[期間限定イベント"年末年始"]
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【日留川】
「ひ…ひぅ……うっ……」
何も出なくなっても、凌央の先端はパクパクと口を開け。
ソコはまだ硬さを保ったままで、凌央は誘うように腰を揺らしている。
何本もの触手がナカに入ろうとして、凌央の後ろに群がっている。
入り口の刺激で、熱を放った前がまだ収まらないらしい。
【クロノ】
「凌央、気持ちいいね。凌央のが出なくなるまで、今日はこうしていっぱいよくなろうか」
【アンク】
「クロノ様、なにを悠長な!! 死ぬまで吸いつくされると言ったでしょう!!」
【クロノ】
「……覚えてるよ」
俺は素早く鎌を出現させると、凌央に巻き付いていた触手を斬り落とした。
拘束を解かれ、落下する凌央を抱き止める。
【アンク】
「お見事です!」
【クロノ】
「それほどでも」
【アンク】
「ですが、途中は本気で忘れてましたな」
【クロノ】
「あーっと、妖獣が逃げる。凌央、また来るから少し待ってて」
俺は凌央をそっと床に下ろすと、逃げる妖獣を追った。
妖獣は、凌央の寝室に向かっていたが――
【クロノ】
「……なんだ?」
凌央の部屋から、何かの気配がする。
別に嫌な気配じゃないけど、何かの術が施されている感じだ。
【クロノ】
(じいが何かしたのか……?)
少し用心しながら、俺が寝室に入った瞬間。
妖獣が触手を振り上げ、暴れ始めた。
けど、すぐに弱ったように動きが緩慢になり、そして地に伏せたような体勢で大人しくなった。
とにかく今のうちにと、じいと張った結界で完璧に妖獣を捕縛する。
【アンク】
「ふぅ…。日留川さんもリストから消えましたな。やれやれ」
【クロノ】
「それはよかったけど……、これ何?」
よく見ると床に、初めて見るけど、結界らしい魔法陣が書いてある。
どうやらこの結界が、最初に妖獣を捕縛したらしい。
勿論、これは俺が書いた物じゃないし、俺には読めない文字が幾つか混じっている。
【クロノ】
「これ、じいが書いたの?」
【アンク】
「いいえ?」
じいも驚いたような顔で、魔法陣を覗き込む。
【アンク】
「魔法陣に使われている文字は、シバルバー文字と…、おやこれは……、アルファベット?」
【クロノ】
「アルファベット使った結界なんて初めて聞いたけど」
【アンク】
「えーっと、なになに。『この結界の支配者は…』。この後がアルファベットです」
【アンク】
「『RIO HIRUKAWA』?」
【クロノ】
「は……?」
俺とじいが顔を見合せた時、廊下をぺたぺたと歩いてくる凌央の足音がした。
【日留川】
「早く忘れた方がいい…、触手攻めなんて、それなんてエロゲ…」
【クロノ】
「凌央」
声を掛けると、寝間着を着た凌央が顔をのぞかせた。
【日留川】
「俺、入っても平気?」
【クロノ】
「うん、平気。ていうか、凌央に訊きたいんだけど、これ何?」
妖獣を警戒し距離を取りながら、凌央は俺の傍に来た。
【日留川】
「あ、それ? 電脳図書館と禁断の魔術書を合成して俺が編み出した、新しい魔法陣」
【クロノ】
「………………………」
つまりネットと、何か胡散臭い魔術書を見て、凌央が考え出した魔法陣、ということなんだろうけど…。
【クロノ】
(それがちゃんと作用してる、てことか…)
人間界にある魔術の情報なんて、九割方でたらめなのに。
凌央は頭が良いと知っていたけど、これほどとは……。
【クロノ】
(天才に下手に知識与えると、何をしでかすか分からなくて怖い……)
【日留川】
「あれ? もしかして、その魔物、俺の魔法陣で捕まえ……っ!」
【クロノ】
「違う違う違う、これは、そう、じいのすごくスゴイテクニックで捕まえたから」
【アンク】
「そそそうそう、そうですぞ!!」
【日留川】
「なんだ」
凌央はがっかりしたような顔で肩を竦めると、部屋の隅に貼ってあった紙をはがした。
【日留川】
「悪魔召喚の儀式も、失敗したしな」
【クロノ】
「………え?」
凌央が手にした紙を後ろから覗き込むと。
ほぼ正確な、魔物召喚の魔法陣が書かれていた。
但し、死神文字で書かれた出現場所の指定が……。
【クロノ】
(言葉が違う……!)
