[期間限定イベント"ハロウィンナイト"] 赤屋 竜次 編
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【水野】
「お、オレですか!?は、ハイ!ありがとうございます!
久々津さん直々のお褒めの言葉に、水野さんは頬を紅潮させている。
すると、話が落ち着いたところでリュウが久々津さんを奥の間に呼んだ。
【赤屋】
「組長……少し、お話が」
【久々津】
「ん?……ああ、わかった」
【赤屋】
「ハク、悪いが少しだけ待っててくれ。すぐ済む」
【ハク】
「わかった……」
【ハク】
(……なんだろう、仕事の話かな?)
少しだけその場で待っていると、リュウの言ったように話はすぐ終わったようで俺たちはそのままマンションへと帰った。
俺とリュウが帰宅した頃には、時刻はもうすっかり夜だった。
マンションに到着すると、ほっとすると同時にドッと疲れがやってくる。
【ハク】
(考えてみれば俺、強盗に包丁突きつけられてたんだっけ……)
【ハク】
(あのときは夢中だったけど、包丁持った男相手によくあんなこと言ったよな……)
正直、今思い返すとゾッとする。
【赤屋】
「ハク、どうした?入らないのか?」
【ハク】
「あ、ううん……なんでもない」
リュウに声をかけられ、はっとした。
俺は無意識に玄関で立ち止まってしまっていたようだ。
【ハク】
(リュウが来てくれたから、無事でいられたんだよな)
【ハク】
(……そういえば)
【ハク】
「リュウ……」
【赤屋】
「ん?どうかしたか?」
俺はひとつ訊きたいことがあってリュウの名を呼んだ。
リュウは優しげな顔で俺を覗き込む。
【ハク】
「あの強盗……本当に雇うのか?」
【赤屋】
「ああ。ああやって道を踏み外した奴を更生させるのも、俺の仕事だからな」
【赤屋】
「組長にも、もう話はしてある」
【ハク】
(さっき久々津さんと奥で話していたのは、このことだったのか……)
【ハク】
「すごいな、リュウは。それに比べて俺は……」
【ハク】
「俺なんて、何もできなかった……」
思わず俯いてしまった俺の肩を、そっとリュウが抱いた。
【赤屋】
「いや、そんなことない。ハクは傍にいてくれるだけで、俺の助けになってる」
【ハク】
「な、何言ってるんだよ……」
リュウは時々、こういった歯の浮くような台詞を真顔で言ってくる。
俺は未だに慣れることができず、いちいちドギマギしてしまう。
今回も俺が思わず赤面するが、リュウはかまわず言葉を続けた。
【赤屋】
「だから……」
【ハク】
「だから?」
【赤屋】
「だから、コレ着てみてくれよ」
【ハク】
「えっ……?」
そう言ってリュウが差し出したのは……。
あの日……デパートに仮装の衣装を買いに行った日、俺が突っぱねたはずのメイド服だった。
【ハク】
「やっ、やだ!ぜったい着ない!いい歳してこんなの……」
【赤屋】
「いや。ハクなら絶対似合うから、大丈夫だ」
【ハク】
「うっ……」
「お、オレですか!?は、ハイ!ありがとうございます!
久々津さん直々のお褒めの言葉に、水野さんは頬を紅潮させている。
すると、話が落ち着いたところでリュウが久々津さんを奥の間に呼んだ。
【赤屋】
「組長……少し、お話が」
【久々津】
「ん?……ああ、わかった」
【赤屋】
「ハク、悪いが少しだけ待っててくれ。すぐ済む」
【ハク】
「わかった……」
【ハク】
(……なんだろう、仕事の話かな?)
少しだけその場で待っていると、リュウの言ったように話はすぐ終わったようで俺たちはそのままマンションへと帰った。
俺とリュウが帰宅した頃には、時刻はもうすっかり夜だった。
マンションに到着すると、ほっとすると同時にドッと疲れがやってくる。
【ハク】
(考えてみれば俺、強盗に包丁突きつけられてたんだっけ……)
【ハク】
(あのときは夢中だったけど、包丁持った男相手によくあんなこと言ったよな……)
正直、今思い返すとゾッとする。
【赤屋】
「ハク、どうした?入らないのか?」
【ハク】
「あ、ううん……なんでもない」
リュウに声をかけられ、はっとした。
俺は無意識に玄関で立ち止まってしまっていたようだ。
【ハク】
(リュウが来てくれたから、無事でいられたんだよな)
【ハク】
(……そういえば)
【ハク】
「リュウ……」
【赤屋】
「ん?どうかしたか?」
俺はひとつ訊きたいことがあってリュウの名を呼んだ。
リュウは優しげな顔で俺を覗き込む。
【ハク】
「あの強盗……本当に雇うのか?」
【赤屋】
「ああ。ああやって道を踏み外した奴を更生させるのも、俺の仕事だからな」
【赤屋】
「組長にも、もう話はしてある」
【ハク】
(さっき久々津さんと奥で話していたのは、このことだったのか……)
【ハク】
「すごいな、リュウは。それに比べて俺は……」
【ハク】
「俺なんて、何もできなかった……」
思わず俯いてしまった俺の肩を、そっとリュウが抱いた。
【赤屋】
「いや、そんなことない。ハクは傍にいてくれるだけで、俺の助けになってる」
【ハク】
「な、何言ってるんだよ……」
リュウは時々、こういった歯の浮くような台詞を真顔で言ってくる。
俺は未だに慣れることができず、いちいちドギマギしてしまう。
今回も俺が思わず赤面するが、リュウはかまわず言葉を続けた。
【赤屋】
「だから……」
【ハク】
「だから?」
【赤屋】
「だから、コレ着てみてくれよ」
【ハク】
「えっ……?」
そう言ってリュウが差し出したのは……。
あの日……デパートに仮装の衣装を買いに行った日、俺が突っぱねたはずのメイド服だった。
【ハク】
「やっ、やだ!ぜったい着ない!いい歳してこんなの……」
【赤屋】
「いや。ハクなら絶対似合うから、大丈夫だ」
【ハク】
「うっ……」