[本編] 緑川 彰一 編
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【緑川】
「肌がきれいでしょ」
【桃島】
「!」
【女性客】
「あっ、ショウちゃぁん! ひさびさー」
【緑川】
「ひさしぶり。ユキ、、肌がきれいなんだ。まるで雪みたいに」
【女性客】
「ほんとだぁー!」
【緑川】
「だからユキって言うんだよ。……じゃあユキ、次のテーブルにご挨拶に行こうか」
【ハク】
「は、はいっ!」
そう言って緑川さんが俺の腕を引いてくれて……難を逃れることができた。
【ハク】
(緑川さん……助けてくれたんだ)
空気を壊さないように、さりげなく、でも確実に。
【桃島】
「っ……!」
桃島さんは不機嫌そうだったけれど、お客さんの笑顔を奪うことはなかった。
【ハク】
「ありがとう、ございます……」
【緑川】
「少しずつ練習していこうね。一発芸じゃなくて、ああいうときの乗り切り方」
【ハク】
「はいっ……」
【男性客】
「おっ、この子が噂の新人ちゃん?」
【緑川】
「あぁ、お客様。いらっしゃいませ」
【男性客】
「カワイイ子じゃないか~」
酔っ払った男性客はいきなり俺の尻を鷲掴みにしてきた。
【ハク】
「わっ!」
【緑川】
「お客様」
緑川さんがさっと手を伸ばして、男性の手を振り払ってくれる。
【男性客】
「何だよ~ケチだな」
【緑川】
「申し訳ありません」
【緑川】
「……彼、まだまだ初心なので、緊張しちゃうんですよ」
【男性客】
「お、そうなのかぁ? アッハッハ!」
【男性客】
「ユキちゃん……だっけ? 頑張って!」
緑川さんのフォローのおかげで男性客は機嫌を損ねることなく、俺たちのもとを去って行った。
【緑川】
「ちょっと驚かされちゃったね」
【ハク】
「えっ…まぁ……」
【緑川】
「あーいう男性のお客さんも少なくはないから、気をつけてね」
【緑川】
「でも気に入ってもらえれば、常連になってくれることもあるから」
【ハク】
「わかりました」
【ハク】
(なんだか緑川さんに助けられっぱなしだ)
色々あったけれど、俺はその後も楽しく体験入店を済ませることができた。
【ハク】
(ホスト……悪くない、のかも……)
桃島さんのことや気がかりは他にもあったけれど、何より部屋に居候させてもらえる。
そのうえ仕事もそれなりに楽しいとあれば……
俺にはホストを続けない理由もなかった。
続く…
「肌がきれいでしょ」
【桃島】
「!」
【女性客】
「あっ、ショウちゃぁん! ひさびさー」
【緑川】
「ひさしぶり。ユキ、、肌がきれいなんだ。まるで雪みたいに」
【女性客】
「ほんとだぁー!」
【緑川】
「だからユキって言うんだよ。……じゃあユキ、次のテーブルにご挨拶に行こうか」
【ハク】
「は、はいっ!」
そう言って緑川さんが俺の腕を引いてくれて……難を逃れることができた。
【ハク】
(緑川さん……助けてくれたんだ)
空気を壊さないように、さりげなく、でも確実に。
【桃島】
「っ……!」
桃島さんは不機嫌そうだったけれど、お客さんの笑顔を奪うことはなかった。
【ハク】
「ありがとう、ございます……」
【緑川】
「少しずつ練習していこうね。一発芸じゃなくて、ああいうときの乗り切り方」
【ハク】
「はいっ……」
【男性客】
「おっ、この子が噂の新人ちゃん?」
【緑川】
「あぁ、お客様。いらっしゃいませ」
【男性客】
「カワイイ子じゃないか~」
酔っ払った男性客はいきなり俺の尻を鷲掴みにしてきた。
【ハク】
「わっ!」
【緑川】
「お客様」
緑川さんがさっと手を伸ばして、男性の手を振り払ってくれる。
【男性客】
「何だよ~ケチだな」
【緑川】
「申し訳ありません」
【緑川】
「……彼、まだまだ初心なので、緊張しちゃうんですよ」
【男性客】
「お、そうなのかぁ? アッハッハ!」
【男性客】
「ユキちゃん……だっけ? 頑張って!」
緑川さんのフォローのおかげで男性客は機嫌を損ねることなく、俺たちのもとを去って行った。
【緑川】
「ちょっと驚かされちゃったね」
【ハク】
「えっ…まぁ……」
【緑川】
「あーいう男性のお客さんも少なくはないから、気をつけてね」
【緑川】
「でも気に入ってもらえれば、常連になってくれることもあるから」
【ハク】
「わかりました」
【ハク】
(なんだか緑川さんに助けられっぱなしだ)
色々あったけれど、俺はその後も楽しく体験入店を済ませることができた。
【ハク】
(ホスト……悪くない、のかも……)
桃島さんのことや気がかりは他にもあったけれど、何より部屋に居候させてもらえる。
そのうえ仕事もそれなりに楽しいとあれば……
俺にはホストを続けない理由もなかった。
続く…