[期間限定イベント"千夜一夜と月の使者"]日留川 凌央 編
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【ウサギ】
『ウウッ……』
【ウサギ】
『ヤッターー! 人にカンシャしてもらエター!』
神経に触るような、はしゃぎ声が聞こえた次の瞬間──身体が軽くなった。
【クロノ】
「今ので……成仏した……?」
【日留川 凌央】
「みたいだね。耳消えてるし」
言われて、頭の上を探ると、確かにぴょんと伸びてた長い耳がない。
【クロノ】
「善行したいとか言って粘ってたわりに、ずいぶん呆気ないな」
【日留川 凌央】
「邪魔な奴が消えたなら別にいい。……あんたは無事なんだから、それ以外どうだっていいだろ」
まんまるの月を背に、凌央が微笑む。
その姿があまりにも絵になったから、もう余計なことは考えるのはやめようと思った。
【クロノ】
「そうだな」
そっと立ち上がると、穏やかな視線が俺を見つめてくる。
【クロノ】
「さっきの言葉、本当?」
【日留川 凌央】
「ああ、ほんとだよ」
【日留川 凌央】
「ほんとに……あんたには感謝してる」
【日留川 凌央】
「ありがと」
最後の言葉は、砂漠を渡る風にかき消されるような、小さな声だったけれど。
俺の胸にはしっかりと響いていた。
広がる想いと共に華奢な身体を抱きしめて。
底冷えするような寒さが漂い始めた砂漠を出て、ホテルの部屋へと戻った。
【日留川 凌央】
「何これ?」
部屋へと戻ると、ベッドの上に何かの包みが置かれていた。
そこに描かれているロゴマークを見て、俺は思い出す。
【クロノ】
「ああ、そう言えば……何日か前に通販したんだった」
【日留川 凌央】
「結構軽いけど、何買ったの?」
【クロノ】
「開けていいよ」
興味を引かれた凌央が、ビリビリと袋を破く。
そしてその中から現れたのは、黒と白のウサ耳がついたカチューシャだった。
【日留川 凌央】
「あんた、ウサギに手を焼いてたんじゃないの? なのになんで……」
呆れたように驚く凌央の手から、黒いほうのウサ耳を取って頭に被せた。
どっちの色がいいか悩んで2つ買ったんだけど。
ものすごく悩んだ末に、綺麗な黒髪の凌央には、黒いほうが似合うという結論に至った。
【クロノ】
「自分のウサ耳姿見てずっと思ってたんだ。どう考えても凌央のほうがかわいいよな、って」
【日留川 凌央】
「かわいいって……」
【クロノ】
「似合ってるよ。ほんとにかわいい」
【日留川 凌央】
「は、恥ずかしいだろ。あんたもつけてよ!」
そう言って、手に残っていた白いウサ耳を俺へと着けてくる。
【クロノ】
「これでお揃いだ」
満足そうに笑って、凌央の身体を抱きしめながらソファに座った。
【日留川 凌央】
「あのさ、当たってんだけど。もう興奮してるわけ?」
尻の辺りをモゾモゾさせながら、口を尖らせ抗議してくる。
睨むように見つめながら、その目は潤んでいた。
もう何度もしてるのに、その度に初々しい反応を返してくるから堪らない。
【クロノ】
「霊は消えたけど、性欲だけは残ってるみたい」
【日留川 凌央】
「なんでもかんでもウサギのせいにしてるけど、ただあんたがヤリたいだけだろ!」
片手でスッと服を肌蹴させると、露わになった白皙の首筋がじわりと赤く染まる。
肌には薄らと汗が滲んでいて、興奮しているのが分かる。
【クロノ】
「どっちでもいいでしょ。俺とお前が交尾することに変わりないんだし」
【日留川 凌央】
「……ひんっ!」
耳の裏を軽く舐めると、細い身体が小刻みに震える。
反応のいちいちが小動物みたいで、もっと虐めたくなってしまう。
【日留川 凌央】
「っは……! ああ……そ、そこっ」