出現場所を指定するそこには、死神の言葉で『マンション』ではなく『ホテル』と書かれていた。
【クロノ】
「……凌央、この召喚の儀式、いつやった?」
【日留川】
「え? 今朝。でも、魔物なんて出て来なくてさ」
今朝ということは……。
俺が長に呼び出されたタイミングと、ほぼ一致する。
【クロノ】
(凌央が、出現場所の指定を間違えたから、あのホテルに魔物が出現した……)
【クロノ】
(つまり……)
【クロノ】
(今回の犯人は、凌央……)
俺とじいは、同時に深い溜息を吐いた。
【アンク】
「日留川さん。例え失敗でも、冗談でも、魔術を行うという行為には、リスクが伴います」
じいが、静かな、けれど諌める口調で言った。
【アンク】
「けして、遊びでも、人間が行ってはいけないことなのです」
【クロノ】
「うん。凌央の魔術は失敗したけど、その行われたって行為自体が色々こう作用して」
【クロノ】
「今日、こうして実際に、人間界に魔物が現れたんだ。凌央の知らないところで。で、ここにもやって来た」
我ながらよく分からない説明だと思ったけど、凌央は、ショックを受けたような顔をした。
自分が他人を危険な目に遭わせた、と、ちゃんと気付いてくれたようだ。
【クロノ】
「もう、二度と魔術はしないで」
凌央は眉を下げると俯いて、黙ったままだったけど、しっかりと頷いた。
その時、インターホンが鳴った。
【日留川】
「あっ、はい!」
俺達の様子を窺いながら、凌央は玄関へ走って行った。
そして、恐る恐る相手を確認すると、ぱっとドアを開けた。
【春川】
「兎川急便です、お届けに上がりました!」
【クロノ】
「あれ」
「ひ…ひぅ……うっ……」
何も出なくなっても、凌央の先端はパクパクと口を開け。
ソコはまだ硬さを保ったままで、凌央は誘うように腰を揺らしている。
何本もの触手がナカに入ろうとして、凌央の後ろに群がっている。
入り口の刺激で、熱を放った前がまだ収まらないらしい。
【クロノ】
「凌央、気持ちいいね。凌央のが出なくなるまで、今日はこうしていっぱいよくなろうか」
【アンク】
「クロノ様、なにを悠長な!! 死ぬまで吸いつくされると言ったでしょう!!」
【クロノ】
「……覚えてるよ」
俺は素早く鎌を出現させると、凌央に巻き付いていた触手を斬り落とした。
拘束を解かれ、落下する凌央を抱き止める。
【アンク】
「お見事です!」
【クロノ】
「それほどでも」
【アンク】
「ですが、途中は本気で忘れてましたな」
【クロノ】
「あーっと、妖獣が逃げる。凌央、また来るから少し待ってて」
俺は凌央をそっと床に下ろすと、逃げる妖獣を追った。
妖獣は、凌央の寝室に向かっていたが――
【クロノ】
「……なんだ?」
凌央の部屋から、何かの気配がする。
別に嫌な気配じゃないけど、何かの術が施されている感じだ。
【クロノ】
(じいが何かしたのか……?)
