本編
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【芹沢】
「…っええ……!?」
【万里】
「エリサは屋敷に他人が出歩くのを嫌がるんだが―もっと色々な子と仲良くして欲しくて」
【万里】
「だから、執事として屋敷に通って貰うってのはどうかな。それならエリサも断れない」
【芹沢】
「…そう…なんですか…?!でも俺…執事って…何をしたらいいのか全然…」
【万里】
「大丈夫、難しい仕事じゃない。最初は簡単な仕事から―お家のお手伝い感覚でいいんだ。」
【万里】
「一応―適正があるかだけは見させてもらうけど。君さえ嫌でなければ。どうかな?」
【芹沢】
「…!お、俺は…凄くそのお話…嬉しい、です…!」
【万里】
「―。じゃあ決まりだ。試験をはじめるよ」
【芹沢】
「ああ…はぁ…はあ…」
【万里】
「芹沢くん、よく頑張ったね。」
【万里】
「あとは最後のテストだけだよ。」
【芹沢】
「最後の…?」
【万里】
「執事になるからには…俺やエリサに仕える身となる。その立場について理解して貰うことが重要だ。」
【万里】
「まず…俺のことはご主人様、エリサのことはお嬢様と呼ぶんだ。勿論、屋敷だけでのルールだけどね。」
【芹沢】
「あ…わかりました!…ご、ご主人様…」
【万里】
「いいね。芹沢くんは元々執事に向いてるんじゃないかな。」
【芹沢】
「そ…そうですか…?良かった…」
安堵の笑いをみせる芹沢。俺は自分に拍手を送りたい気持ちだった。
執事として調教していけばこの先勝手な真似は出来ないだろう。
エリサもこいつも俺のモノになるなら、その二人がどうしようと俺は全く不快ではない。全てに俺の許可がいるのだから。
【万里】
「エリサのことはお嬢様。それでいいね?」
【芹沢】
「は、はい…!」
何、こいつはエリサ目当てでしょっちゅう屋敷に来るだろうから、時間はたっぷりある。
少しずつ教えこんでいこう…。
二階堂シン。2年前、24歳で日本GJ建築デザイン賞を受賞した天才建築家だ。
現在では商業施設のインテリアコーディネーターもこなしている。
【二階堂】
「………………………。」
【万里】
「はじめまして。三宮です。」
【二階堂】
「……………はい。」
【万里】
(……見るからにコミュニケーション能力が低そうな男だったが…)
【万里】
(想像以上に噛み合わなさそうだな)
【万里】
「今日お呼びした理由―橘から聞いていますね?」
【二階堂】
「…仕事の…依頼…………です…」
【万里】
「そう。開発予定の大型ショッピングモール・ジャックシティの設計デザインをして頂きたい。」
【万里】
「アーティストによるパブリックアートも置いて…そうだな、シンガポールのモールみたいなイメージです。」
【万里】
「買い物の用事がなくても出かけたくなるようなショッピングモールを目指したいんだ」
【二階堂】
「……凄い………、是非……、俺でよければ………。」
【万里】
「良かった!交渉成立ですね。」
【二階堂】
「はい……そういう…デザインが…ずっとしたかった、ので…」
勿論知っている。大学での専攻等から二階堂の描く夢の設計を具現化したのが、今回の計画だ。
元々ショッピングモールの建設予定はあったが、企画イメージは大幅に変更済みである。
【万里】
「それと引き換えに…と言ってしまっては何ですが…実は1つお願いがあります」
【二階堂】
「な……んでしょう…」
【万里】
「私、ずっと貴方のファンだったんです。出来れば…もっと親しくなりたい…」
【万里】
「けれど立場上、あまり個人的に貴方と仲良くなるわけにもいかなくて…」
【万里】
「それで…突然おかしなこと申し上げますが、うちの屋敷の執事になって頂けませんか?」
