本編
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【橘】
「お嬢様。芹沢様が御見えです。」
【橘】
「学校をお休みされて受け取られていないプリント類を届けに来て下さったようですよ」
【エリサ】
「え!芹沢…!」
【エリサ】
「………。……橘、受け取っておいてよ。」
【万里】
「エリサ。何度も言うが集団生活を乱すな…いざという時に自分の首を絞めるぞ。」
【万里】
「とりあえず、届けてくれた者に礼を尽くしてこい。」
【エリサ】
「……お兄ちゃんが言うなら…そうする……。」
客間に向かうエリサ。
正直な話、俺は物ごころついた時からエリサが可愛くて仕方がない―ずっと守ってやるつもりだ。
しかし出来る限り自分の身は自分で守れるように力をつけて欲しいとは思っている。
…………。
……………。
【万里】
「…エリサはまだ芹沢…という奴と話してるのか?」
【橘】
「ええ……お話、盛り上がっているようですよ。」
【万里】
「…………芹沢は男か?」
【橘】
「はい。芹沢高士朗様…これまでも何度かお越し下さっています。」
芹沢という名前が出た時のエリサの反応。違和感は覚えていた。
危惧する程のことではないかもしれないが…まさか俺以外の男に興味を持っている?
【万里】
「橘―何故今まで芹沢の来訪を報告しなかった」
【橘】
「……お嬢様に、ご主人様には伝えないようお話頂いてましたから…」
【万里】
「…橘。お前の主人は誰だ…?」
【橘】
「…勿論、ご主人様でございます……」
【万里】
「そのことを…改めて教えてやらないといけないようだな…」
【橘】
「…………申し訳ございませんでした」
【万里】
「…解ればいい。」
俺は橘を背中に―芹沢とエリサの居る応接間に足を運んだ。
ドアの前に立つと楽しげな笑い声が聞こえる―
【万里】
「…チ」
コンコン
【万里】
「失礼。」
【エリサ】
「…!お兄ちゃん!」
【芹沢】
「えっ…お兄さん…?!」
【芹沢】
「は、はじめまして…俺、エリサさんと同じクラスの…」
【万里】
「芹沢…高士朗くん。何度か来てくれていたようだね。」
【万里】
「今まで大したお構いも出来ず、すまなかった。」
【エリサ】
「……………。」
【芹沢】
「と!とんでもないです…!俺が…勝手に…、その、好きで…やってることなので」
【万里】
「そうか。でも何かお礼がしたいな…後で俺の部屋に来てくれないか。」
【芹沢】
「え…?!そんな……!でも…」
【万里】
「ほんの気持ちだから、あまり固く考えずにおいで」
【芹沢】
「わ……わかりました…!ではお言葉に甘えて……」
芹沢は礼儀正しく会釈した。
橘の話では学内で生徒会長も務める成績優秀者―という言葉通りの印象だ。
【エリサ】
「………………。」
【万里】
「エリサ、あまり引き止め過ぎるんじゃないぞ。」
【エリサ】
「…?…………はい。」
コンコン。
【芹沢】
「あ―お兄さん…!芹沢です…っ」
俺が言った通り、律儀に部屋までやってきた芹沢。
【万里】
「ああ…どうぞ」
【芹沢】
「すみません、先ほどは…。俺からご挨拶しないといけないのに」
【万里】
「気にしなくていい。」
【万里】
「それより―エリサは学校ではどんな感じだ?」
【芹沢】
「え…?」
【万里】
「エリサは学校を休みがちだから―きちんと馴染めているか心配でね」
【万里】
「幼い頃に母親を亡くしてね。だから余計―、妹の事が気になってしまうんだよ。」
【芹沢】
「…そうだったんですか…!」
【万里】
「エリサはいじめられていたりしないか?」
【芹沢】
「まったく!その逆です!皆からとても好かれていて…優しくて、勉強も出来て…」
【芹沢】
「嫌っている子なんて居ないと思います。」
エリサは俺の言いつけ通り過ごしているようで、安心した。
全方位に優しくし恩を売れ―計画性を持って立場を作れ―人に振り回されるのではなく、振り回せる存在であれ―
そう簡単に出来る事ではないが、さすが三宮の血を引く者だ。
【万里】
「そう、良かった…。こんな風に妹の事を心配しているなんて恥ずかしいから」
【万里】
「エリサの前では話せなくて…呼びだしてすまなかったね」
【芹沢】
「あ…いえいえ!エリサさんの御話が出来て…俺、嬉しいです」
【芹沢】
「エリサさん―お兄さんの話をする時はいつも…凄く笑顔になるので、俺―ずっとお会いしたかったんです。」
芹沢が曇りのない瞳で言う。
【万里】
「芹沢くんは…、エリサが好きなのか?」
【芹沢】
「え……?!!」
【万里】
「やっぱり…そうだと思ったよ。」
【芹沢】
「ご…ごめんなさい…俺……、」
【芹沢】
「でも俺なんて全然相手にされてないので…そのっ安心して下さい…」
そんなことはない。エリサの顔を見れば解る。この男に好意に近いものを持っているだろう。
【万里】
「エリサと―もっと一緒に居る時間を増やしてあげようか。」
「お嬢様。芹沢様が御見えです。」
【橘】
「学校をお休みされて受け取られていないプリント類を届けに来て下さったようですよ」
【エリサ】
「え!芹沢…!」
【エリサ】
「………。……橘、受け取っておいてよ。」
【万里】
「エリサ。何度も言うが集団生活を乱すな…いざという時に自分の首を絞めるぞ。」
【万里】
「とりあえず、届けてくれた者に礼を尽くしてこい。」
【エリサ】
「……お兄ちゃんが言うなら…そうする……。」
客間に向かうエリサ。
正直な話、俺は物ごころついた時からエリサが可愛くて仕方がない―ずっと守ってやるつもりだ。
しかし出来る限り自分の身は自分で守れるように力をつけて欲しいとは思っている。
…………。
……………。
【万里】
「…エリサはまだ芹沢…という奴と話してるのか?」
【橘】
「ええ……お話、盛り上がっているようですよ。」
【万里】
「…………芹沢は男か?」
【橘】
「はい。芹沢高士朗様…これまでも何度かお越し下さっています。」
芹沢という名前が出た時のエリサの反応。違和感は覚えていた。
危惧する程のことではないかもしれないが…まさか俺以外の男に興味を持っている?
