本編
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【谷崎】
「ストレッチも充分したし、各自の体調も万全だ。期待以上の成果も望めるだろう」
【宮沢】
「うん!俺もそう信じてる!」
潤司に微笑み返し、そして再びメンバーたちへ視線を移す
客席へと手を振るメンバーたちに、それぞれ熱い声援と感嘆の溜息が送られている
あんなに全員が観客を魅了するチーム、他にはどこにもない
………それに
―きゅ
隣に立つ潤司の、空いた方の手を握る
【谷崎】
「……!宮沢!?」
【宮沢】
「控えなんて勿体ないくらい、恰好良くて頼りになる選手が、ここにも居るもんね」
【谷崎】
「も…勿体ないもなにも、俺はお前の力になる以外に目的などない」
【谷崎】
「ほら、演技が始まるぞ。俺は記録を付けるから、お前は応援と緊急の指示出し待機だろう」
【宮沢】
「うん!」
返事をした俺は、明るい気持ちでメガホンを握りしめた
…………しかし
この時の出来事が、後に1つの波瀾を呼ぶことを、俺はまったく気づいていなかったのだ
-to be continued-
【高い声の女性客】
「きゃああー!!!井伏サマ素敵ぃーーーーー!!」
【ハスキーボイスの女性客】
「いやああー!!!吉川様のジャンプ美しすぎーーーー!!!!」
【野太い声の男性客】
「うおおー!夏目ー!すげええー!抱かれてえー!!!」
小規模な大会では異例なほどの歓声と熱気の渦が、会場中を震わせている
【谷崎】
「うむ、井上のワンテンポ遅れる癖も今日は出ていない。今までで最高の出来だ」
【宮沢】
「うん…!うん……!」
冷静にペンを走らせながらも、潤司の頬は紅潮している
それは勿論、俺も同じだ
【宮沢】
「すごい!すごいよ潤司…!みんな…ほんとにすごいよ!」
【谷崎】
「ああ。ようやく成果が花開いてきたな」
フィニッシュの演技を成功させて、プールサイドへ上がったメンバーたちに
俺はちぎれるほどの拍手を送り続けた
―そして
スコアボードには40.2の数字が表示されたのだった
【宮沢】
「お疲れ様です!演技すばらしかったです!!」
みんなにタオルを渡しながらも、俺は嬉しさで笑みが耐えられずにいた
【宮沢】
「F.R.(フリー・ルーティン)までは2時間以上ありますから、身体を冷やさないようゆっくり休んで下さい」
【吉川】
「今んトコ2位との差は7.7点か
まあ悪くねぇんじゃねえか」
【井伏】
「ま、今の調子ならこのまま首位確定っしょ」
【井伏】
「ついでに宮沢くんが熱いキスでもくれりゃ、F.R.で50点満点でも取れそうなんだけどな♪」
スルリ
【宮沢】
「うひゃぁうっ!!」
井伏さんにお尻を撫でられ、裏返った声を上げた―刹那
ガスビシッ!!!
