[本編] 緑川 彰一 編
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【緑川】
「じゃあ俺の家に来る?」
【ハク】
「へっ!?」
【桃島】
「……!」
驚いて素っ頓狂な声を上げてしまった俺と……
俺以上に驚いて、絶句している桃島さん。
【緑川】
「どうした? そんなにびっくりして」
【緑川】
「俺の部屋、一人泊めるくらいは問題ないと思うけど?」
【桃島】
「マジで緑川さんのマンションに泊めるんですか」
【緑川】
「うん、だってそれしかないだろう?」
【ハク】
「そんな、申し訳な……」
【桃島】
「ダメです!」
言いかけた俺の言葉を桃島さんの言葉が遮った。
【緑川】
「モモ……どうしてそんな」
【桃島】
「こんなどこの誰かもわかんないやつ……」
【桃島】
「緑川さんの部屋に入れてなんかあったらどうするんですか!」
【緑川】
「なんかって……たとえば?」
【桃島】
「色々ですよ!」
【緑川】
「……色々する予定は? ユキ」
【ハク】
「そんなっ……」
【ハク】
「俺は屋根のあるところに泊めてもらえるだけで、全然」
【緑川】
「だって」
【桃島】
「んなこと言ったって!」
【緑川】
「大丈夫だって。俺だってそんなにヤワじゃないし、人を見る目くらいあるよ」
【桃島】
「でもっ……」
文句を言う桃島さんをいなして、緑川さんは俺を部屋に連れて行ってくれることになった。
【ハク】
(ナンバー1ホストの部屋か……想像もつかないや)
【ハク】
(でも桃島さん……なんであんなに頭ごなしに反対したんだろう……)
【ハク】
(何か勘にさわるようなことした覚えはないんだけど)
それもそのはず。
会ったのも初対面だし、最初から俺に対して突っかかってきていた。
【ハク】
(確実に俺のこと……嫌ってるよなぁ……)
【緑川】
「ここが俺の部屋」
【ハク】
「すごいっ……!」
さすがはナンバー1ホストのマンション、といったところだろうか。
広くてきれいで、俺が住んでいた部屋とは比べ物にならない。
しかもベッドは天蓋付き。
こんなの、現実世界で本当に使っている人がいるなんて思わなかった。
【ハク】
(貢いでもらった、とかもあるのかな……?)
そう思うけれど、恐れ多くて口には出せない。
とにかく俺は緑川さんに伝えるべきお礼を口にする。
【ハク】
「あのっ……」
【緑川】
「なに?」
【ハク】
「ちゃんとお礼言えてなくて……ありがとうございます!」
【緑川】
「いいって」
【ハク】
「すみません……本当、さっき桃島さんが言ってたのももっともで」
【緑川】
「なに、ユキは怪しいやつなの?」
【ハク】
「それは違いますけどっ……でも」
【ハク】
「桃島さんの言うとおり、ふらっと来て緑川さんの部屋に泊めてもらって……」
【ハク】
「ありがたいですけど、申し訳ないです」
【緑川】
「大丈夫。それにモモの言ったことは気にしなくていいよ」
【緑川】
「あいつは……ちょっと俺に対して過剰なところがあるから」
【ハク】
「過剰……?」
【緑川】
「ちょっと口うるさいから気にしないでってこと」
【ハク】
「そうなんですか……?」
【緑川】
「それに元はあいつも、君と同じだしね」
【ハク】
「俺と同じ……?」
【緑川】
「うん。……ま、家が丸焦げになったりはしてないけど」
【緑川】
「だからいろいろ思うところがあるだけだろうから、気にしないでいいよ」
【ハク】
「そうですか……」
【緑川】
「あ、でも俺一人暮らしだからベッドは1つしかないんだ」
【ハク】
「……!」
【緑川】
「一緒になるけどいいよね?」
【ハク】
「…………」
【ハク】
(いいの……かな…)
【ハク】
「は、はいっ……」
男の俺でもこんなにきれいな人とひとつのベッドで眠るのはドキドキしてしまう。
けれど、贅沢も言ってられない。
……その晩。
俺はキングサイズのベッドで、緑川さんの隣で一晩、眠ることになった……。
【ハク】
「……はぁ……」
とはいっても、そうそう簡単に眠れるわけもない。
緑川さんのとなりで、緑川さんのベッドで……。
俺はしばらく、寝つけずにいた。
【緑川】
「……ユキ、眠れないの?」
【ハク】
「あ、すみません、起こしちゃいましたか……?」
【緑川】
「いや、平気」
【緑川】