【万里】
「橘―何故今まで芹沢の来訪を報告しなかった」
【橘】
「……お嬢様に、ご主人様には伝えないようお話頂いてましたから…」
【万里】
「…橘。お前の主人は誰だ…?」
【橘】
「…勿論、ご主人様でございます……」
【万里】
「そのことを…改めて教えてやらないといけないようだな…」
【橘】
「…………申し訳ございませんでした」
【万里】
「…解ればいい。」
俺は橘を背中に―芹沢とエリサの居る応接間に足を運んだ。
ドアの前に立つと楽しげな笑い声が聞こえる―
【万里】
「…チ」
コンコン
【万里】
「失礼。」
【エリサ】
「…!お兄ちゃん!」
【芹沢】
「えっ…お兄さん…?!」
【芹沢】
「は、はじめまして…俺、エリサさんと同じクラスの…」
【万里】
「芹沢…高士朗くん。何度か来てくれていたようだね。」
【万里】
「今まで大したお構いも出来ず、すまなかった。」
【エリサ】
「……………。」
【芹沢】
「と!とんでもないです…!俺が…勝手に…、その、好きで…やってることなので」
【万里】
「そうか。でも何かお礼がしたいな…後で俺の部屋に来てくれないか。」
【芹沢】
「え…?!そんな……!でも…」
【万里】
「ほんの気持ちだから、あまり固く考えずにおいで」
【芹沢】
「わ……わかりました…!ではお言葉に甘えて……」
芹沢は礼儀正しく会釈した。
橘の話では学内で生徒会長も務める成績優秀者―という言葉通りの印象だ。
【エリサ】
「………………。」
【万里】
「エリサ、あまり引き止め過ぎるんじゃないぞ。」
【エリサ】
「…?…………はい。」
コンコン。
【芹沢】
「あ―お兄さん…!芹沢です…っ」
俺が言った通り、律儀に部屋までやってきた芹沢。
【万里】
「ああ…どうぞ」
【芹沢】
「すみません、先ほどは…。俺からご挨拶しないといけないのに」
【万里】
「気にしなくていい。」
【万里】
「それより―エリサは学校ではどんな感じだ?」
【芹沢】
「え…?」
【万里】
「エリサは学校を休みがちだから―きちんと馴染めているか心配でね」
【万里】
「幼い頃に母親を亡くしてね。だから余計―、妹の事が気になってしまうんだよ。」
【芹沢】
「…そうだったんですか…!」
【万里】
「エリサはいじめられていたりしないか?」
【芹沢】
「まったく!その逆です!皆からとても好かれていて…優しくて、勉強も出来て…」
【芹沢】
「嫌っている子なんて居ないと思います。」
エリサは俺の言いつけ通り過ごしているようで、安心した。
全方位に優しくし恩を売れ―計画性を持って立場を作れ―人に振り回されるのではなく、振り回せる存在であれ―
そう簡単に出来る事ではないが、さすが三宮の血を引く者だ。
【万里】
「そう、良かった…。こんな風に妹の事を心配しているなんて恥ずかしいから」
【万里】
「エリサの前では話せなくて…呼びだしてすまなかったね」
【芹沢】
「あ…いえいえ!エリサさんの御話が出来て…俺、嬉しいです」
【芹沢】
「エリサさん―お兄さんの話をする時はいつも…凄く笑顔になるので、俺―ずっとお会いしたかったんです。」
芹沢が曇りのない瞳で言う。
【万里】
「芹沢くんは…、エリサが好きなのか?」
【芹沢】
「え……?!!」
【万里】
「やっぱり…そうだと思ったよ。」
【芹沢】
「ご…ごめんなさい…俺……、」
【芹沢】
「でも俺なんて全然相手にされてないので…そのっ安心して下さい…」
そんなことはない。エリサの顔を見れば解る。この男に好意に近いものを持っているだろう。
【万里】
「エリサと―もっと一緒に居る時間を増やしてあげようか。」