【井伏】
「ぐあっ!!痛ぅ!」
皆が出したどの手より早く、助教の手刀が井伏さんの頭頂部にヒットした
【志賀】
「フン!」
【志賀】
「貴様ら浮かれすぎだ
F.R.に備えて各自ストレッチでもしておくがいい」
【宮沢】
「じ、助教……」
【井伏】
「ごめんて志賀さん
宮沢くんがすげーはしゃいで可愛かったからさあ」
【井上】
「まったく鮎次は油断ならねーつか、俺の先輩にいやらしく触んなよな」
【吉川】
「どさくさでテメェのモンにしてんじゃねぇぞ犬」
【井上】
「だから犬じゃねーって!ひでーよ吉川先輩」
【梶井】
「くすくす
私にはどちらも可愛らしい愛玩犬のように見えますよ」
【吉川・井上】
「あんた、やっぱ怖ぇな……」
「せめてシェパードとかにしてください」
【夏目】
「ははは。志賀さんの意見ももっともだ。油断せずに午後のF.R.へ向けて万全にしなければな」
【宮沢】
「はい!それじゃあ俺、潤司に残りチームの状況聞いてきますね!」
パタパタと走って、選手控室を後にする
今は潤司が1人、観客席で7番手以降のチームの演技を見て、記録を取ってくれているのだ
【宮沢】
(助教、いつもよりちょっとピリピリしてた気がするな…。大学での「鬼神」て呼ばれてるときみたい)
観客席への階段を上りながら、そんな事を思う
いつもの…シンクロの練習をしているときの助教は、厳しいし怖いけど、大学で登壇しているときとは少し雰囲気が違うのだ
【宮沢】
(厳しいけど、どこか空気が柔らかいというか、大学よりも楽しそうで…)
―でも
さっきの助教は……
【宮沢】
(試合本番だし、助教は何でも真剣に取り組む人だから…気を引き締めてるのかな)
-to be continued-
―その後のT.R.でも突出した得点を上げるチームが現れることはなく
俺たちのチームは首位のまま、大会の折り返しを迎えた
F.R.は、T.R.で最下位だったチームから順に演技を行うので、うちのチームが一番最後だ
【宮沢】
(お昼休憩が終わったらF.R.か
あ、デジカメ用のSDカードがもう一杯だ…)
【宮沢】
「潤司、俺ちょっと新しいSDカード取って来るね」
【谷崎】
「それなら俺が行って来よう」
【宮沢】
「ううん!ロッカー行ってくるだけだし、潤司に記録しておいて貰った方が安心だから」
潤司にそう告げて、ロッカールームへと移動する
【宮沢】
(さすがにこの時間は誰も居ないや…)
人気のないロッカールームは、大会中とは思えない程の静寂に包まれている
今から1チーム目の演技開始なのだ。選手や関係者は皆、プールサイドか観客席だろう
【宮沢】
(俺も急いで戻らないと
ロッカーは一番奥の列だっけ……)
―カタンッ
そのとき、入口の方から物音が聞こえた
音のした方へ顔を向けると、そこには……
【宮沢】
「…あれ?助教」
【宮沢】
「どうされたんですか?
もう試合はじまってますよね」
「ストレッチも充分したし、各自の体調も万全だ。期待以上の成果も望めるだろう」
【宮沢】
「うん!俺もそう信じてる!」
潤司に微笑み返し、そして再びメンバーたちへ視線を移す
客席へと手を振るメンバーたちに、それぞれ熱い声援と感嘆の溜息が送られている
あんなに全員が観客を魅了するチーム、他にはどこにもない
………それに
―きゅ
隣に立つ潤司の、空いた方の手を握る
【谷崎】
「……!宮沢!?」
【宮沢】
「控えなんて勿体ないくらい、恰好良くて頼りになる選手が、ここにも居るもんね」
【谷崎】
「も…勿体ないもなにも、俺はお前の力になる以外に目的などない」
【谷崎】
「ほら、演技が始まるぞ。俺は記録を付けるから、お前は応援と緊急の指示出し待機だろう」
【宮沢】
「うん!」
返事をした俺は、明るい気持ちでメガホンを握りしめた
…………しかし
この時の出来事が、後に1つの波瀾を呼ぶことを、俺はまったく気づいていなかったのだ
-to be continued-
【高い声の女性客】
「きゃああー!!!井伏サマ素敵ぃーーーーー!!」
【ハスキーボイスの女性客】
「いやああー!!!吉川様のジャンプ美しすぎーーーー!!!!」
【野太い声の男性客】
「うおおー!夏目ー!すげええー!抱かれてえー!!!」
小規模な大会では異例なほどの歓声と熱気の渦が、会場中を震わせている
【谷崎】
「うむ、井上のワンテンポ遅れる癖も今日は出ていない。今までで最高の出来だ」
【宮沢】
「うん…!うん……!」
冷静にペンを走らせながらも、潤司の頬は紅潮している
それは勿論、俺も同じだ
【宮沢】
「すごい!すごいよ潤司…!みんな…ほんとにすごいよ!」
【谷崎】
「ああ。ようやく成果が花開いてきたな」
フィニッシュの演技を成功させて、プールサイドへ上がったメンバーたちに
俺はちぎれるほどの拍手を送り続けた
―そして
スコアボードには40.2の数字が表示されたのだった
【宮沢】
「お疲れ様です!演技すばらしかったです!!」
みんなにタオルを渡しながらも、俺は嬉しさで笑みが耐えられずにいた
【宮沢】
「F.R.(フリー・ルーティン)までは2時間以上ありますから、身体を冷やさないようゆっくり休んで下さい」
【吉川】
「今んトコ2位との差は7.7点か
まあ悪くねぇんじゃねえか」
【井伏】
「ま、今の調子ならこのまま首位確定っしょ」
【井伏】
「ついでに宮沢くんが熱いキスでもくれりゃ、F.R.で50点満点でも取れそうなんだけどな♪」
スルリ
【宮沢】
「うひゃぁうっ!!」
井伏さんにお尻を撫でられ、裏返った声を上げた―刹那
ガスビシッ!!!
