[本編] 国重 昴正 編
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◆変化か進化か◆
「あ、ぐっ……はぁっ、……」
この店のママが綺麗好きで助かった、なんて頭の隅でボンヤリ思う
(クロノ……、トイレで、ナマで突っ込む奴があるか…っ)
心の中で毒づいても、両足の間と胸の先に同時に触れられてしまえば身体はなにより正直で
ビリリッと背筋が震えて仰け反った
「……ッ」
自分の喘ぎ声なんて、気色悪いだけでいまだに慣れない
唇を噛んで堪えるだけの理性は、ぎりぎり片隅に残っていた
こんなトコが、俺も感じるなんて今まで知らなかった
……何度も何度も捏ねまわされて、時間をかけて拓かれたんだ、クロノに
「……まだまだ枯れてないじゃない。昂正」
「胸の方も、前より感じるようになってるみたいだし」
(くそ、エロガキ…!)
反論はできない、その通りだ
俺はクロノの指で確かに感じてる
…それでも、考えを読まれたような恥ずかしさと情けなさで、顔を反らす
(つーか、夢ン中でタチ譲るって言ってなかったか?こいつ……)
いつか俺が突っ込んであんあん言わせてやるって、今でも思ってんのに
結局その機会はまだ訪れていない
……訪れる気配も、今のところ感じられないが
(ったく、俺も、甘いな)
最奥に打ちつけられる腰の動きが速まって、この行為の終わりが近づいてくる
背中から抱え込まれ、クロノの体温を身体の中にまで感じながら
どうしようもない愛しさで、心は満たされていった