胸を撫でながら、その先端の突起を指先で挟んで強めに扱いてやると、凌央は顔を真っ赤にして声をあげた。
【クロノ】
「ここイジられるの好きだよね。もっと触ってほしい?」
【日留川 凌央】
「う、うん」
【クロノ】
「こう?」
【日留川 凌央】
「ん……イイ、でも……もっと…」
【クロノ】
「もっと刺激が欲しいの?」
【日留川 凌央】
「う……っく、ああ……っ」
爪を立てて痛みが感じるようにしてあげると、嬉しそうに肩を震わせて喘ぐ。
その度に黒い耳がフワフワと揺れた。
それがまた、小動物の愛らしさを醸し出していて、かわいい。
【クロノ】
「こんなウサギが目の前で食べて、とか言ってきたら」
【クロノ】
「ブッダもたまらず、舌を出しちゃうだろうね」
【日留川 凌央】
「は? え……? んん!」
喘ぐ口の中に舌を滑り込ませる。
きつい体勢に苦戦しながら、凌央は懸命に舌を伸ばして、絡ませようとしてくる。
一生懸命な姿が健気で、要望に応えてあげようと深く口づけした。
【日留川 凌央】
「あっ……あふっ」
息をするのも忘れるほどに、どっぷりとそのキスに身を委ねてくる。
何度も、何度も唇を交わらせているうちに、涙や汗や色んなもので凌央の顔はぐっしょりと濡れていた。
それと同時に、股の間から液体を滴り落としている。
【クロノ】
「ああ……まだ触ってないのに、ぐちゃぐちゃ」
【日留川 凌央】
「だ、だって……ひんっ!」
先から溢れた汁を掬い取り、それを俺の股に当たる場所……の奥の方へと撫でつける。
小さな穴がキュッと締まって、でも物欲しくて堪らなそうに緩む。
【クロノ】
「そんなにヒクヒクさせて、入れて欲しいんだ?」
【日留川 凌央】
「ほ、欲しい……っ」
【クロノ】
「お願いされたら、断るわけにはいかないね」
【日留川 凌央】
「あ、ああっ……!」
望まれるまま、俺は凌央の中に侵入した。
温かく、柔らかく包んでくるその感触が、俺の欲望をかきたてる。
【クロノ】
「ク、何このいやらしい身体……これじゃ、すぐイッちゃう」
パン、と小尻を叩くと、さらに艶めかしい煽動が襲ってきた。
【クロノ】
「あ……気持ち、イイ……」
【日留川 凌央】
「お、俺も……ダメ、もう……」
【日留川 凌央】
「イクッ……いっちゃう、やっ……あ、ああ!!」
【クロノ】
「じゃ、一緒にいこう」
ぐっと尻肉を掴むと、痛みからくる快感から、凌央の中が気持ちよく締まっていく。
その中で何度も出し入れの律動を繰り返して。
俺たちは同時に体内にこもった熱を吐き出して、共に高みへと昇った。
【日留川 凌央】
「ハァー……ハァ……」
繋がってた部分を外して、凌央が疲れた体をこちらに向けて首元へと抱き着いてくる。
【日留川 凌央】
「すっごく……気持ち、よかった」
【クロノ】
「っ」
とろんとした溶けたような笑顔で、そんなことを伝えてくるから。
果てたはずなのに、間髪入れずにあそこが起ち上がってしまった。
【クロノ】
「凌央があんまりかわいいこと言うから、またしたくなったんだけど」
【日留川 凌央】
「え……は!?」
その後、何度もイッては……またすぐに回復してを繰り返した。
【日留川 凌央】
「ちょ、ちょっといつまで続ける気!?」
【クロノ】
「まあ、ウサギは万年発情期だからね……まだまだ、何度でもイケそう」
【日留川 凌央】
「む、ムリ! ほんとにこれ以上はムリだから……!」
【クロノ】
「そんなこと言わず、もっと異国の夜を楽しもう?」
【日留川 凌央】
「いや、だから……」
【日留川 凌央】
「あんっ」
夜空に浮かぶ、まんまるの月が明るく輝く。
あそこにいるウサギも、交じり合う俺たちの姿を見て発情してるんじゃないか――なんて思った。
俺と凌央のアラビアンハネムーンの夜は、甘く情熱的に溶けていく――─…。
