[本編] 春川 樹生 編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
仕事で留守にしている春川の部屋に侵入する。
春川のパソコンを立ち上げ、paraiso…
――追加データ使用者のみが入れるチャットサイトに入る。
春川になりすまして、情報を集めようという方針だ。
昨晩春川と話していた、リビドーに詳しそうだった奴に接触出来ればベスト。
――モニターにチャット画面が表示される。
【カイン】
「誰かいるか?」
【イクシード】
「いるよーwwってあんた昨日の人じゃんwww」
【イクシード】
「昼間っから、何?wwwあんた暇なの?ww」
上手い具合に昨日の人物が絡んできてくれた。
相手はだいぶ暇を持て余していたらしい。
様々な話題を持ちかけてくるが、俺にはそれほど時間がない。
話を合わせつつ情報を集める事にする。
【カイン】
「少し聞いていいか?」
【イクシード】
「ん?別にいいけど?www」
【カイン】
「昨日言ってた事だけど、悪夢ってどんな感じなんだ?」
【イクシード】
「あー悪夢ねーwww」
【イクシード】
「まあ人によって違うだろうからwww内容は一概には言えないけどwww」
【イクシード】
「リビドーの使用が限界超えたら見るようになるらしいよwwww」
【イクシード】
「LIPで3時間以上夢見られるようになるだろ?ww」
【イクシード】
「それが原因って話www」
何でもない事のように、画面の向こうの相手は言葉を書き連ねる。
【イクシード】
「機械使って無理やり夢見させてるわけだからさwww」
【イクシード】
「脳に悪影響があってもおかしくないだろwww」
【イクシード】
「実際、リビドーで死んでる奴はLIP使ってる奴ばっかりだしwww」
【イクシード】
「つーかwwwそれ知らないで使ってたのかよ?wwww」
【イクシード】
「どんだけおめでたいんだよ?www」
【クロノ】
(リビドーの限界を超えた使用……)
【クロノ】
(昨日春川がうなされてたのも、それが原因……?)
【カイン】
「知らなかった。教えてくれてありがとう。」
【イクシード】
「はいはいwwwま、あんたも悪夢見たら教えてよ?www」
【イクシード】
「どんな内容か気になってんだよねーwww」
【イクシード】
「どんな悪夢見ながら人間は死んでいくのかってさwww」
【クロノ】
「ふーん……」
【クロノ】
(人の死を面白がる…こんな人間もいるのか……)
悪夢による死を説きながら、悪びれずに相手が言う。
まるで面白がっているみたいに。
【カイン】
「気が向いたら教える。」
【カイン】
「ところで、このparaisoってサイトは誰が運営してるか知ってるか?」
【イクシード】
「それは俺も興味あるんだけどねーww」
【イクシード】
「独自のプログラムっぽいからさーww解析は難しいんだよなwww」
【イクシード】
「見てるー?www管理人サン?ww」
【クロノ】
(paraisoを誰が運営してるかわかれば、そいつにもっと詳しい事を聞けるんだけど……)
【クロノ】
(ここで集められる情報はこれくらい、か)
【カイン】
「色々教えてくれて助かった。」
【カイン】
「これから用事があるから落ちるよ。」
【イクシード】
「人に聞くだけ聞いてサヨナラかよwww」
【イクシード】
「まあいいけどさwwwじゃーねww」
俺はチャットを退室し、使用の痕跡を消してからPCの電源を落とした。
そして、ぼんやりと考える。
LIPを使い、リビドーの一日の制限時間―――3時間以上使用した人間が悪夢を見る。
悪夢を見ても、過度の使用をやめられない人間は死ぬ可能性がある……か。
【クロノ】
(願望とは違う夢を見てもリビドーの使用をやめられないっていう感覚は、確かに麻薬みたいだ)
【クロノ】
「じい、ちょっと頼みがあるんだけど」
【アンク】
「お呼びでございますか?」
どこからともなくじいが現れる。
死神の力があれば、人間界と死神界は自由に行き来できる。
【クロノ】
「調べて欲しいことが出来た」
【クロノ】
「paraisoの運営が誰なのか知りたい」
【クロノ】
「リビドーについて、もっと詳しく知るための鍵になると思う」
【アンク】
「かしこまりました。サーバー側から調べてみましょう」
【クロノ】
「それじゃ、お願い」
【アンク】
「クロノ様は、これからどうなさるおつもりで?」
【クロノ】
「春川の事が気になる。……様子を見に行く」
【アンク】
「かしこまりました。お気をつけて」
一礼するじいに言い残して、俺は部屋を後にした。
春川が務める運送会社は、一言で言えば小さいながらも活気に溢れ、忙しそうだ。
春川は体を動かすのが好きというだけあって、まさに天職って様子ではあるんだけど…。
他の従業員と話すことも無く、一人で黙々と仕事をこなしている。
何かを抱えているみたいな、顔をして。
【クロノ】
「……でもまあ、顔色はいいな」
昨日うなされていたのも、日常生活にはそれほど影響がないらしいのを確かめて、少し安心した。
観察を続けていると、春川に一人の男が近づいていく。
スーツ姿で、運送会社の従業員には見えない。
男が春川に話しかける。
【国重 昂正】
「お仕事中、申し訳ない。貴方、春川さんだな?」
【春川 樹生】
「え?はい、そうですけど…」
【国重 昂正】
「俺はこういうものだ」
そう言って、スーツの男は内ポケットから名刺を取り出す。
【春川 樹生】
「……探偵、さん……?」
【春川 樹生】
「……オレに何か用ですか」
【国重 昂正】
