本編
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二つを食べ比べてみると…いずれも餃子の基本をしっかりと踏襲している味に違いなかった。
日本的な餃子というよりは―中国テイストを取り入れている。
調味料から中国産で取りそろえているようだ―
【客男1】
「―どっちも…美味い。これは比べるのが難しいな…」
【客女1】
「ああ…悩ましいわ。」
【客男2】
「二人とも普段作らねえジャンルのくせに…正当派で来たな。しかし美味い…」
最初こそ―あまりに普通の餃子が出来たので拍子抜けしていた客たちも、
その味に舌づつみを打っていた。
次々に客が投票していく。
そして―
【橘】
「さあ…開票します」
【橘】
「勝者は………」
【橘】
「丸山です。」
その瞬間、会場からワァアと歓声があがる。俺が想像していた以上に盛り上がってくれたようだ。
【丸山】
「……!!やった…!」
【小野寺】
「…………!くそ……!」
しばらくの歓声の後、丸山が挨拶へと前に立った。
【丸山】
「丸山です。ご投票下さり、有難うございました!」
場内が色めき立つ。
丸山は特に自分の店の宣伝をするでもなく―あっさりと後ろへさがった。
自分の立場をはっきり自覚しはじめているらしい。
【万里】
「料理対決―という余興にお付き合い下さり有難うございました」
【万里】
「どちらに投票されるか最後までお悩み頂き、主催者冥利につきます」
【万里】
「それでは、以後よりまたご歓談をお楽しみ下さいませ」
対決はその言葉で締めくくられた―
【小野寺】
「…………おめでとさん」
【丸山】
「―小野寺さん。…楽しかったぜ…、こんな勝負初めてだった」
【小野寺】
「ああ、そうだな―俺も……勉強に、なった…」
二人とも同じ感想のようだが、勝者と敗者であるという事実は重くのしかかる。
特に小野寺は…料亭出身で幼い頃から鍛えられていたはずで、
純粋な味比べをされて負けた事などないのではないだろうか。
【万里】
(まぁそもそもソコが狙いだったわけだしな)
【小野寺】
「…………………」
小野寺は納得のいかない表情をしていた。何故だ―という顔だ。
【万里】
(近いうち、解らせてやるか…)
自分の立場や実力を俺の手で自覚させる。育成において重要なプロセスだった―
日本的な餃子というよりは―中国テイストを取り入れている。
調味料から中国産で取りそろえているようだ―
【客男1】
「―どっちも…美味い。これは比べるのが難しいな…」
【客女1】
「ああ…悩ましいわ。」
【客男2】
「二人とも普段作らねえジャンルのくせに…正当派で来たな。しかし美味い…」
最初こそ―あまりに普通の餃子が出来たので拍子抜けしていた客たちも、
その味に舌づつみを打っていた。
次々に客が投票していく。
そして―
【橘】
「さあ…開票します」
【橘】
「勝者は………」
【橘】
「丸山です。」
その瞬間、会場からワァアと歓声があがる。俺が想像していた以上に盛り上がってくれたようだ。
【丸山】
「……!!やった…!」
【小野寺】
「…………!くそ……!」
しばらくの歓声の後、丸山が挨拶へと前に立った。
【丸山】
「丸山です。ご投票下さり、有難うございました!」
場内が色めき立つ。
丸山は特に自分の店の宣伝をするでもなく―あっさりと後ろへさがった。
自分の立場をはっきり自覚しはじめているらしい。
【万里】
「料理対決―という余興にお付き合い下さり有難うございました」
【万里】
「どちらに投票されるか最後までお悩み頂き、主催者冥利につきます」
【万里】
「それでは、以後よりまたご歓談をお楽しみ下さいませ」
対決はその言葉で締めくくられた―
【小野寺】
「…………おめでとさん」
【丸山】
「―小野寺さん。…楽しかったぜ…、こんな勝負初めてだった」
【小野寺】
「ああ、そうだな―俺も……勉強に、なった…」
二人とも同じ感想のようだが、勝者と敗者であるという事実は重くのしかかる。
特に小野寺は…料亭出身で幼い頃から鍛えられていたはずで、
純粋な味比べをされて負けた事などないのではないだろうか。
【万里】
(まぁそもそもソコが狙いだったわけだしな)
【小野寺】
「…………………」
小野寺は納得のいかない表情をしていた。何故だ―という顔だ。
【万里】
(近いうち、解らせてやるか…)
自分の立場や実力を俺の手で自覚させる。育成において重要なプロセスだった―