【井伏】
「ぐあっ!!痛ぅ!」
皆が出したどの手より早く、助教の手刀が井伏さんの頭頂部にヒットした
【志賀】
「フン!」
【志賀】
「貴様ら浮かれすぎだ
F.R.に備えて各自ストレッチでもしておくがいい」
【宮沢】
「じ、助教……」
【井伏】
「ごめんて志賀さん
宮沢くんがすげーはしゃいで可愛かったからさあ」
【井上】
「まったく鮎次は油断ならねーつか、俺の先輩にいやらしく触んなよな」
【吉川】
「どさくさでテメェのモンにしてんじゃねぇぞ犬」
【井上】
「だから犬じゃねーって!ひでーよ吉川先輩」
【梶井】
「くすくす
私にはどちらも可愛らしい愛玩犬のように見えますよ」
【吉川・井上】
「あんた、やっぱ怖ぇな……」
「せめてシェパードとかにしてください」
【夏目】
「ははは。志賀さんの意見ももっともだ。油断せずに午後のF.R.へ向けて万全にしなければな」
【宮沢】
「はい!それじゃあ俺、潤司に残りチームの状況聞いてきますね!」
パタパタと走って、選手控室を後にする
今は潤司が1人、観客席で7番手以降のチームの演技を見て、記録を取ってくれているのだ
【宮沢】
(助教、いつもよりちょっとピリピリしてた気がするな…。大学での「鬼神」て呼ばれてるときみたい)
観客席への階段を上りながら、そんな事を思う
いつもの…シンクロの練習をしているときの助教は、厳しいし怖いけど、大学で登壇しているときとは少し雰囲気が違うのだ
【宮沢】
(厳しいけど、どこか空気が柔らかいというか、大学よりも楽しそうで…)
―でも
さっきの助教は……
【宮沢】
(試合本番だし、助教は何でも真剣に取り組む人だから…気を引き締めてるのかな)
-to be continued-
―その後のT.R.でも突出した得点を上げるチームが現れることはなく
俺たちのチームは首位のまま、大会の折り返しを迎えた
F.R.は、T.R.で最下位だったチームから順に演技を行うので、うちのチームが一番最後だ
【宮沢】
(お昼休憩が終わったらF.R.か
あ、デジカメ用のSDカードがもう一杯だ…)
【宮沢】
「潤司、俺ちょっと新しいSDカード取って来るね」
【谷崎】
「それなら俺が行って来よう」
【宮沢】
「ううん!ロッカー行ってくるだけだし、潤司に記録しておいて貰った方が安心だから」
潤司にそう告げて、ロッカールームへと移動する
【宮沢】
(さすがにこの時間は誰も居ないや…)
人気のないロッカールームは、大会中とは思えない程の静寂に包まれている
今から1チーム目の演技開始なのだ。選手や関係者は皆、プールサイドか観客席だろう
【宮沢】
(俺も急いで戻らないと
ロッカーは一番奥の列だっけ……)
―カタンッ
そのとき、入口の方から物音が聞こえた
音のした方へ顔を向けると、そこには……
【宮沢】
「…あれ?助教」
【宮沢】
「どうされたんですか?
もう試合はじまってますよね」