期間限定イベント
「千夜一夜と月の使者」
日留川 凌央編 END
『ウウッ……』
【ウサギ】
『ヤッターー! 人にカンシャしてもらエター!』
神経に触るような、はしゃぎ声が聞こえた次の瞬間──身体が軽くなった。
【クロノ】
「今ので……成仏した……?」
【日留川 凌央】
「みたいだね。耳消えてるし」
言われて、頭の上を探ると、確かにぴょんと伸びてた長い耳がない。
【クロノ】
「善行したいとか言って粘ってたわりに、ずいぶん呆気ないな」
【日留川 凌央】
「邪魔な奴が消えたなら別にいい。……あんたは無事なんだから、それ以外どうだっていいだろ」
まんまるの月を背に、凌央が微笑む。
その姿があまりにも絵になったから、もう余計なことは考えるのはやめようと思った。
【クロノ】
「そうだな」
そっと立ち上がると、穏やかな視線が俺を見つめてくる。
【クロノ】
「さっきの言葉、本当?」
【日留川 凌央】
「ああ、ほんとだよ」
【日留川 凌央】
「ほんとに……あんたには感謝してる」
【日留川 凌央】
「ありがと」
最後の言葉は、砂漠を渡る風にかき消されるような、小さな声だったけれど。
俺の胸にはしっかりと響いていた。
広がる想いと共に華奢な身体を抱きしめて。
底冷えするような寒さが漂い始めた砂漠を出て、ホテルの部屋へと戻った。
【日留川 凌央】
「何これ?」
部屋へと戻ると、ベッドの上に何かの包みが置かれていた。
そこに描かれているロゴマークを見て、俺は思い出す。
【クロノ】
「ああ、そう言えば……何日か前に通販したんだった」
【日留川 凌央】
「結構軽いけど、何買ったの?」
【クロノ】
「開けていいよ」
興味を引かれた凌央が、ビリビリと袋を破く。
そしてその中から現れたのは、黒と白のウサ耳がついたカチューシャだった。
【日留川 凌央】
「あんた、ウサギに手を焼いてたんじゃないの? なのになんで……」
呆れたように驚く凌央の手から、黒いほうのウサ耳を取って頭に被せた。
どっちの色がいいか悩んで2つ買ったんだけど。
ものすごく悩んだ末に、綺麗な黒髪の凌央には、黒いほうが似合うという結論に至った。
【クロノ】
「自分のウサ耳姿見てずっと思ってたんだ。どう考えても凌央のほうがかわいいよな、って」
【日留川 凌央】
「かわいいって……」
【クロノ】
「似合ってるよ。ほんとにかわいい」
【日留川 凌央】
「は、恥ずかしいだろ。あんたもつけてよ!」
そう言って、手に残っていた白いウサ耳を俺へと着けてくる。
【クロノ】
「これでお揃いだ」
満足そうに笑って、凌央の身体を抱きしめながらソファに座った。
【日留川 凌央】
「あのさ、当たってんだけど。もう興奮してるわけ?」
尻の辺りをモゾモゾさせながら、口を尖らせ抗議してくる。
睨むように見つめながら、その目は潤んでいた。
もう何度もしてるのに、その度に初々しい反応を返してくるから堪らない。
【クロノ】
「霊は消えたけど、性欲だけは残ってるみたい」
【日留川 凌央】
「なんでもかんでもウサギのせいにしてるけど、ただあんたがヤリたいだけだろ!」
片手でスッと服を肌蹴させると、露わになった白皙の首筋がじわりと赤く染まる。
肌には薄らと汗が滲んでいて、興奮しているのが分かる。
【クロノ】
「どっちでもいいでしょ。俺とお前が交尾することに変わりないんだし」
【日留川 凌央】
「……ひんっ!」
耳の裏を軽く舐めると、細い身体が小刻みに震える。
反応のいちいちが小動物みたいで、もっと虐めたくなってしまう。
【日留川 凌央】
「っは……! ああ……そ、そこっ」
胸を撫でながら、その先端の突起を指先で挟んで強めに扱いてやると、凌央は顔を真っ赤にして声をあげた。
【クロノ】
