本編
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【水嶋】
「よぉ」
【万里】
「―――なんだ、お前か」
【水嶋】
「お前、とうとう政春に捨てられたみてぇだな」
【万里】
「…………」
やけに嬉しそうにやって来たと思ったら…、その話か。
【水嶋】
「やっと目、覚めたか…って感じだがな。
ま……結果オーライか」
【万里】
「ふん。だからってお前ンとこ来るって話でもねぇだろう」
【水嶋】
「うるせぇ。お前の毒牙にかかってるよりは100倍マシだ」
【万里】
「毒牙。語彙に偏りあんじゃねーの」
【水嶋】
「毒牙じゃなかったら、何だ?スケベジジィの陰謀か?」
【万里】
「ハッ。お前真顔で面白ぇこと言うなよ」
【水嶋】
「――あんたにだけは言われたくねえな」
【水嶋】
「っつーか。政春が居なくなって、あんただって寂しいんだろ」
【万里】
「居なくなりゃしねえよ」
【水嶋】
「……はあ?」
【万里】
「あの人。俺の事しか考えてねぇだろ」
【水嶋】
「………、大した自信だな、変態社長さんよぉ」
【水嶋】
「ま、ここであれこれ言ったって埒が明かねえし
お疲れさん」
【万里】
「水嶋。お前、人に悪態吐くだけ吐いて、そのまま帰れると思うなよ」
【水嶋】
「―――ふん。やっぱり機嫌悪いんじゃねーか。
ストレス溜め過ぎるとハゲるぜ」
勝ち誇ったような表情を浮かべる水嶋の、タイを強引に引くのだった。
【朝比奈】
「―――万里」
【万里】
「………朝比奈さん」
【朝比奈】
「こんな場所で寝ていると、疲れが取れんだろう」
いつの間にか、眠ってしまっていたらしい。
【朝比奈】
「……お前……、ここのところ、少し様子がおかしいな。
何か、あったのか?」
【万里】
「…………あのサイコ野郎のせいでな。流石に、参ってるぜ」
そう告げれば、朝比奈さんは少し考えてから、
【朝比奈】
「……玲二さんか?」
と、恐る恐る聞いてきた。
【万里】
「そうだよ。胸糞悪ぃ話だけど。
ワケ、聞きたい?……朝比奈さん」
【朝比奈】
「……………」
朝比奈さんに、今起きている話をすべて打ち明ければ――
驚いた表情を浮かべつつ、にわかには信じがたいといった言葉を漏らしつつも……、
子供の未来を案じるような台詞を吐いていた。
――――やれやれ。お優しいことだ。
【万里】
「俺とエリサの身は案じてくれねぇの?」
【万里】
「失踪の次は――得体の知れねぇガキ押し付けてきてさ。ろくでもねえ父親だろ」
【朝比奈】
「……それは………、………。
―――今も昔も、…お前達の事は変わらず心配だ」
【万里】
「――――」
【朝比奈】
「俺に出来る事があれば、協力しよう」
同情でも、憐憫でも。手に入れたいモノの為に利用価値を見出せばいい。
【朝比奈】
「お前の子であれば、可愛いに違いない」
そう思っている部分とは別の頭で、心から放たれた言葉を嬉しく思わないではいられなかった。
朝比奈さんに玲二の凶行について打ち明けてから、1週間経っていた。
そんな折――、一本の電話が入った。
【三宮玲二】
「よぉ」
【万里】
「―――」
間違いようもない、不遜な声の主。
【三宮玲二】
「お前…渡英までして、菜々子に会ったんだろう。
どう思った?」
【万里】
「……何が」
【三宮玲二】
「お前との間の息子――の母親として。感想は?」
【万里】
「俺の子だか、あんたの子だか、解らねえんだろ」」
【三宮玲二】
「はは。あいつ、そんな話までしていたのか」
【万里】
「――――」
【三宮玲二】
「お前は、菜々子が気に入らなかったみてぇだな。
じゃあ、未婚の父、ってのもありか?」
【万里】
「……、あんたはあの女と再婚でも何でもして、
勝手に幸せ家族でもやってろよ」
【三宮玲二】
「何だ、寂しがるなよ。どんな女と一緒になろうが
お前は俺の可愛い息子だぜ」
【万里】
「……気持ちわりー声を出すな。寂しいのはあんたの方だろうが」
【三宮玲二】
「はは。そうだな……菜穂子と完全にキレちまうみてぇでな
―――寂しい」
【万里】
「………」
あくまでも俺という存在を好意的に思えないらしい…哀れな男が言う。
【三宮玲二】
「なあ、お前―――、この子は三宮万里の子供なんだ、って
菜々子が公表でもしたら、困るか?」
【万里】
「……何の話だよ」
【三宮玲二】
「そのままの意味さ。アイツだって父親が居た方がいいだろう」
【万里】
「あんたがなりゃいいだろう」
【三宮玲二】
「遺伝子上、お前の子かもしれないのに、冷たい事言うなって」