「それよりユキこそ平気? まぁ、今日一日でいろんなことがあったしね」
「じゃあ俺の家に来る?」
【ハク】
「へっ!?」
【桃島】
「……!」
驚いて素っ頓狂な声を上げてしまった俺と……
俺以上に驚いて、絶句している桃島さん。
【緑川】
「どうした? そんなにびっくりして」
【緑川】
「俺の部屋、一人泊めるくらいは問題ないと思うけど?」
【桃島】
「マジで緑川さんのマンションに泊めるんですか」
【緑川】
「うん、だってそれしかないだろう?」
【ハク】
「そんな、申し訳な……」
【桃島】
「ダメです!」
言いかけた俺の言葉を桃島さんの言葉が遮った。
【緑川】
「モモ……どうしてそんな」
【桃島】
「こんなどこの誰かもわかんないやつ……」
【桃島】
「緑川さんの部屋に入れてなんかあったらどうするんですか!」
【緑川】
「なんかって……たとえば?」
【桃島】
「色々ですよ!」
【緑川】
「……色々する予定は? ユキ」
【ハク】
「そんなっ……」
【ハク】
「俺は屋根のあるところに泊めてもらえるだけで、全然」
【緑川】
「だって」
【桃島】
「んなこと言ったって!」
【緑川】
「大丈夫だって。俺だってそんなにヤワじゃないし、人を見る目くらいあるよ」
【桃島】
「でもっ……」
文句を言う桃島さんをいなして、緑川さんは俺を部屋に連れて行ってくれることになった。
【ハク】
(ナンバー1ホストの部屋か……想像もつかないや)
【ハク】
(でも桃島さん……なんであんなに頭ごなしに反対したんだろう……)
【ハク】
(何か勘にさわるようなことした覚えはないんだけど)
それもそのはず。
会ったのも初対面だし、最初から俺に対して突っかかってきていた。
【ハク】
(確実に俺のこと……嫌ってるよなぁ……)
【緑川】
「ここが俺の部屋」
【ハク】
「すごいっ……!」
さすがはナンバー1ホストのマンション、といったところだろうか。
広くてきれいで、俺が住んでいた部屋とは比べ物にならない。
しかもベッドは天蓋付き。
こんなの、現実世界で本当に使っている人がいるなんて思わなかった。
【ハク】
(貢いでもらった、とかもあるのかな……?)
そう思うけれど、恐れ多くて口には出せない。
とにかく俺は緑川さんに伝えるべきお礼を口にする。
【ハク】
「あのっ……」
【緑川】
「なに?」
【ハク】
「ちゃんとお礼言えてなくて……ありがとうございます!」
【緑川】
「いいって」
【ハク】
「すみません……本当、さっき桃島さんが言ってたのももっともで」
【緑川】
「なに、ユキは怪しいやつなの?」
【ハク】
「それは違いますけどっ……でも」
【ハク】
「桃島さんの言うとおり、ふらっと来て緑川さんの部屋に泊めてもらって……」
【ハク】
「ありがたいですけど、申し訳ないです」
【緑川】
「大丈夫。それにモモの言ったことは気にしなくていいよ」
【緑川】
「あいつは……ちょっと俺に対して過剰なところがあるから」
【ハク】
「過剰……?」
【緑川】
「ちょっと口うるさいから気にしないでってこと」
【ハク】
「そうなんですか……?」
【緑川】
「それに元はあいつも、君と同じだしね」
【ハク】
「俺と同じ……?」
【緑川】
「うん。……ま、家が丸焦げになったりはしてないけど」
【緑川】
「だからいろいろ思うところがあるだけだろうから、気にしないでいいよ」
【ハク】
「そうですか……」
【緑川】
「あ、でも俺一人暮らしだからベッドは1つしかないんだ」
【ハク】
「……!」
【緑川】
「一緒になるけどいいよね?」
【ハク】
「…………」
【ハク】
(いいの……かな…)
【ハク】
「は、はいっ……」
男の俺でもこんなにきれいな人とひとつのベッドで眠るのはドキドキしてしまう。
けれど、贅沢も言ってられない。
……その晩。
俺はキングサイズのベッドで、緑川さんの隣で一晩、眠ることになった……。
【ハク】
「……はぁ……」
とはいっても、そうそう簡単に眠れるわけもない。
緑川さんのとなりで、緑川さんのベッドで……。
俺はしばらく、寝つけずにいた。
【緑川】
「……ユキ、眠れないの?」
【ハク】
「あ、すみません、起こしちゃいましたか……?」
【緑川】
「いや、平気」
【緑川】
「それよりユキこそ平気? まぁ、今日一日でいろんなことがあったしね」