【二階堂】
「しつ…じ?」
【万里】
「勿論形だけのものです。週に1、2度お越し下さればいいのです。」
【万里】
「貴方と出来る限り一緒に過ごしたいのですが、赤の他人を家に置いては三宮一族から反対にあってしまいます」
【万里】
「けれど執事という形であれば…周りの目を気にする必要もないですし、カモフラージュになります。」
【二階堂】
「そういう…ものですか…?」
【万里】
「はい。」
【二階堂】
「わ……わかりました…。そんなことでいいのなら…俺…、そうします…」
【万里】
「本当ですか!良かった。」
【万里】
「では…一応…うちの屋敷の執事として…必要なことを今からお伝えしていきますね…」
【二階堂】
「は……いっ」
【二階堂】
「う……はぁ……執事って…大変、ですね…」
【万里】
「負担でしたか?すみません。」
【二階堂】
「いえ……大丈夫です…」
【二階堂】
「つ、次も何か…あります…か………?」
【万里】
(ほぉ…意外と素直なんだな…口下手なだけで面倒くさい奴ではなさそうだ)
【万里】
「そうですね。屋敷に居る間は私に絶対服従という建前を守って頂いてもいいですか?」
【二階堂】
「は…はい……」
【万里】
「じゃあ少し練習しましょう。今から私のことはご主人様、とお呼び下さい。」
【二階堂】
「ご……主人様…」
何度聞いてもこの瞬間はいいものだ。
フラットだった関係が圧倒的な主従に変わる瞬間。
【万里】
「じゃあ命令してやろう。俺はこのスペースにうまく入るテーブルがなくて困っている。」
【万里】
「二階堂は…インテリアにも詳しいんだろ?教えてくれ。」
【二階堂】
「あ…、はい……テーブルだったら…そうですね、定番ですがスゥエーデン製の…」
【万里】
「今じゃなくてもいい。執事としての最初の仕事として…次、来れる時までに探しておいてくれないか。」
【二階堂】
「わ…わかり、ました…!」
「…っええ……!?」
【万里】
「エリサは屋敷に他人が出歩くのを嫌がるんだが―もっと色々な子と仲良くして欲しくて」
【万里】
「だから、執事として屋敷に通って貰うってのはどうかな。それならエリサも断れない」
【芹沢】
「…そう…なんですか…?!でも俺…執事って…何をしたらいいのか全然…」
【万里】
「大丈夫、難しい仕事じゃない。最初は簡単な仕事から―お家のお手伝い感覚でいいんだ。」
【万里】
「一応―適正があるかだけは見させてもらうけど。君さえ嫌でなければ。どうかな?」
【芹沢】
「…!お、俺は…凄くそのお話…嬉しい、です…!」
【万里】
「―。じゃあ決まりだ。試験をはじめるよ」
【芹沢】
「ああ…はぁ…はあ…」
【万里】
「芹沢くん、よく頑張ったね。」
【万里】
「あとは最後のテストだけだよ。」
【芹沢】
「最後の…?」
【万里】
「執事になるからには…俺やエリサに仕える身となる。その立場について理解して貰うことが重要だ。」
【万里】
「まず…俺のことはご主人様、エリサのことはお嬢様と呼ぶんだ。勿論、屋敷だけでのルールだけどね。」
【芹沢】
「あ…わかりました!…ご、ご主人様…」
【万里】
「いいね。芹沢くんは元々執事に向いてるんじゃないかな。」
【芹沢】
「そ…そうですか…?良かった…」
安堵の笑いをみせる芹沢。俺は自分に拍手を送りたい気持ちだった。
執事として調教していけばこの先勝手な真似は出来ないだろう。
エリサもこいつも俺のモノになるなら、その二人がどうしようと俺は全く不快ではない。全てに俺の許可がいるのだから。
【万里】
「エリサのことはお嬢様。それでいいね?」
【芹沢】
「は、はい…!」
何、こいつはエリサ目当てでしょっちゅう屋敷に来るだろうから、時間はたっぷりある。
