[本編] 春川 樹生 編
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【クロノ】
「あんたさ、これからも友達のお見舞いに来る?」
【クロノ】
「――――く」
【クロノ】
「来る…………」
【海棠 蓮】
「良かった、じゃあまた会えるかもしれないんだな」
【海棠 蓮】
「じゃあまた遊びに来てよ。5分とか、下らない話するだけで十分」
【海棠 蓮】
「見舞いに来てくれる友達、いるにはいるけど」
【海棠 蓮】
「ほら、みんな学校あるし放課後は部活だし、友達付き合いだしで忙しいから」
【海棠 蓮】
「だから結構暇なんだよ。入院生活って何もすることないしさ」
【海棠 蓮】
「持ってきたマンガは全部読んだし、勉強も飽きたし、ケータイは部屋じゃ禁止だし外出れないし」
【海棠 蓮】
「あんた……黒乃さん、は大学生か……社会人か?」
【海棠 蓮】
「まあとにかく仕事とかバイトとかあるだろ?」
【海棠 蓮】
「だから、迷惑になんない程度でいいから。たまに顔出してくれるくらいでいいから」
【海棠 蓮】
「……どうかな。やっぱめんどいかな」
【クロノ】
「…………」
【クロノ】
「いいよ…………」
………………
【春川 樹生】
「……おわっ、びっくりした」
【春川 樹生】
「ただいま。ちょっと遅くなってごめんな」
【春川 樹生】
「……クロノ、こんなところで寝てないで、ちゃんとベッドで寝ないと風邪引くぞ」
【春川 樹生】
「……あれ、寝てない? ……寝ぼけてんのかな?」
【春川 樹生】
「待ってて、毛布毛布……。 はい。ちゃんとあったかくしないとな」
【春川 樹生】
「あれ。ご飯もまだ食べてないじゃないか。起きれるようになったら起きて食べろよ?」
【春川 樹生】
「オレ、明日も早いから先に食べるからな。いただきます…っと」
【春川 樹生】
「……うーん。やっぱり作りおきしたのって、微妙だなぁ」
【春川 樹生】
「もうちょっと作り方変えなきゃ駄目か……、そうだ、なぁクロノ。起きてる?」
俺はソファに寝転がったまま、背凭れの方に顔を向けていた。
俺は……
樹生の声に耳を傾けながらもすうすうと寝息を立てると、樹生は微笑んだようだった。
……何も、言えない。
【クロノ】
(嘘をついてる俺を気にかけてくれてるのに…)
【クロノ】
(樹生に嘘はつかないって誓ってたのに…)
ズキズキと胸が痛むけれど、かけてあげる言葉が見つからない。
そのまま寝たふりを続けていると、
樹生は俺に毛布をかけて、お休みと言ってベッドに横になった。
【クロノ】
(ごめん、樹生……)
罪悪感を抱えたままでは、樹生と同じベッドで寝ることもできずに。
俺はそこで、朝まで過ごした。
翌日、仕事終わりの帰り道。
オレは腕時計を見て思わずニンマリした。
【春川 樹生】
(うん、今日はいつもよりかなり早い時間だぞ)
【春川 樹生】
(これなら豪華な夕食を準備してあげられる。クロノ、最近忙しそうだからな)
【春川 樹生】
(滋養のあるものを作ろう。メインのおかずにはクロノの好物を作ろう)
今日は大きいスーパーに寄って行こうと、いつもとは違う道を歩く。
すると道の向こうから誰かがやって来るのが見えた。
道の脇に避けたけど擦れ違う気配がなくて、
顔を上げると、その人は既に足を止めていて。
どうやらオレの方を見ているようだった。
体中に包帯を巻いていて、踏み出した足がビクリと揺れたけど。
怖がるなんて失礼だと思い直して静かに歩み寄る。
【春川 樹生】
「道に迷ったんですか?」
俯いていることもあって顔は見えなかったけど。
その人は黙ってポケットを探り、液晶タブレットを取り出した。
目的地を表示してくれるのかなと思い、身を屈めてモニターを覗き込む。
【???】
「あんたの彼氏、浮気してるよ」
聞こえた声は男性のものだった。
小柄だから女性だと思っていたことを心の中で謝罪しながら。
