[期間限定イベント"千夜一夜と月の使者"]日留川 凌央 編
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【日留川 凌央】
「……いや、有り得ないだろ」
【クロノ】
「仕事中?」
いつものように凌央の部屋にやって来て、パソコンに向かう背中に声をかけた。
けれど、相手は真剣にキーボードを叩いているばかりで俺の来訪に気付かない。
【クロノ】
「ね、凌央」
【日留川 凌央】
「俺の言葉が通じない? まさかここに来て、異世界からの妨害でも受けてるのか」
名前を呼んでもモニタを覗き込んだままブツブツ呟くばかりで、こちらを見ようともしない。
何かに集中するのは良い事だと思うけど。
約束の訪問を無視されるのはさすがにいい気分がしない。
【クロノ】
「何にそんなに夢中になってるわけ?」
【日留川 凌央】
「え!? ひゃぁあっ」
耳に息がかかるような距離で囁くと。
凌央はイスから腰を浮かせるほど驚いて、ようやくこっちを見た。
【日留川 凌央】
「……いつからそこにいたんだよ!? 来たなら普通に声かければいいだろ」
【クロノ】
「さっきからそうしてたんだけど、無視してたのはそっちだから」
【日留川 凌央】
「あ……ああ」
【日留川 凌央】
「そっか、ごめん」
【クロノ】
「ま、いいけど。で、俺の声も耳に入らないほど何に熱中してたの?」
【日留川 凌央】
「別に熱中してたわけじゃない。ちょっと頭抱えてただけ」
ため息を吐いて、チラリと視線をモニタへ送る。
覗いてみると、誰かと英語でチャットしていたらしい。
会話の内容はよく理解できないけど、相手の名前くらいは読める。
【クロノ】
「チャンドラって、誰?」
【日留川 凌央】
「インドのプログラマ」
【クロノ】
「インド? そんなところに知り合いなんていたんだ」
【日留川 凌央】
「知り合いと呼ぶには齟齬がある。……会ったことのない奴だから」
【日留川 凌央】
「昔、俺が開発したソフトのアルゴリズムを利用して、新たなシステムを一緒に作ろうってメールしてきたんだ」
【日留川 凌央】
「まあ悪い話じゃないし、いいよって返事してそこからやり取りしてるだけの仲」
【クロノ】
「ようは仕事の話してるってことでしょ?」
【クロノ】
「なのになんで頭抱えてるわけ」
そう聞くと、凌央はウンザリするような顔をして、机の上に置いてあった封筒を持ち上げた。
【日留川 凌央】
「いきなり航空券送って来たんだよ」
【クロノ】
「航空券って、インド行き?」
【日留川 凌央】
「そう。最初の開発はインドで一緒にやろうって言い出してきたんだ」
【日留川 凌央】
「俺引きこもりだし、無理だって断ってんのに」
【日留川 凌央】
「共同開発って後々から、開発者の意見とかが割れて失敗する事多いから」
【日留川 凌央】
「そうならないように顔と顔を突き合わせてその場で意見交換しながらやったほうがいいって」
説明をしてる間も、チャットの画面にはチャンドラの発言が続く。
うんざりって目の前の顔から察するに、何度も勧誘してきてるんだろう。
【クロノ】
「誰かよく知らない相手と何かやるより、直接会ってやった方が俺もいいと思うけど」
【日留川 凌央】
「は? あんた、俺にインド行けって言うの?」
【クロノ】
「前に旅行でも行こうって言ったとき、こっそり世界遺産とか検索してたの知ってる」
【日留川 凌央】
「へ!? なんでそれ……」
ちょっとびっくりして、顔を赤くさせる反応がかわいくて。
思わず後ろから抱きしめた。
【クロノ】
「凌央が寝てる隙に、履歴とかブックマークをちょっとね」
【クロノ】
「パソコンの使い方を教えてくれた、凌央先生のお陰でそういうの見れるようになったから」
【日留川 凌央】
「っ」
息を詰めて俯いた凌央は、首筋まで赤く染めていた。
【クロノ】
「だって凌央、素直じゃないだろ」
【クロノ】
