本編
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次の日―
お昼の学食にも、一緒に取っている講義の教室にも、吉川先輩は姿を現さなかった
講義を終え、潤司と一緒に図書室へと歩く
【谷崎】
「宮沢」
【宮沢】
「ん?なあに潤司」
【谷崎】
「今日はずっと元気がないな。
それに、若干落ち着かない様子だが…」
【谷崎】
「シンクロの方で、なにかあったのか?」
谷崎が心配そうな目を向けて、俺の瞳を覗き込んでくる
【宮沢】
「ううん、なんでもないよ。
ちょっと…チームの人と喧嘩しちゃって……」
『喧嘩』という表現は正しくない気がしたけれど…他に良い表現が思いつかず、そう説明した
それに…早く会って、仲直りがしたかったから…自然と『喧嘩』という単語が出てきたのかもしれない
【谷崎】
「…吉川先輩、か?」
【宮沢】
「ええっ!?なんで分かったの!?」
【宮沢】
「…親友歴10年。ついに俺たち、テレパシーが使えるようになったのかな!?」
【谷崎】
「バカ…、そんな訳あるか」
【谷崎】
「大学構内でそわそわしていて、更に『チームメンバーと喧嘩』…となれば、吉川先輩と考えるのが妥当だろう」
【谷崎】
「志賀助教と喧嘩…はさすがに考え難いしな」
【宮沢】
「あ…なるほど」
【谷崎】
「ついでにいうと、親友歴は12年だ」
【宮沢】
「もうそんなに経ってたんだ。干支1周分だね」
【谷崎】
「宮沢、今日…ようやくちゃんと笑ったな」
【谷崎】
「今日はチームミーティングの日だろ? たまには俺も一緒にミーティングに参加しよう」
【宮沢】
「ホントに!?
ありがとう潤司!」
【井上】
「さすが谷崎先輩!
新しい練習メニュー、すっげぇ効果上がりそうですね!」
【志賀】
「確かにな。ここ数ヶ月の俺たちの成長値に合わせて、的確に計画が変更されている」
【志賀】
「なかなか見事なものだ」
【谷崎】
「ありがとうございます」
【夏目】
「うん、谷崎くんの見直し案は本当に素晴らしい計画だ」
【夏目】
「宮沢も、優秀なブレーンを親友に持って幸せものだな」
【宮沢】
「はい!」
潤司が皆に褒められるのが嬉しくて、満面の笑みでそう答えた
いつも表舞台を嫌がる潤司だけど…、本当にすごく頼りになる優秀な奴だって、皆に知って貰いたかった
【井伏】
「そういや今日、吉川くん来てないの? いつも絶対参加するのにな。用事か何かか?」
井伏さんがミーティングルームを見回して、そう訪ねる
【梶井】
「そういえば、本日は姿をお見かけしませんね…。」
【宮沢】
(チームみんなでいる空間に、吉川先輩が居ない……)
寂しい気持ちでうなだれた俺の肩を、潤司がポンと叩いた
【谷崎】
「なにしょんぼりしてるんだ」
【谷崎】
「バイト終わるまで待ってるから、吉川先輩に新しい練習計画表、届けに行くぞ」
【宮沢】
「谷崎……」
谷崎は、俺の目を真っ直ぐ見ながら力強く微笑んで、コクリと頷いた
【宮沢】
「ここが吉川先輩の住んでるアパートか…」
その日のバイトが終わってから、
俺は潤司と一緒に…、以前交換してもらったアドレスを頼りに、吉川先輩のアパートの前にやってきた
【宮沢】
(アドレス…
始めは断られたけど、次の日レポート用紙に書いて渡してくれたんだっけ…)
態度はぶっきらぼうだけど、いつも最終的には……
【吉川】
「仕方ねぇな…」
そう言って、何かと世話を焼いたり、気にかけてくれる吉川先輩
【宮沢】
「……」
【宮沢】
「………潤司」
【谷崎】
「なんだ? 宮沢」
【宮沢】
「ここまで着いてきてくれてありがとう。それに、この練習計画も…」
【宮沢】
「吉川先輩は、俺たちが始めたシンクロ同好会に、初めて声を掛けてくれた人で…」
【宮沢】
「それに…尊敬できる先輩で、かけがえのないチームの一員だ」
【宮沢】
「だから…俺、
ちゃんと1人で、先輩と向き合ってみるよ」
【宮沢】
「それで、きっと仲直りして…
またチームとして一緒に泳ぎたいって…、ちゃんと伝える」
【谷崎】
「そうか」
【谷崎】
「お前なら、そう決断すると思ったよ」
【谷崎】
「なら、俺は帰るから。
何かあったら、あとで報告しろよ?」
【宮沢】
「うん!
ありがとう、潤司。
俺、頑張るよ!」
―ピンポーン
吉川先輩の部屋は、2階の角部屋だった
インターホンを押して、待つこと10秒……
カチッ……ガチャ
【吉川】
「…大家か?……ったく、
今どき家賃手渡しとか流行んねぇから、そろそろ振込に……」
【吉川】
「……宮…沢…」
【宮沢】
「…勝手に来てしまってすみません」
【吉川】
「…………
……何の…用だよ…」
【宮沢】
「………えっと
あの……」
【宮沢】
(…ダメだ、弱気になっちゃ!
吉川先輩に戻ってきて欲しいって…、ちゃんと伝えなきゃ!)