【万里】
(………相変わらず。頭、イカれてやがる)
「よぉ」
【万里】
「―――なんだ、お前か」
【水嶋】
「お前、とうとう政春に捨てられたみてぇだな」
【万里】
「…………」
やけに嬉しそうにやって来たと思ったら…、その話か。
【水嶋】
「やっと目、覚めたか…って感じだがな。
ま……結果オーライか」
【万里】
「ふん。だからってお前ンとこ来るって話でもねぇだろう」
【水嶋】
「うるせぇ。お前の毒牙にかかってるよりは100倍マシだ」
【万里】
「毒牙。語彙に偏りあんじゃねーの」
【水嶋】
「毒牙じゃなかったら、何だ?スケベジジィの陰謀か?」
【万里】
「ハッ。お前真顔で面白ぇこと言うなよ」
【水嶋】
「――あんたにだけは言われたくねえな」
【水嶋】
「っつーか。政春が居なくなって、あんただって寂しいんだろ」
【万里】
「居なくなりゃしねえよ」
【水嶋】
「……はあ?」
【万里】
「あの人。俺の事しか考えてねぇだろ」
【水嶋】
「………、大した自信だな、変態社長さんよぉ」
【水嶋】
「ま、ここであれこれ言ったって埒が明かねえし
お疲れさん」
【万里】
「水嶋。お前、人に悪態吐くだけ吐いて、そのまま帰れると思うなよ」
【水嶋】
「―――ふん。やっぱり機嫌悪いんじゃねーか。
ストレス溜め過ぎるとハゲるぜ」
勝ち誇ったような表情を浮かべる水嶋の、タイを強引に引くのだった。
【朝比奈】
「―――万里」
【万里】
「………朝比奈さん」
【朝比奈】
「こんな場所で寝ていると、疲れが取れんだろう」
いつの間にか、眠ってしまっていたらしい。
【朝比奈】
「……お前……、ここのところ、少し様子がおかしいな。
何か、あったのか?」
【万里】
「…………あのサイコ野郎のせいでな。流石に、参ってるぜ」
そう告げれば、朝比奈さんは少し考えてから、
【朝比奈】
「……玲二さんか?」
と、恐る恐る聞いてきた。
【万里】
「そうだよ。胸糞悪ぃ話だけど。
ワケ、聞きたい?……朝比奈さん」
【朝比奈】
「……………」
朝比奈さんに、今起きている話をすべて打ち明ければ――
驚いた表情を浮かべつつ、にわかには信じがたいといった言葉を漏らしつつも……、
子供の未来を案じるような台詞を吐いていた。
――――やれやれ。お優しいことだ。
【万里】
「俺とエリサの身は案じてくれねぇの?」
【万里】
「失踪の次は――得体の知れねぇガキ押し付けてきてさ。ろくでもねえ父親だろ」
【朝比奈】
「……それは………、………。
―――今も昔も、…お前達の事は変わらず心配だ」
【万里】
「――――」
【朝比奈】
「俺に出来る事があれば、協力しよう」
同情でも、憐憫でも。手に入れたいモノの為に利用価値を見出せばいい。
【朝比奈】
「お前の子であれば、可愛いに違いない」
そう思っている部分とは別の頭で、心から放たれた言葉を嬉しく思わないではいられなかった。
朝比奈さんに玲二の凶行について打ち明けてから、1週間経っていた。
そんな折――、一本の電話が入った。
【三宮玲二】
「よぉ」
【万里】
「―――」
間違いようもない、不遜な声の主。
【三宮玲二】
「お前…渡英までして、菜々子に会ったんだろう。
どう思った?」
【万里】
「……何が」
【三宮玲二】
「お前との間の息子――の母親として。感想は?」
【万里】
「俺の子だか、あんたの子だか、解らねえんだろ」」
【三宮玲二】
「はは。あいつ、そんな話までしていたのか」
【万里】
「――――」
【三宮玲二】
「お前は、菜々子が気に入らなかったみてぇだな。
じゃあ、未婚の父、ってのもありか?」
【万里】
「……、あんたはあの女と再婚でも何でもして、
勝手に幸せ家族でもやってろよ」
【三宮玲二】
「何だ、寂しがるなよ。どんな女と一緒になろうが
お前は俺の可愛い息子だぜ」
【万里】
「……気持ちわりー声を出すな。寂しいのはあんたの方だろうが」
【三宮玲二】
「はは。そうだな……菜穂子と完全にキレちまうみてぇでな
―――寂しい」
【万里】
「………」
あくまでも俺という存在を好意的に思えないらしい…哀れな男が言う。
【三宮玲二】
「なあ、お前―――、この子は三宮万里の子供なんだ、って
菜々子が公表でもしたら、困るか?」
【万里】
「……何の話だよ」
【三宮玲二】
「そのままの意味さ。アイツだって父親が居た方がいいだろう」
【万里】
「あんたがなりゃいいだろう」
【三宮玲二】
「遺伝子上、お前の子かもしれないのに、冷たい事言うなって」
【万里】
(………相変わらず。頭、イカれてやがる)