「ああ、少しお話を伺いたくてね」
【国重 昂正】
「すぐ終わるから、ご協力をお願いしたいのですが…」
春川のパソコンを立ち上げ、paraiso…
――追加データ使用者のみが入れるチャットサイトに入る。
春川になりすまして、情報を集めようという方針だ。
昨晩春川と話していた、リビドーに詳しそうだった奴に接触出来ればベスト。
――モニターにチャット画面が表示される。
【カイン】
「誰かいるか?」
【イクシード】
「いるよーwwってあんた昨日の人じゃんwww」
【イクシード】
「昼間っから、何?wwwあんた暇なの?ww」
上手い具合に昨日の人物が絡んできてくれた。
相手はだいぶ暇を持て余していたらしい。
様々な話題を持ちかけてくるが、俺にはそれほど時間がない。
話を合わせつつ情報を集める事にする。
【カイン】
「少し聞いていいか?」
【イクシード】
「ん?別にいいけど?www」
【カイン】
「昨日言ってた事だけど、悪夢ってどんな感じなんだ?」
【イクシード】
「あー悪夢ねーwww」
【イクシード】
「まあ人によって違うだろうからwww内容は一概には言えないけどwww」
【イクシード】
「リビドーの使用が限界超えたら見るようになるらしいよwwww」
【イクシード】
「LIPで3時間以上夢見られるようになるだろ?ww」
【イクシード】
「それが原因って話www」
何でもない事のように、画面の向こうの相手は言葉を書き連ねる。
【イクシード】
「機械使って無理やり夢見させてるわけだからさwww」
【イクシード】
「脳に悪影響があってもおかしくないだろwww」
【イクシード】
「実際、リビドーで死んでる奴はLIP使ってる奴ばっかりだしwww」
【イクシード】
「つーかwwwそれ知らないで使ってたのかよ?wwww」
【イクシード】
「どんだけおめでたいんだよ?www」
【クロノ】
(リビドーの限界を超えた使用……)
【クロノ】
(昨日春川がうなされてたのも、それが原因……?)
【カイン】
「知らなかった。教えてくれてありがとう。」
【イクシード】
「はいはいwwwま、あんたも悪夢見たら教えてよ?www」
【イクシード】
「どんな内容か気になってんだよねーwww」
【イクシード】
「どんな悪夢見ながら人間は死んでいくのかってさwww」
【クロノ】
「ふーん……」
【クロノ】
(人の死を面白がる…こんな人間もいるのか……)
悪夢による死を説きながら、悪びれずに相手が言う。
まるで面白がっているみたいに。
【カイン】
「気が向いたら教える。」
【カイン】
「ところで、このparaisoってサイトは誰が運営してるか知ってるか?」
【イクシード】
「それは俺も興味あるんだけどねーww」
【イクシード】
「独自のプログラムっぽいからさーww解析は難しいんだよなwww」
【イクシード】
「見てるー?www管理人サン?ww」
【クロノ】
(paraisoを誰が運営してるかわかれば、そいつにもっと詳しい事を聞けるんだけど……)
【クロノ】
(ここで集められる情報はこれくらい、か)
【カイン】
「色々教えてくれて助かった。」
【カイン】
「これから用事があるから落ちるよ。」
【イクシード】
「人に聞くだけ聞いてサヨナラかよwww」
【イクシード】
「まあいいけどさwwwじゃーねww」
俺はチャットを退室し、使用の痕跡を消してからPCの電源を落とした。
そして、ぼんやりと考える。
LIPを使い、リビドーの一日の制限時間―――3時間以上使用した人間が悪夢を見る。
悪夢を見ても、過度の使用をやめられない人間は死ぬ可能性がある……か。
【クロノ】
(願望とは違う夢を見てもリビドーの使用をやめられないっていう感覚は、確かに麻薬みたいだ)
【クロノ】
「じい、ちょっと頼みがあるんだけど」
【アンク】
「お呼びでございますか?」
どこからともなくじいが現れる。
死神の力があれば、人間界と死神界は自由に行き来できる。
【クロノ】
「調べて欲しいことが出来た」
【クロノ】
「paraisoの運営が誰なのか知りたい」
【クロノ】
「リビドーについて、もっと詳しく知るための鍵になると思う」
【アンク】
「かしこまりました。サーバー側から調べてみましょう」
【クロノ】
「それじゃ、お願い」
【アンク】
「クロノ様は、これからどうなさるおつもりで?」
【クロノ】
「春川の事が気になる。……様子を見に行く」
【アンク】
「かしこまりました。お気をつけて」
一礼するじいに言い残して、俺は部屋を後にした。
春川が務める運送会社は、一言で言えば小さいながらも活気に溢れ、忙しそうだ。
春川は体を動かすのが好きというだけあって、まさに天職って様子ではあるんだけど…。
他の従業員と話すことも無く、一人で黙々と仕事をこなしている。
何かを抱えているみたいな、顔をして。
【クロノ】
「……でもまあ、顔色はいいな」
昨日うなされていたのも、日常生活にはそれほど影響がないらしいのを確かめて、少し安心した。
観察を続けていると、春川に一人の男が近づいていく。
スーツ姿で、運送会社の従業員には見えない。
男が春川に話しかける。
【国重 昂正】
「お仕事中、申し訳ない。貴方、春川さんだな?」
【春川 樹生】
「え?はい、そうですけど…」
【国重 昂正】
「俺はこういうものだ」
そう言って、スーツの男は内ポケットから名刺を取り出す。
【春川 樹生】
「……探偵、さん……?」
【春川 樹生】
「……オレに何か用ですか」
【国重 昂正】
「ああ、少しお話を伺いたくてね」
【国重 昂正】
「すぐ終わるから、ご協力をお願いしたいのですが…」