知り合いだったかなとか人違いだろうかとか、色々考える。
「あんたさ、これからも友達のお見舞いに来る?」
【クロノ】
「――――く」
【クロノ】
「来る…………」
【海棠 蓮】
「良かった、じゃあまた会えるかもしれないんだな」
【海棠 蓮】
「じゃあまた遊びに来てよ。5分とか、下らない話するだけで十分」
【海棠 蓮】
「見舞いに来てくれる友達、いるにはいるけど」
【海棠 蓮】
「ほら、みんな学校あるし放課後は部活だし、友達付き合いだしで忙しいから」
【海棠 蓮】
「だから結構暇なんだよ。入院生活って何もすることないしさ」
【海棠 蓮】
「持ってきたマンガは全部読んだし、勉強も飽きたし、ケータイは部屋じゃ禁止だし外出れないし」
【海棠 蓮】
「あんた……黒乃さん、は大学生か……社会人か?」
【海棠 蓮】
「まあとにかく仕事とかバイトとかあるだろ?」
【海棠 蓮】
「だから、迷惑になんない程度でいいから。たまに顔出してくれるくらいでいいから」
【海棠 蓮】
「……どうかな。やっぱめんどいかな」
【クロノ】
「…………」
【クロノ】
「いいよ…………」
………………
【春川 樹生】
「……おわっ、びっくりした」
【春川 樹生】
「ただいま。ちょっと遅くなってごめんな」
【春川 樹生】
「……クロノ、こんなところで寝てないで、ちゃんとベッドで寝ないと風邪引くぞ」
【春川 樹生】
「……あれ、寝てない? ……寝ぼけてんのかな?」
【春川 樹生】
「待ってて、毛布毛布……。 はい。ちゃんとあったかくしないとな」
【春川 樹生】
「あれ。ご飯もまだ食べてないじゃないか。起きれるようになったら起きて食べろよ?」
【春川 樹生】
「オレ、明日も早いから先に食べるからな。いただきます…っと」
【春川 樹生】
「……うーん。やっぱり作りおきしたのって、微妙だなぁ」
【春川 樹生】
「もうちょっと作り方変えなきゃ駄目か……、そうだ、なぁクロノ。起きてる?」
俺はソファに寝転がったまま、背凭れの方に顔を向けていた。
俺は……
樹生の声に耳を傾けながらもすうすうと寝息を立てると、樹生は微笑んだようだった。
……何も、言えない。
【クロノ】
(嘘をついてる俺を気にかけてくれてるのに…)
【クロノ】
(樹生に嘘はつかないって誓ってたのに…)
ズキズキと胸が痛むけれど、かけてあげる言葉が見つからない。
そのまま寝たふりを続けていると、
樹生は俺に毛布をかけて、お休みと言ってベッドに横になった。
【クロノ】
(ごめん、樹生……)
罪悪感を抱えたままでは、樹生と同じベッドで寝ることもできずに。
俺はそこで、朝まで過ごした。
翌日、仕事終わりの帰り道。
オレは腕時計を見て思わずニンマリした。
【春川 樹生】
(うん、今日はいつもよりかなり早い時間だぞ)
【春川 樹生】
(これなら豪華な夕食を準備してあげられる。クロノ、最近忙しそうだからな)
【春川 樹生】
(滋養のあるものを作ろう。メインのおかずにはクロノの好物を作ろう)
今日は大きいスーパーに寄って行こうと、いつもとは違う道を歩く。
すると道の向こうから誰かがやって来るのが見えた。
道の脇に避けたけど擦れ違う気配がなくて、
顔を上げると、その人は既に足を止めていて。
どうやらオレの方を見ているようだった。
体中に包帯を巻いていて、踏み出した足がビクリと揺れたけど。
怖がるなんて失礼だと思い直して静かに歩み寄る。
【春川 樹生】
「道に迷ったんですか?」
俯いていることもあって顔は見えなかったけど。
その人は黙ってポケットを探り、液晶タブレットを取り出した。
目的地を表示してくれるのかなと思い、身を屈めてモニターを覗き込む。
【???】
「あんたの彼氏、浮気してるよ」
聞こえた声は男性のものだった。
小柄だから女性だと思っていたことを心の中で謝罪しながら。
知り合いだったかなとか人違いだろうかとか、色々考える。