「ここイジられるの好きだよね。もっと触ってほしい?」
【日留川 凌央】
「う、うん」
【クロノ】
「こう?」
【日留川 凌央】
「ん……イイ、でも……もっと…」
【クロノ】
「もっと刺激が欲しいの?」
【日留川 凌央】
「う……っく、ああ……っ」
爪を立てて痛みが感じるようにしてあげると、嬉しそうに肩を震わせて喘ぐ。
その度に黒い耳がフワフワと揺れた。
それがまた、小動物の愛らしさを醸し出していて、かわいい。
【クロノ】
「こんなウサギが目の前で食べて、とか言ってきたら」
【クロノ】
「ブッダもたまらず、舌を出しちゃうだろうね」
【日留川 凌央】
「は? え……? んん!」
喘ぐ口の中に舌を滑り込ませる。
きつい体勢に苦戦しながら、凌央は懸命に舌を伸ばして、絡ませようとしてくる。
一生懸命な姿が健気で、要望に応えてあげようと深く口づけした。
【日留川 凌央】
「あっ……あふっ」
息をするのも忘れるほどに、どっぷりとそのキスに身を委ねてくる。
何度も、何度も唇を交わらせているうちに、涙や汗や色んなもので凌央の顔はぐっしょりと濡れていた。
それと同時に、股の間から液体を滴り落としている。
【クロノ】
「ああ……まだ触ってないのに、ぐちゃぐちゃ」
【日留川 凌央】
「だ、だって……ひんっ!」
先から溢れた汁を掬い取り、それを俺の股に当たる場所……の奥の方へと撫でつける。
小さな穴がキュッと締まって、でも物欲しくて堪らなそうに緩む。
【クロノ】
「そんなにヒクヒクさせて、入れて欲しいんだ?」
【日留川 凌央】
「ほ、欲しい……っ」
【クロノ】
「お願いされたら、断るわけにはいかないね」
【日留川 凌央】
「あ、ああっ……!」
望まれるまま、俺は凌央の中に侵入した。
温かく、柔らかく包んでくるその感触が、俺の欲望をかきたてる。
【クロノ】
「ク、何このいやらしい身体……これじゃ、すぐイッちゃう」
パン、と小尻を叩くと、さらに艶めかしい煽動が襲ってきた。
【クロノ】
「あ……気持ち、イイ……」
【日留川 凌央】
「お、俺も……ダメ、もう……」
【日留川 凌央】
「イクッ……いっちゃう、やっ……あ、ああ!!」
【クロノ】
「じゃ、一緒にいこう」
ぐっと尻肉を掴むと、痛みからくる快感から、凌央の中が気持ちよく締まっていく。
その中で何度も出し入れの律動を繰り返して。
俺たちは同時に体内にこもった熱を吐き出して、共に高みへと昇った。
【日留川 凌央】
「ハァー……ハァ……」
繋がってた部分を外して、凌央が疲れた体をこちらに向けて首元へと抱き着いてくる。
【日留川 凌央】
「すっごく……気持ち、よかった」
【クロノ】
「っ」
とろんとした溶けたような笑顔で、そんなことを伝えてくるから。
果てたはずなのに、間髪入れずにあそこが起ち上がってしまった。
【クロノ】
「凌央があんまりかわいいこと言うから、またしたくなったんだけど」
【日留川 凌央】
「え……は!?」
その後、何度もイッては……またすぐに回復してを繰り返した。
【日留川 凌央】
「ちょ、ちょっといつまで続ける気!?」
【クロノ】
「まあ、ウサギは万年発情期だからね……まだまだ、何度でもイケそう」
【日留川 凌央】
「む、ムリ! ほんとにこれ以上はムリだから……!」
【クロノ】
「そんなこと言わず、もっと異国の夜を楽しもう?」
【日留川 凌央】
「いや、だから……」
【日留川 凌央】
「あんっ」
夜空に浮かぶ、まんまるの月が明るく輝く。
あそこにいるウサギも、交じり合う俺たちの姿を見て発情してるんじゃないか――なんて思った。
俺と凌央のアラビアンハネムーンの夜は、甘く情熱的に溶けていく――─…。
期間限定イベント
「千夜一夜と月の使者」
日留川 凌央編 END