お昼の学食にも、一緒に取っている講義の教室にも、吉川先輩は姿を現さなかった
講義を終え、潤司と一緒に図書室へと歩く
【谷崎】
「宮沢」
【宮沢】
「ん?なあに潤司」
【谷崎】
「今日はずっと元気がないな。
それに、若干落ち着かない様子だが…」
【谷崎】
「シンクロの方で、なにかあったのか?」
谷崎が心配そうな目を向けて、俺の瞳を覗き込んでくる
【宮沢】
「ううん、なんでもないよ。
ちょっと…チームの人と喧嘩しちゃって……」
『喧嘩』という表現は正しくない気がしたけれど…他に良い表現が思いつかず、そう説明した
それに…早く会って、仲直りがしたかったから…自然と『喧嘩』という単語が出てきたのかもしれない
【谷崎】
「…吉川先輩、か?」
【宮沢】
「ええっ!?なんで分かったの!?」
【宮沢】
「…親友歴10年。ついに俺たち、テレパシーが使えるようになったのかな!?」
【谷崎】
「バカ…、そんな訳あるか」
【谷崎】
「大学構内でそわそわしていて、更に『チームメンバーと喧嘩』…となれば、吉川先輩と考えるのが妥当だろう」
【谷崎】
「志賀助教と喧嘩…はさすがに考え難いしな」
【宮沢】
「あ…なるほど」
【谷崎】
「ついでにいうと、親友歴は12年だ」
【宮沢】
「もうそんなに経ってたんだ。干支1周分だね」
【谷崎】
「宮沢、今日…ようやくちゃんと笑ったな」
【谷崎】
「今日はチームミーティングの日だろ? たまには俺も一緒にミーティングに参加しよう」
【宮沢】
「ホントに!?
ありがとう潤司!」
【井上】
「さすが谷崎先輩!
新しい練習メニュー、すっげぇ効果上がりそうですね!」
【志賀】
「確かにな。ここ数ヶ月の俺たちの成長値に合わせて、的確に計画が変更されている」
【志賀】
「なかなか見事なものだ」
【谷崎】
「ありがとうございます」
【夏目】
「うん、谷崎くんの見直し案は本当に素晴らしい計画だ」
【夏目】
「宮沢も、優秀なブレーンを親友に持って幸せものだな」
【宮沢】
「はい!」
潤司が皆に褒められるのが嬉しくて、満面の笑みでそう答えた
いつも表舞台を嫌がる潤司だけど…、本当にすごく頼りになる優秀な奴だって、皆に知って貰いたかった
【井伏】
「そういや今日、吉川くん来てないの? いつも絶対参加するのにな。用事か何かか?」
井伏さんがミーティングルームを見回して、そう訪ねる
【梶井】
「そういえば、本日は姿をお見かけしませんね…。」
【宮沢】
(チームみんなでいる空間に、吉川先輩が居ない……)
寂しい気持ちでうなだれた俺の肩を、潤司がポンと叩いた
【谷崎】
「なにしょんぼりしてるんだ」
【谷崎】
「バイト終わるまで待ってるから、吉川先輩に新しい練習計画表、届けに行くぞ」
【宮沢】
「谷崎……」
谷崎は、俺の目を真っ直ぐ見ながら力強く微笑んで、コクリと頷いた
【宮沢】
「ここが吉川先輩の住んでるアパートか…」
その日のバイトが終わってから、
俺は潤司と一緒に…、以前交換してもらったアドレスを頼りに、吉川先輩のアパートの前にやってきた
【宮沢】
(アドレス…
始めは断られたけど、次の日レポート用紙に書いて渡してくれたんだっけ…)
態度はぶっきらぼうだけど、いつも最終的には……
【吉川】
「仕方ねぇな…」
そう言って、何かと世話を焼いたり、気にかけてくれる吉川先輩
【宮沢】
「……」
【宮沢】
「………潤司」
【谷崎】
「なんだ? 宮沢」
【宮沢】
「ここまで着いてきてくれてありがとう。それに、この練習計画も…」
【宮沢】
「吉川先輩は、俺たちが始めたシンクロ同好会に、初めて声を掛けてくれた人で…」
【宮沢】
「それに…尊敬できる先輩で、かけがえのないチームの一員だ」
【宮沢】
「だから…俺、
ちゃんと1人で、先輩と向き合ってみるよ」
【宮沢】
「それで、きっと仲直りして…
またチームとして一緒に泳ぎたいって…、ちゃんと伝える」
【谷崎】
「そうか」
【谷崎】
「お前なら、そう決断すると思ったよ」
【谷崎】
「なら、俺は帰るから。
何かあったら、あとで報告しろよ?」
【宮沢】
「うん!
ありがとう、潤司。
俺、頑張るよ!」
―ピンポーン
吉川先輩の部屋は、2階の角部屋だった
インターホンを押して、待つこと10秒……
カチッ……ガチャ
【吉川】
「…大家か?……ったく、
今どき家賃手渡しとか流行んねぇから、そろそろ振込に……」
【吉川】
「……宮…沢…」
【宮沢】
「…勝手に来てしまってすみません」
【吉川】
「…………
……何の…用だよ…」
【宮沢】
「………えっと
あの……」
【宮沢】
(…ダメだ、弱気になっちゃ!
吉川先輩に戻ってきて欲しいって…、ちゃんと伝えなきゃ!)
