターゲット……)
いつもポーカーフェイスの銀が焦っていたりしたら……想像するだけでおかしい。
普段、良いように言われている事を思うと、ちょっと面白そうだ。
俺はこっそりそんなことを思ってしまった。
【ハク】
「分かりました。協力します…!」
【ハク】
(そんなナツ、滅多に見られないだろうし…)
【男】
「ありがとうございます。ご協力、感謝致します」
【男】
「ではハク様。早速ですが、こちらに着替えて頂いて宜しいでしょうか?」
【ハク】
「は、はい…」
【ハク】
(……とは言ったものの、実際見ると破壊力が半端ないな……)
【男】
「ハク様?如何なさいましたか?」
【ハク】
「えっ!あ、いえ、なんでもないです…!」
【ハク】
(ああ、もう!協力するって言ったじゃないか…!)
【ハク】
(頑張れ、俺……!)
折れそうになる心を何とか奮い立たせると、俺は決死の覚悟でメイド服を鷲掴んだ。
―――数分後。
苦悩の中、なんとか着替えが終わる。
【ハク】
「うっ…なんか微妙な気分……」
【ハク】
「しかもなんだかスースーするし…。スカートってすごいな……」
俺は自分のメイド服姿に早くも嫌気がさしたが、とにかく着替え終わったことを伝えた。
【男】
「ハク様。よくお似合いでいらっしゃいます」
【ハク】
「はあ…」
【ハク】
(それって褒め言葉なのか……?)
【男】
「それでは、銀様へのサプライズ内容についてご案内申し上げます」
【ハク】
「あ、はい!」
【ハク】
(そうだ、こっちがメインだもんな…!)
俺はメイド服のことは一旦忘れて、サプライズ内容を頭に叩き込むことにした。
【男】
「ハク様にご協力いただくのは、それほど難しい内容ではございません」
【ハク】
「そうなんですか?じゃあ、何か秘密のプレゼントを渡すとかそういう……」
【男】
「いいえ。それほど大仰なものではございません」
【男】
「まず、パーティ中盤で、メイド服を着たハク様を数人の仮装者が襲います」
【ハク】
「え!?」
【男】
「そして、攫われたハク様を銀様が探すというシナリオです」
【ハク】
「は、はあ……」
【ハク】
(プレゼントどころか、だいぶ大仰なんですけど……)
【男】
「サプライズだと悟られないよう、襲われた際には抵抗するフリをしてください」
【男】
「以上のような内容となりますが…宜しいでしょうか?」
【ハク】
「はい。わ、わかりました」
【ハク】
(とりあえず、しくじんないようにしなくちゃな…!)
サプライズ内容には俺の方が驚いてしまったが―――とにかく成功させなければ。
俺は深く頷いた。……メイド服姿で。
「ハク様。実は少々お願いがありまして―――」
【ハク】
「え?」
【男】
「このハロウィンパーティでは、毎年ターゲットとなる方へのサプライズを用意し、楽しむという趣向があるのです」
【ハク】
「サプライズ…?」
【男】
「はい。そして今回のターゲットは、他でもない、銀様なのです」
【ハク】
「え!?銀…!?」
【男】
「左様でございます。ですから是非、ハク様にもご協力いただきたいと―――
」
【男】
「この衣装に関しましても、その演出の一環となっているのです」
【ハク】
(銀が…ターゲット……)
いつもポーカーフェイスの銀が焦っていたりしたら……想像するだけでおかしい。
普段、良いように言われている事を思うと、ちょっと面白そうだ。
俺はこっそりそんなことを思ってしまった。
【ハク】
「分かりました。協力します…!」
【ハク】
(そんなナツ、滅多に見られないだろうし…)
【男】
「ありがとうございます。ご協力、感謝致します」
【男】
「ではハク様。早速ですが、こちらに着替えて頂いて宜しいでしょうか?」
【ハク】
「は、はい…」
【ハク】
(……とは言ったものの、実際見ると破壊力が半端ないな……)
【男】
「ハク様?如何なさいましたか?」
【ハク】
「えっ!あ、いえ、なんでもないです…!」
【ハク】
(ああ、もう!協力するって言ったじゃないか…!)
【ハク】
(頑張れ、俺……!)
折れそうになる心を何とか奮い立たせると、俺は決死の覚悟でメイド服を鷲掴んだ。
―――数分後。
苦悩の中、なんとか着替えが終わる。
【ハク】
「うっ…なんか微妙な気分……」
【ハク】
「しかもなんだかスースーするし…。スカートってすごいな……」
俺は自分のメイド服姿に早くも嫌気がさしたが、とにかく着替え終わったことを伝えた。
【男】
「ハク様。よくお似合いでいらっしゃいます」
【ハク】
「はあ…」
【ハク】
(それって褒め言葉なのか……?)
【男】
「それでは、銀様へのサプライズ内容についてご案内申し上げます」
【ハク】
「あ、はい!」
【ハク】
(そうだ、こっちがメインだもんな…!)
俺はメイド服のことは一旦忘れて、サプライズ内容を頭に叩き込むことにした。
【男】
「ハク様にご協力いただくのは、それほど難しい内容ではございません」
【ハク】
「そうなんですか?じゃあ、何か秘密のプレゼントを渡すとかそういう……」
【男】
「いいえ。それほど大仰なものではございません」
【男】
「まず、パーティ中盤で、メイド服を着たハク様を数人の仮装者が襲います」
【ハク】
「え!?」
【男】
「そして、攫われたハク様を銀様が探すというシナリオです」
【ハク】
「は、はあ……」
【ハク】
(プレゼントどころか、だいぶ大仰なんですけど……)
【男】
「サプライズだと悟られないよう、襲われた際には抵抗するフリをしてください」
【男】
「以上のような内容となりますが…宜しいでしょうか?」
【ハク】
「はい。わ、わかりました」
【ハク】
(とりあえず、しくじんないようにしなくちゃな…!)
サプライズ内容には俺の方が驚いてしまったが―――とにかく成功させなければ。
俺は深く頷いた。……メイド服姿で。