少し用心しながら、俺が寝室に入った瞬間。
妖獣が触手を振り上げ、暴れ始めた。
けど、すぐに弱ったように動きが緩慢になり、そして地に伏せたような体勢で大人しくなった。
とにかく今のうちにと、じいと張った結界で完璧に妖獣を捕縛する。
【アンク】
「ふぅ…。日留川さんもリストから消えましたな。やれやれ」
【クロノ】
「それはよかったけど……、これ何?」
よく見ると床に、初めて見るけど、結界らしい魔法陣が書いてある。
どうやらこの結界が、最初に妖獣を捕縛したらしい。
勿論、これは俺が書いた物じゃないし、俺には読めない文字が幾つか混じっている。
【クロノ】
「これ、じいが書いたの?」
【アンク】
「いいえ?」
じいも驚いたような顔で、魔法陣を覗き込む。
【アンク】
「魔法陣に使われている文字は、シバルバー文字と…、おやこれは……、アルファベット?」
【クロノ】
「アルファベット使った結界なんて初めて聞いたけど」
【アンク】
「えーっと、なになに。『この結界の支配者は…』。この後がアルファベットです」
【アンク】
「『RIO HIRUKAWA』?」
【クロノ】
「は……?」
俺とじいが顔を見合せた時、廊下をぺたぺたと歩いてくる凌央の足音がした。
【日留川】
「早く忘れた方がいい…、触手攻めなんて、それなんてエロゲ…」
【クロノ】
「凌央」
声を掛けると、寝間着を着た凌央が顔をのぞかせた。
【日留川】
「俺、入っても平気?」
【クロノ】
「うん、平気。ていうか、凌央に訊きたいんだけど、これ何?」
妖獣を警戒し距離を取りながら、凌央は俺の傍に来た。
【日留川】
「あ、それ? 電脳図書館と禁断の魔術書を合成して俺が編み出した、新しい魔法陣」
【クロノ】
「………………………」
つまりネットと、何か胡散臭い魔術書を見て、凌央が考え出した魔法陣、ということなんだろうけど…。
【クロノ】
(それがちゃんと作用してる、てことか…)
人間界にある魔術の情報なんて、九割方でたらめなのに。
凌央は頭が良いと知っていたけど、これほどとは……。
【クロノ】
(天才に下手に知識与えると、何をしでかすか分からなくて怖い……)
【日留川】
「あれ? もしかして、その魔物、俺の魔法陣で捕まえ……っ!」
【クロノ】
「違う違う違う、これは、そう、じいのすごくスゴイテクニックで捕まえたから」
【アンク】
「そそそうそう、そうですぞ!!」
【日留川】
「なんだ」
凌央はがっかりしたような顔で肩を竦めると、部屋の隅に貼ってあった紙をはがした。
【日留川】
「悪魔召喚の儀式も、失敗したしな」
【クロノ】
「………え?」
凌央が手にした紙を後ろから覗き込むと。
ほぼ正確な、魔物召喚の魔法陣が書かれていた。
但し、死神文字で書かれた出現場所の指定が……。
【クロノ】
(言葉が違う……!)
出現場所を指定するそこには、死神の言葉で『マンション』ではなく『ホテル』と書かれていた。
【クロノ】
「……凌央、この召喚の儀式、いつやった?」
【日留川】
「え? 今朝。でも、魔物なんて出て来なくてさ」
今朝ということは……。
俺が長に呼び出されたタイミングと、ほぼ一致する。
【クロノ】
(凌央が、出現場所の指定を間違えたから、あのホテルに魔物が出現した……)
【クロノ】
(つまり……)
【クロノ】
(今回の犯人は、凌央……)
俺とじいは、同時に深い溜息を吐いた。
【アンク】
「日留川さん。例え失敗でも、冗談でも、魔術を行うという行為には、リスクが伴います」
じいが、静かな、けれど諌める口調で言った。
【アンク】
「けして、遊びでも、人間が行ってはいけないことなのです」
【クロノ】
「うん。凌央の魔術は失敗したけど、その行われたって行為自体が色々こう作用して」
【クロノ】
「今日、こうして実際に、人間界に魔物が現れたんだ。凌央の知らないところで。で、ここにもやって来た」
我ながらよく分からない説明だと思ったけど、凌央は、ショックを受けたような顔をした。
自分が他人を危険な目に遭わせた、と、ちゃんと気付いてくれたようだ。
【クロノ】
「もう、二度と魔術はしないで」
凌央は眉を下げると俯いて、黙ったままだったけど、しっかりと頷いた。
その時、インターホンが鳴った。
【日留川】
「あっ、はい!」
俺達の様子を窺いながら、凌央は玄関へ走って行った。
そして、恐る恐る相手を確認すると、ぱっとドアを開けた。
【春川】
「兎川急便です、お届けに上がりました!」
【クロノ】
「あれ」