本編
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【宮沢】
「先輩、明日は2コマ目なにか取ってますか?
良かったら学食で…」
【吉川】
「2コマ目は…独語だ」
俺の話に相槌を打ちながら、吉川先輩は水着に着替えていく
カチャリ…
2人で会話をしながらそれぞれの準備を進めていると、再びドアが開き、今度はオーナーが顔を出した
【夏目】
「宮沢、ここにいたのか。さっきスタッフの太宰が探してたぞ」
【夏目】
「お。吉川、来てたのか!自主練とは感心だな」
【吉川】
「…こんちは」
-to be continued-
【吉川】
「…こんちは」
ロッカールームに顔を見せたオーナーに、吉川先輩が挨拶をする
【夏目】
「おう。次の合同練習では見事なカタリーナ・ローテーションを披露するから楽しみにしておけよ!」
オーナーは吉川先輩にニカッと笑いかけると、続けて俺の方に向き直って…
【夏目】
「それじゃ。
……宮沢、今日は無理せず早く上がれよ」
そう言って微笑み、そのままドアを閉めて廊下を歩いて行った
【宮沢】
(オーナーは相変わらず優しいな…
あの日のことも…誰にも言わないでいてくれてるし)
あの日の優しい胸と手を思い出して、思わず顔が綻んでしまう俺だった
【宮沢】
「オーナーってほんとに優しくて強くて、素敵な人ですよね」
そんな風にオーナーついて吉川先輩に話をしながら、
必要なものを取り出し終わった段ボールを、再びロッカーの上に乗せ直す
【宮沢】
「仕事もできるし気さくだし…それにシンクロだって……」
バタン!!
着替えを終えた吉川先輩が、…ロッカーの扉を乱暴に閉めた
【吉川】
「…かよ」
【宮沢】
「…先輩?」
【吉川】
「そんなにオーナーがいいのかよ!!」
バンッ!!
突如―
突き飛ばされるような衝撃が走り、
俺の背中は、吉川先輩によってロッカーに強引に押し付けられた
【宮沢】
「え…あの……吉川…せん…ぱい……?」
突然の衝撃に思考が追い付かず、ただ…吉川先輩の名を呼ぶ
【吉川】
「クソッ!!」
【吉川】
「黙って聞いてりゃオーナーオーナーって、嬉しそうに喋りやがって」
【吉川】
「お前がこんなトコでバイト始める前から……
…俺は…ッ!!」
吉川先輩の瞳の縁が―、赤く色付いて見えた
-to be continued-
ロッカーに背を預ける俺を、吉川先輩が覆いかぶさるように抑えつけている
【吉川】
「お前がこんなトコでバイト始める前から……」
【吉川】
「お前が………、
大学に入学する前から……俺は…ッ!」
【吉川】
「なのに……、どうして………っ!」
吉川先輩の荒い息遣いが、俺の唇に熱く吹きかかる
【宮沢】
「先ぱ……、吉川先…輩…」
そんな状況の中、俺は馬鹿の一つ覚えのように先輩の名を呼ぶことしかできない
【吉川】
「……っく!」
吉川先輩の肩が…、ブルブルと―小刻みに震えているのに気づく
【宮沢】
「先輩……、俺…」
【吉川】
「黙れよっ!」
【宮沢】
「…っ!」
怒鳴られて…、思わずぎゅっと目をつぶった―刹那
……ポタッ
俺の頬を……、落ちてきた何かが濡らした
【宮沢】
「っ!せんぱ…」
【吉川】
「見んじゃねぇっ!」
【吉川】
「……くそっ」
…目を開けることのできない俺の頬に…顎に…唇に…
温かな液体が当たっては伝い落ちる
【吉川】
「……俺は……お前…が……」
………
どれくらい、そうしていただろうか……
言いかけられた吉川先輩の言葉は、続くことがなく……
気が付くと俺は、茫然とロッカーに背を預けたまま…1人、ロッカールームに取り残されていた
【梶井】
「どう、されたのですか?
ぼんやりとして…」
【宮沢】
「えっ!? あ…、す…すみません!」
【宮沢】
「次が3セット目ですよね…、えーと…」
【梶井】
「3セット目は今おわったところですよ。 何やら今日は、心ここにあらず…なご様子ですね」
【宮沢】
「…すみません」
昨日、俺が気付いたときにはロッカールームに吉川先輩の姿はなく…
スタッフの太宰さんに呼ばれて手伝った作業が終わった頃には…既に吉川先輩は帰ったあとだった…
【梶井】
「謝る必要はありません。
人は誰でも、そのようなときはあるものですから」
【梶井】
「ですが…私が力になれることがありましたら、遠慮せずに言ってくださいね」
【宮沢】
「はい、ありがとうございます」
【梶井】
「良いのですよ。
私たちはチームなのですから、支え合うのは当たり前のことです」
【宮沢】
「梶井さん……」
【井上】
「せんぱーい!俺もっ!俺もチームですよ!!」
元気があり余って、1人で4セットめを行っていた井上が、プールから顔を出して言った
【宮沢】
「はは…、そうだな。
ありがとう、井上」
【宮沢】
(チーム…か)
吉川先輩は…
俺がシンクロ同好会を立ち上げたとき
一番初めに声を掛けてくれて、チームに参加してくれると言ってくれた…
【宮沢】
(大学で活動を続けられなくなって、活動の場をここに移したときも…黙ってついて来てくれた…)
【宮沢】
(明日、大学で話をしてみよう。……聞いてくれないかもだけど…それでも)
「先輩、明日は2コマ目なにか取ってますか?