「強引にしないと本音が見えないことあるから」
【日留川 凌央】
「あれは、別に……隠そうとか思ってたわけじゃないからな」
【日留川 凌央】
「きょ、興味はあるけど、その、引きこもりの俺にいきなり海外とかハードル高いから……」
【日留川 凌央】
「まずは日帰り旅行とかから始めて……いずれ行けたら……とか」
【クロノ】
「俺との旅行プラン、真面目に考えてくれてたんだ?」
【日留川 凌央】
「あ……ああ」
恥ずかしそうにちょっと下を向いて頷く。
その仕草に心をくすぐられ、俺は凌央の顔をこちらへ向かせて唇を食んだ。
【日留川 凌央】
「ん!?」
強く吸い付いて、さらに歯を当てて噛むと一瞬眉をしかめて、でも嬉しさを隠せない表情を見せる。
そんな凌央をもっと味わいたくて、舌を入れて激しくその口の中をかき乱す。
目一杯甘いキスに満足していると、凌央が濡れたまつ毛を揺らして睨んで来る。
【日留川 凌央】
「は……っ、いきなり、何してんだよ……」
【クロノ】
「だって、嬉しくて」
【日留川 凌央】
「俺と旅行行くのが、そんな楽しみなのか?」
【クロノ】
「もちろん。だからさ、そのインド行き俺も付いてく」
にこっと笑ってみせると、目の前の顔が鳩が豆鉄砲を食ったような表情になる。
【日留川 凌央】
「なんでそうなるんだよ? 俺はインドなんて遠いとこ、行かないって」
【クロノ】
「いいから、そのチャンドラに俺の分の航空券も送ってもらいなよ」
【日留川 凌央】
「おい、勝手に話進めるなよ」
【クロノ】
「……俺と海外に行くの嫌なの?」
【日留川 凌央】
「っ……」
声を詰まらせたその顔を見ると、やっぱり素直じゃないなと愛しくなってしまう。
【クロノ】
「決まり」
【クロノ】
「凌央が仕事するの賛成だし、相手がどんな人間か分かった上でやった方がいいと思うし」
【クロノ】
「その上、一緒に旅行できるならいいことだらけじゃん? 反対する理由ある?」
【日留川 凌央】
「……ないよ」
【クロノ】
「なら、もう1人分のチケットの手配を依頼すればそれで解決だろ」
「……いや、有り得ないだろ」
【クロノ】
「仕事中?」
いつものように凌央の部屋にやって来て、パソコンに向かう背中に声をかけた。
けれど、相手は真剣にキーボードを叩いているばかりで俺の来訪に気付かない。
【クロノ】
「ね、凌央」
【日留川 凌央】
「俺の言葉が通じない? まさかここに来て、異世界からの妨害でも受けてるのか」
名前を呼んでもモニタを覗き込んだままブツブツ呟くばかりで、こちらを見ようともしない。
何かに集中するのは良い事だと思うけど。
約束の訪問を無視されるのはさすがにいい気分がしない。
【クロノ】
「何にそんなに夢中になってるわけ?」
【日留川 凌央】
「え!? ひゃぁあっ」
耳に息がかかるような距離で囁くと。
凌央はイスから腰を浮かせるほど驚いて、ようやくこっちを見た。
【日留川 凌央】
「……いつからそこにいたんだよ!? 来たなら普通に声かければいいだろ」
【クロノ】
「さっきからそうしてたんだけど、無視してたのはそっちだから」
【日留川 凌央】
「あ……ああ」
【日留川 凌央】
「そっか、ごめん」
【クロノ】
「ま、いいけど。で、俺の声も耳に入らないほど何に熱中してたの?」
【日留川 凌央】
「別に熱中してたわけじゃない。ちょっと頭抱えてただけ」
ため息を吐いて、チラリと視線をモニタへ送る。
覗いてみると、誰かと英語でチャットしていたらしい。
会話の内容はよく理解できないけど、相手の名前くらいは読める。
【クロノ】
「チャンドラって、誰?」
【日留川 凌央】
「インドのプログラマ」
【クロノ】
「インド? そんなところに知り合いなんていたんだ」
【日留川 凌央】
「知り合いと呼ぶには齟齬がある。……会ったことのない奴だから」
【日留川 凌央】
「昔、俺が開発したソフトのアルゴリズムを利用して、新たなシステムを一緒に作ろうってメールしてきたんだ」