少しずつ教えこんでいこう…。
二階堂シン。2年前、24歳で日本GJ建築デザイン賞を受賞した天才建築家だ。
現在では商業施設のインテリアコーディネーターもこなしている。
【二階堂】
「………………………。」
【万里】
「はじめまして。三宮です。」
【二階堂】
「……………はい。」
【万里】
(……見るからにコミュニケーション能力が低そうな男だったが…)
【万里】
(想像以上に噛み合わなさそうだな)
【万里】
「今日お呼びした理由―橘から聞いていますね?」
【二階堂】
「…仕事の…依頼…………です…」
【万里】
「そう。開発予定の大型ショッピングモール・ジャックシティの設計デザインをして頂きたい。」
【万里】
「アーティストによるパブリックアートも置いて…そうだな、シンガポールのモールみたいなイメージです。」
【万里】
「買い物の用事がなくても出かけたくなるようなショッピングモールを目指したいんだ」
【二階堂】
「……凄い………、是非……、俺でよければ………。」
【万里】
「良かった!交渉成立ですね。」
【二階堂】
「はい……そういう…デザインが…ずっとしたかった、ので…」
勿論知っている。大学での専攻等から二階堂の描く夢の設計を具現化したのが、今回の計画だ。
元々ショッピングモールの建設予定はあったが、企画イメージは大幅に変更済みである。
【万里】
「それと引き換えに…と言ってしまっては何ですが…実は1つお願いがあります」
【二階堂】
「な……んでしょう…」
【万里】
「私、ずっと貴方のファンだったんです。出来れば…もっと親しくなりたい…」
【万里】
「けれど立場上、あまり個人的に貴方と仲良くなるわけにもいかなくて…」
【万里】
「それで…突然おかしなこと申し上げますが、うちの屋敷の執事になって頂けませんか?」
【二階堂】
「しつ…じ?」
【万里】
「勿論形だけのものです。週に1、2度お越し下さればいいのです。」
【万里】
「貴方と出来る限り一緒に過ごしたいのですが、赤の他人を家に置いては三宮一族から反対にあってしまいます」
【万里】
「けれど執事という形であれば…周りの目を気にする必要もないですし、カモフラージュになります。」
【二階堂】
「そういう…ものですか…?」
【万里】
「はい。」
【二階堂】
「わ……わかりました…。そんなことでいいのなら…俺…、そうします…」
【万里】
「本当ですか!良かった。」
【万里】
「では…一応…うちの屋敷の執事として…必要なことを今からお伝えしていきますね…」
【二階堂】
「は……いっ」
【二階堂】
「う……はぁ……執事って…大変、ですね…」
【万里】
「負担でしたか?すみません。」
【二階堂】
「いえ……大丈夫です…」
【二階堂】
「つ、次も何か…あります…か………?」
【万里】
(ほぉ…意外と素直なんだな…口下手なだけで面倒くさい奴ではなさそうだ)
【万里】
「そうですね。屋敷に居る間は私に絶対服従という建前を守って頂いてもいいですか?」
【二階堂】
「は…はい……」
【万里】
「じゃあ少し練習しましょう。今から私のことはご主人様、とお呼び下さい。」
【二階堂】
「ご……主人様…」
何度聞いてもこの瞬間はいいものだ。
フラットだった関係が圧倒的な主従に変わる瞬間。
【万里】
「じゃあ命令してやろう。俺はこのスペースにうまく入るテーブルがなくて困っている。」
【万里】
「二階堂は…インテリアにも詳しいんだろ?教えてくれ。」
【二階堂】
「あ…、はい……テーブルだったら…そうですね、定番ですがスゥエーデン製の…」
【万里】
「今じゃなくてもいい。執事としての最初の仕事として…次、来れる時までに探しておいてくれないか。」
【二階堂】
「わ…わかり、ました…!」