良かったら学食で…」
【吉川】
「2コマ目は…独語だ」
俺の話に相槌を打ちながら、吉川先輩は水着に着替えていく
カチャリ…
2人で会話をしながらそれぞれの準備を進めていると、再びドアが開き、今度はオーナーが顔を出した
【夏目】
「宮沢、ここにいたのか。さっきスタッフの太宰が探してたぞ」
【夏目】
「お。吉川、来てたのか!自主練とは感心だな」
【吉川】
「…こんちは」
-to be continued-
【吉川】
「…こんちは」
ロッカールームに顔を見せたオーナーに、吉川先輩が挨拶をする
【夏目】
「おう。次の合同練習では見事なカタリーナ・ローテーションを披露するから楽しみにしておけよ!」
オーナーは吉川先輩にニカッと笑いかけると、続けて俺の方に向き直って…
【夏目】
「それじゃ。
……宮沢、今日は無理せず早く上がれよ」
そう言って微笑み、そのままドアを閉めて廊下を歩いて行った
【宮沢】
(オーナーは相変わらず優しいな…
あの日のことも…誰にも言わないでいてくれてるし)
あの日の優しい胸と手を思い出して、思わず顔が綻んでしまう俺だった
【宮沢】
「オーナーってほんとに優しくて強くて、素敵な人ですよね」
そんな風にオーナーついて吉川先輩に話をしながら、
必要なものを取り出し終わった段ボールを、再びロッカーの上に乗せ直す
【宮沢】
「仕事もできるし気さくだし…それにシンクロだって……」
バタン!!
着替えを終えた吉川先輩が、…ロッカーの扉を乱暴に閉めた
【吉川】
「…かよ」
【宮沢】
「…先輩?」
【吉川】
「そんなにオーナーがいいのかよ!!」
バンッ!!
突如―
突き飛ばされるような衝撃が走り、
俺の背中は、吉川先輩によってロッカーに強引に押し付けられた
【宮沢】
「え…あの……吉川…せん…ぱい……?」
突然の衝撃に思考が追い付かず、ただ…吉川先輩の名を呼ぶ
【吉川】
「クソッ!!」
【吉川】
「黙って聞いてりゃオーナーオーナーって、嬉しそうに喋りやがって」
【吉川】
「お前がこんなトコでバイト始める前から……
…俺は…ッ!!」
吉川先輩の瞳の縁が―、赤く色付いて見えた
-to be continued-
ロッカーに背を預ける俺を、吉川先輩が覆いかぶさるように抑えつけている
【吉川】
「お前がこんなトコでバイト始める前から……」
【吉川】
「お前が………、
大学に入学する前から……俺は…ッ!」
【吉川】
「なのに……、どうして………っ!」
吉川先輩の荒い息遣いが、俺の唇に熱く吹きかかる
【宮沢】
「先ぱ……、吉川先…輩…」
そんな状況の中、俺は馬鹿の一つ覚えのように先輩の名を呼ぶことしかできない
【吉川】
「……っく!」
吉川先輩の肩が…、ブルブルと―小刻みに震えているのに気づく
【宮沢】
「先輩……、俺…」
【吉川】
「黙れよっ!」
【宮沢】
「…っ!」
怒鳴られて…、思わずぎゅっと目をつぶった―刹那
……ポタッ
俺の頬を……、落ちてきた何かが濡らした
【宮沢】
「っ!せんぱ…」
【吉川】
「見んじゃねぇっ!」
【吉川】
「……くそっ」
…目を開けることのできない俺の頬に…顎に…唇に…
温かな液体が当たっては伝い落ちる
【吉川】
「……俺は……お前…が……」
………
どれくらい、そうしていただろうか……
言いかけられた吉川先輩の言葉は、続くことがなく……
気が付くと俺は、茫然とロッカーに背を預けたまま…1人、ロッカールームに取り残されていた
【梶井】
「どう、されたのですか?
ぼんやりとして…」
【宮沢】
「えっ!? あ…、す…すみません!」
【宮沢】
「次が3セット目ですよね…、えーと…」
【梶井】
「3セット目は今おわったところですよ。 何やら今日は、心ここにあらず…なご様子ですね」
【宮沢】
「…すみません」
昨日、俺が気付いたときにはロッカールームに吉川先輩の姿はなく…
スタッフの太宰さんに呼ばれて手伝った作業が終わった頃には…既に吉川先輩は帰ったあとだった…
【梶井】
「謝る必要はありません。
人は誰でも、そのようなときはあるものですから」
【梶井】
「ですが…私が力になれることがありましたら、遠慮せずに言ってくださいね」
【宮沢】
「はい、ありがとうございます」
【梶井】
「良いのですよ。
私たちはチームなのですから、支え合うのは当たり前のことです」
【宮沢】
「梶井さん……」
【井上】
「せんぱーい!俺もっ!俺もチームですよ!!」
元気があり余って、1人で4セットめを行っていた井上が、プールから顔を出して言った
【宮沢】
「はは…、そうだな。
ありがとう、井上」
【宮沢】
(チーム…か)
吉川先輩は…
俺がシンクロ同好会を立ち上げたとき
一番初めに声を掛けてくれて、チームに参加してくれると言ってくれた…
【宮沢】
(大学で活動を続けられなくなって、活動の場をここに移したときも…黙ってついて来てくれた…)
【宮沢】
(明日、大学で話をしてみよう。……聞いてくれないかもだけど…それでも)