【日留川 凌央】
「まあ悪い話じゃないし、いいよって返事してそこからやり取りしてるだけの仲」
【クロノ】
「ようは仕事の話してるってことでしょ?」
【クロノ】
「なのになんで頭抱えてるわけ」
そう聞くと、凌央はウンザリするような顔をして、机の上に置いてあった封筒を持ち上げた。
【日留川 凌央】
「いきなり航空券送って来たんだよ」
【クロノ】
「航空券って、インド行き?」
【日留川 凌央】
「そう。最初の開発はインドで一緒にやろうって言い出してきたんだ」
【日留川 凌央】
「俺引きこもりだし、無理だって断ってんのに」
【日留川 凌央】
「共同開発って後々から、開発者の意見とかが割れて失敗する事多いから」
【日留川 凌央】
「そうならないように顔と顔を突き合わせてその場で意見交換しながらやったほうがいいって」
説明をしてる間も、チャットの画面にはチャンドラの発言が続く。
うんざりって目の前の顔から察するに、何度も勧誘してきてるんだろう。
【クロノ】
「誰かよく知らない相手と何かやるより、直接会ってやった方が俺もいいと思うけど」
【日留川 凌央】
「は? あんた、俺にインド行けって言うの?」
【クロノ】
「前に旅行でも行こうって言ったとき、こっそり世界遺産とか検索してたの知ってる」
【日留川 凌央】
「へ!? なんでそれ……」
ちょっとびっくりして、顔を赤くさせる反応がかわいくて。
思わず後ろから抱きしめた。
【クロノ】
「凌央が寝てる隙に、履歴とかブックマークをちょっとね」
【クロノ】
「パソコンの使い方を教えてくれた、凌央先生のお陰でそういうの見れるようになったから」
【日留川 凌央】
「っ」
息を詰めて俯いた凌央は、首筋まで赤く染めていた。
【クロノ】
「だって凌央、素直じゃないだろ」
【クロノ】
「強引にしないと本音が見えないことあるから」
【日留川 凌央】
「あれは、別に……隠そうとか思ってたわけじゃないからな」
【日留川 凌央】
「きょ、興味はあるけど、その、引きこもりの俺にいきなり海外とかハードル高いから……」
【日留川 凌央】
「まずは日帰り旅行とかから始めて……いずれ行けたら……とか」
【クロノ】
「俺との旅行プラン、真面目に考えてくれてたんだ?」
【日留川 凌央】
「あ……ああ」
恥ずかしそうにちょっと下を向いて頷く。
その仕草に心をくすぐられ、俺は凌央の顔をこちらへ向かせて唇を食んだ。
【日留川 凌央】
「ん!?」
強く吸い付いて、さらに歯を当てて噛むと一瞬眉をしかめて、でも嬉しさを隠せない表情を見せる。
そんな凌央をもっと味わいたくて、舌を入れて激しくその口の中をかき乱す。
目一杯甘いキスに満足していると、凌央が濡れたまつ毛を揺らして睨んで来る。
【日留川 凌央】
「は……っ、いきなり、何してんだよ……」
【クロノ】
「だって、嬉しくて」
【日留川 凌央】
「俺と旅行行くのが、そんな楽しみなのか?」
【クロノ】
「もちろん。だからさ、そのインド行き俺も付いてく」
にこっと笑ってみせると、目の前の顔が鳩が豆鉄砲を食ったような表情になる。
【日留川 凌央】
「なんでそうなるんだよ? 俺はインドなんて遠いとこ、行かないって」
【クロノ】
「いいから、そのチャンドラに俺の分の航空券も送ってもらいなよ」
【日留川 凌央】
「おい、勝手に話進めるなよ」
【クロノ】
「……俺と海外に行くの嫌なの?」
【日留川 凌央】
「っ……」
声を詰まらせたその顔を見ると、やっぱり素直じゃないなと愛しくなってしまう。
【クロノ】
「決まり」
【クロノ】
「凌央が仕事するの賛成だし、相手がどんな人間か分かった上でやった方がいいと思うし」
【クロノ】
「その上、一緒に旅行できるならいいことだらけじゃん? 反対する理由ある?」
【日留川 凌央】
「……ないよ」
【クロノ】
「なら、もう1人分のチケットの手配を依頼すればそれで解決だろ」
